特許専用AI自動翻訳モデルの発売を開始
外国特許出願時の翻訳工数を大幅に削減し、生産性向上を実現
外国特許の出願においては、特許明細書、クレーム、優先権証明書など、さまざまな文書の作成・提出が出願先の国ごとに求められます。また、それらの文書は独特の書式や表現、ルールがあり、高度に専門的な翻訳スキルが求められます。そのため、ビジネスで広く利用される汎用型のAI翻訳では、人手によるポスト・エディットの工数が高く、特許翻訳の実務導入へのハードルがありました。
このたび発売する特許専用AI翻訳モデルは、NTTドコモの子会社であるみらい翻訳がNTTの特許コーパス3億文(*2)を学習させて構築した特許専用翻訳モデルを、AI自動翻訳エンジンに搭載したものです。特許関連文書の翻訳結果について複数の他社機械翻訳と比較を行い、最も精度が高いという評価を獲得しました。
■翻訳サンプル(英語→日本語)
ポイント:接続詞的に用いられるセミコロンを正しく訳出
■特許専用AI翻訳モデルの開発を主導した みらい翻訳 CEO兼CTO 鳥居大祐 コメント
このたび、実務導入可能な精度の特許専用AI自動翻訳モデルの開発に成功できたことを大変嬉しく思います。この特許専用AI自動翻訳モデルにより、特許翻訳に掛かる工数やコストの削減を実現し、企業の知財戦略に貢献したいと考えております。
みらい翻訳では今後も、汎用型AI自動翻訳モデルの更なる精度・機能向上と並行して、専門性の高い分野における特化型AI自動翻訳やカスタムAI自動翻訳の研究・開発を進めていく予定です。
■Mirai Translator🄬特許モデル サービス提供についての詳細
(*1) 製薬専用AI自動翻訳モデルについて
https://miraitranslate.com/news/423/
法務・財務専用AI自動翻訳モデルについて
https://miraitranslate.com/news/521/
※製薬専用AI自動翻訳モデルは、モデル共同開発プロジェクトの参加メンバー向け限定サービスであり、一般販売は行っておりません。
(*2)コーパスとは、自然言語処理の機械学習に用いられる、自然言語の文章の構造情報などを含むデータのこと。
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