共創開拓プロジェクト「医療4.0プラットフォーム構想」第一弾 『医療法人おひさま会』との実証実験を実施
第1フェーズとして個別業務の自動化に成功、臨床現場における安定活用を目指す
RPAソリューションや生成系AIを起点として、日本全国の地域や業界において拍車がかかる人手不足と、デジタル格差による現場生産性の問題解決を支援・実現してきたオープングループ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:高橋 知道、以下「当社」)は、2024年9月11日(水)にリリースした「共創開拓プロジェクト」第一弾となる医療業界における取り組み「医療4.0プラットフォーム構想」※において、プライマリーケア時代におけるミドルバックオペレーションの完全自動化とシェアードサービスのインフラ構築を掲げていることを発表いたしました。
この構想に関して当社グループ子会社・ホスピタリティパートナーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:長谷川 修司、以下「ホスピタリティパートナーズ」)」と事業連携している医療法人おひさま会(所在地:兵庫県神戸市、理事長:山口 高秀、以下「おひさま会」)にて実証実験の第1フェーズを完了したことをお知らせいたします。
※報道発表資料(2024年9月11日):https://open-group.co.jp/info/2024/09/co-creation-development/
■実証実験(第1フェーズ)概要
・実施期間 :2024年9月~12月(3ヶ月)
・実施場所 :医療法人おひさま会
・対象者 :おひさま会における内部医療関係者間でのテスト検証
・検証項目 :①臨床現場や院内オペレーションでの定型業務の自動化
②臨床現場のスタッフと連動しながらのリモートを含む様々な診療場面での業務支援
③RPAを用いた時系列データとAI(LLM)との連携による業務の自動化
・使用ツール:RPA(BizRobo!)、AI(LLM)、時系列データ管理ツール
■実証実験(第1フェーズ)結果
検証項目①~③に関して、BizRobo!とAI(LLM)との連動により、診療所業務の多くを自動化できることを確認できました。これにより臨床現場のスタッフは、情報管理にかかる工数を大幅に削減し、患者に対面する業務に集中する環境を構築できることを確認しました。
またAI(LLM)アプリケーションを活用することにより、診療過程で得た情報を内容や文脈に応じて分析し、電子カルテや医療スタッフ専用のコミュニケーションツールなど、現場業務に直接影響するシステムへRPAを用いることで自動連係を自由に設計できることが、医療提供に関するDX推進に大きく寄与するものと考えます。
■今後に関して
第1フェーズの結果をもとに、引き続き第2フェーズとして臨床現場および院内オペレーションにおいて①~③含むあらゆる業務の自動連携が可能か、現場活用するうえで不具合等が生じないかなど、実際の患者対応における活用をスムーズに実現するための実証実験を3ヶ月目途で継続いたします。
これにより外来、往診、電話、リモート診療など多様な診療形態が常時発生するプライマリーケア分野において、従来とは格段に多くの情報を処理することを可能にし、高い品質と高い効率性を両立させた患者対応を実現するための医療DXサービスの確立、および全国各地の医療機関への横展開を目指して検証を続けてまいります。
■共創開拓プロジェクトとは
当社がこれまで25年培ってきたRPAソリューションの現場展開ノウハウと、生成系AIやIoTなどの新たなテクノロジーを融合することで日本のDXを全く新たなフェーズへと展開させるべく、「共創開拓担当」のポジションを新設し、活動を開始いたしました。本プロジェクトでは、あらゆる社会課題を直接解決し、未来を切り拓き創造する“新日本のトリガー”として、社会実装しなおされる新しい時代の『ビジネスモデル創出』の在り方の構築にチャレンジしております。
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■共創開拓プロジェクト第一弾「医療4.0プラットフォーム構想」とは
当社では、一般社団法人メディカルRPA協会を発足し、医療事務業務を中心とした自動や医療経営改善の成功体験を、ワンストップで全国の医療関係者様と共有してまいりました。第8次医療計画に基づく病床数の最適化や2024年のトリプル診療報酬改定、保険証廃止など、2030年に向けた医療DXが本格的に推進されている中、これまでの知見をもとにRPA、生成系AI、IoTといった新たなテクノロジーを掛け合わせることでフロント業務や伴走医療に特化できるよう、ミドルバックオペレーションの完全自動化とシェアードサービスのインフラの実現を目指すべく、医療業界そのものがパラダイムシフトに移行しうる『医療4.0プラットフォーム構想』を掲げ、これを「共創開拓プロジェクト」の第一弾の取り組みとし、始動しております。このたびの実証実験の他、順次取り組みを発表してまいります。
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■オープングループ株式会社(https://open-group.co.jp/)
オープングループは、「ヒトの進化を共創する」をミッションとして企業理念の軸に置き、新規事業創造を通じた豊かな社会の実現に向けて取り組んでいます。少子高齢化、労働生産人口の急激な減少をはじめとする社会課題の解決を目指し、その先にある「ヒトの楽しむ力が躍動する未来」の実現を目指して事業を展開しています。「ロボットアウトソーシング事業」「ロボットトランスフォーメーション事業」を主力事業とし、そのほか新規事業支援・創出も含め多業界において取り組みを進めています。
・本社所在地:東京都港区西新橋3-3-1 KDX西新橋ビル 3階
・設立 :2000年4月
・代表者 :代表取締役 高橋 知道
・資本金 :5,914百万円(2024年2月末現在)
・事業内容 :スマートロボット(RPA、AI)を活用した新規事業創造を目的とした純粋持株会社
■ホスピタリティパートナーズ株式会社(https://hospitalitypartners.jp/)
・本社所在地:東京都港区西新橋3-3-1 KDX西新橋ビル 3階
・設立 :2024年3月1日
・代表者 :代表取締役 ⾧谷川 修司
・資本金 :5,000万円
・事業内容 :在宅医療に関して発生する情報の管理受託業務、医療事務に関する各種書類の
作成医療関連事業の営業、調査、マーケティングの支援医療関連事業の経営支援、
医療関連人材の派遣、採用支援、評価、教育、研修コンピューターによる医療事務に
関連する計算業務の代行情報ネットワーク及びシステムの構築、運用、
ソフトウェア制作
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