KDDIの店舗に「オフラインIC本人確認プラン」を提供
~常時安定した受付業務と、ICチップによる偽造書類対策を実現~
ELEMENTSグループの株式会社Liquid(本社:東京都中央区、代表取締役:長谷川 敬起、以下「Liquid」)は、この度、KDDI株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:松田 浩路、以下「KDDI」)に、マイナンバーカードや運転免許証などのICチップ読取による本人確認をオフラインで実施できるプランを提供します。本プランは、au/UQ mobileを取り扱う店舗に導入され、今後、全国の全店舗への展開も見込まれています。KDDIが対面で提供する携帯電話サービスの契約において、ICチップを店頭の端末で読み取り、本人確認するものです。オンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」のプランで、同プランの導入は業界初となります。ICチップ読取により、書面確認と比べ偽造書類対策や店頭スタッフの負担軽減が図られるほか、オフライン動作により受付業務の安定運用にも寄与します。

背景
近年、偽造された本人確認書類を用いて携帯電話やスマートフォンのSIMカードを再発行するなどの不正が問題視されています。これを受け、犯罪対策閣僚会議による「国民を詐欺から守るための総合対策」において、携帯契約時の対面本人確認でICチップ情報の読み取りを義務付ける方針※1が発表されました。これに対応するアプリをデジタル庁が提供しています。このアプリは、氏名や顔写真などの個人情報を保存しない設計のため、Liquidでは、ICチップから取得した本人確認情報を事業者のシステムに連携できるプラン※2を提供しています。
※1 犯罪対策閣僚会議「国民を詐欺から守るための総合対策」(2024年6月18日)
※2 Liquidプレスリリース「店頭窓口向け、IC読取による本人確認をオフラインでできるサービスを開始」(2024年9月30日)
導入について
KDDIでは、オンラインでの携帯電話サービスの契約においてLIQUID eKYCをすでに導入し、実運用における信頼性が評価されています。今回、その技術を対面契約にも展開し、本人確認の精度と運用の安定性を両立する手段として、本プランの導入を決定しました。
本プランでは、マイナンバーカードや運転免許証のICチップに格納された情報を店頭端末にて読み取り、本人確認を実施します。従来の目視での書面確認と比べ、なりすましリスクの軽減と確認業務の迅速化が可能となります。また、オフラインで動作するため、通信環境に依存せず、店頭においても受付業務を常時安定して運用でき、中断リスクを最小限に抑えます。
※3 携帯電話不正利用防止法(携帯法)施行規則3条1項ニに準拠した方式

<ポイント>
・ICチップを活用した偽造書類対策
本人確認書類の偽造によるなりすまし不正を防止
・確認負担の軽減による店頭業務の迅速化
本人確認作業の自動化により、受付時間を短縮
・オフラインによる高いセキュリティ性と安定運用
店頭で常時安定した本人確認を実現。また、ユーザー情報は外部を経由しないため、情報漏えいリスクも削減。
■eKYC市場シェア6年連続No.1※4である「LIQUID eKYC」について
ネット上での契約やアカウント登録、口座開設時などに必要な身元確認をオンライン完結で行うサービスです。運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類の撮影、もしくはICチップの読み取りを行い、自撮りの顔写真との照合を行う方式や、公的個人認証(JPKI / スマホJPKI) を活用した方式を提供しています。学割などの年齢確認にも対応可能です。独自のAI技術、生体認証技術、OCR技術などにより、撮影開始から完了までの離脱率の低さを実現し、ELEMENTSグループ合計で累計本人確認件数は約1.3億件、累計契約数は約600社となっています。
Webサイト:https://liquidinc.asia/liquid-ekyc/
(公的個人認証に関するページ: https://liquidinc.asia/jpki/)
※4 ITR「ITR Market View:アイデンティティ・アクセス管理/個人認証型セキュリティ市場2025」eKYC市場:ベンダー別売上金額シェア(2019年度~2024年度予測)
■株式会社Liquidについて
Liquidは、生体認証を活用し、認証を空気化することで、世界約80億人全ての人があるがままの状態であらゆるサービスを簡単・安全に使える、なめらかな社会の実現を目指しています。また、金融の取引時確認(犯罪収益移転防止法)、携帯電話契約(携帯電話不正利用防止法)、中古品買取(古物営業法)、不動産取引、CtoC取引などにおける本人確認のオンライン化の流れに合わせ、業界や導入事業者をまたがって横断的に不正検知を行う仕組みを提供し、利便性とセキュリティの両面を追求して参ります。
所在地:東京都中央区日本橋本町3-8-3 日本橋ライフサイエンスビルディング3 5階
代表者:代表取締役 長谷川 敬起
設立:2018年12月
事業内容:生体情報、生体行動に特化した画像解析・ビッグデータ解析(LIQUID eKYC、LIQUID Auth等)
Webサイト: https://liquidinc.asia
サービスサイト:
身元確認サービス「LIQUID eKYC」https://liquidinc.asia/liquid-ekyc/
当人認証サービス「LIQUID Auth」https://liquidinc.asia/liquid-auth/
デジタルIDウォレット「PASS」 https://liquidinc.asia/smartcity/
外国人向けデジタルIDウォレット「GPASS」https://liquidinc.asia/gpass/
■株式会社ELEMENTSについて
所在地:東京都中央区日本橋本町3-8-3 日本橋ライフサイエンスビルディング3 5階
代表者:代表取締役会長 久田 康弘
代表取締役社長 長谷川 敬起
証券コード:東証グロース市場 5246
設立:2013年12月
事業内容:生体認証・画像解析・機械学習技術を活用した個人認証ソリューション、衣食住における個人最適 化ソリューション、個人情報を管理するクラウドサービスの開発・提供
Webサイト: https://elementsinc.jp/
※本プレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。
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