持続可能性を追求する製品！SDGsへの関心の高まりを受け開発、PP（ポリプロピレン）素材向けの環境配慮型プライマー「VITA PANUCO PP EA-NVP81-」

環境負荷の軽減が求められる中、武蔵塗料は植物由来原料を使用したPP向けプライマー「VITA PANUCO PP（ヴィータパナコ PP）」を開発。持続可能な未来への貢献を目指しています。

武蔵塗料株式会社

2024年4月9日 16時00分

【東京都豊島区、4月】- 武蔵塗料株式会社（本社：東京都豊島区、代表取締役社長：福井裕美子）は、世の中の環境問題への意識の高まりに注目し、環境負荷を軽減する目的で、植物由来の原材料を使用したPP（ポリプロピレン）素材向けのプライマーを開発しました。

武蔵塗料 (musashipaint.com)

植物由来原料を使用したPP向けプライマーの開発について

■環境問題への社会的意識の高まりが強まる

近年、プラスチック製品に対する否定的な見方や環境への悪影響、資源の枯渇への懸念が広まり、社会的な関心が高まっています。

そのため、製品に使われる素材やコーティング材の環境への影響がますます注目されてきています。特にPP素材は加工性、化学的強度に良好な特徴があり様々な分野で使用されていましたが、精製にかかるエネルギーが少ない事から、現在はエネルギーとCO₂の観点から改めて注目され出した素材です。また、樹脂分の大半を鉱石へ置き換えた環境配慮型PP素材も世の中に展開され始め、環境配慮型素材として注目されています。

■プライマーとは？

素材と上塗りのバインダーとなるプライマーは、各種素材に対してコーティング層の密着性の付与や腐食防止、素材表面を滑らかに整えたりと、製品のコーティングにはかかせない塗料です。特にPP素材は化学的強度が高く難密着性の素材であるため、通常ならコーティングが出来ませんが、プライマーを使用する事でコーティングによる加飾が可能となり、色と機能を付与することが出来ます。

■植物由来原料を使用したPP向けプライマーの特性

VITA PANUCO PP EA-NVP81-は塗膜成分の内25％以上が植物成分になります。また、BTX（ベンゼン、トルエン、キシレン）フリー対応の設計になります。

このプライマーを使用することで、環境への負荷を軽減し、人体への健康リスクを低減するとともに、素材と上塗りに対して優れた密着性を発揮することで、製品の品質向上や持続可能性への貢献が見込まれます。

また、武蔵塗料のプラスチック用2液型アクリルウレタン塗料と併用することで、耐薬品性・耐光性に優れ、幅広いカラーバリエーションや高外観を付与する事が可能です。

武蔵塗料は、バイオペイントをはじめとする環境対応製品に力を入れ、持続可能な未来の実現への貢献を目指しています。これからも環境に配慮した製品開発に取り組み、お客様のニーズに応えることで社会に価値を提供していきます。

上記製品についての問い合わせは、お問合せフォームまたは、以下までご連絡をお願いいたします。

【フォーム】

お問い合わせ・資料請求 | 武蔵塗料HPより (musashipaint.com)

【お問い合わせ先】

武蔵塗料株式会社〈お客様窓口：マーケティングチーム〉

電話番号：03-3985-8118（本社代表）

メールアドレス：customer.inquiries@musashipaint.com

※「バイオペイント（ヴィータパナコPP）」とお伝えください。

【2024.4.10 追加】

3月～4月にかけて発表した"バイオペイントの新開発製品ラインナップ"の記事を追加しました。

※①～⑦のタイトルより記事へ飛べます、ぜひご覧ください。

①触れて感じる滑らかな弾力性『ヴィータラバサン EA-NVR64-』

② 蒸着アンダー向け紫外線硬化型塗料

③ PET・PBT素材への適用が可能

④ 紫外線硬化型塗料『ヴィータウルトラバイン EA-NUV80-』

⑤ 幅広い素材に適用し、豊富なカラーバリエーションで発色が可能『ヴィータウレックス EA-NVB62-』

⑥ ナイロン・金属素材向けプライマー『ヴィータパナコ EA-NVA86-』

⑦ PP素材向けプライマー『ヴィータパナコ PP EA-NVP81-』

武蔵塗料株式会社

『Corporate Purpose：色と機能で世界を豊かにする』塗料メーカーです。
私たちは、自動車内装部品、情報通信機器・光学機器・生活家電といった電気製品など様々な分野で使用される塗料を開発しており、耐候性・耐薬品性・耐指紋性といった多種多様な機能・性能をカタチにする実現力とお客様の求める色調を表現する調色技術力により、用途に合わせたオンリーワンの塗料とプロダクトへの付加価値を提供いたします。