仙台白百合女子大学×南三陸町観光協会 連携協定事業を開始
2022年10月21日に南三陸ポータルセンターにて連携・協力に関する締結式を実施
一般社団法人南三陸町観光協会は、学校法人白百合学園仙台白百合女子大学と2022年10月に連携協定を締結し、互いに有する資源や機能等の効果的な活用を図り、学生の資質向上に資すると共に、観光振興、文化学術振興及び経済の活性化に寄与することを目的と連携事業を開始いたします。
2022年10月21日(金)に、南三陸ポータルセンターにて、一般社団法人南三陸町観光協会会長である及川吉則と仙台白百合女子大学学長である矢口洋生氏により、連携事業に関する締結式を執り行いました。
連携事業の一例として、東日本大震災伝承施設「南三陸311メモリアル」の展示制作物の翻訳プロジェクトを予定しています。
宮城県南三陸町は、2011年3月11日に発生した東日本大震災で多くの尊い人命、財産を一瞬にして失い、甚大な被害を受けました。その時の経験を後世に共有するべく、東日本大震災伝承施設「南三陸311メモリアル」が2022年10月1日に開館となりました。本施設の運営は、観光客の誘客促進を中心に事業を行う一般社団法人南三陸町観光協会が担っています。
仙台白百合女子大学は、1996年に仙台白百合短期大学と併設される形で創立。2002年になると、短大はその役割を終えて大学に統合され、2013年には人間発達学科、心理福祉学科、健康栄養学科、グローバル・スタディーズ学科の現体制となりました。今回の翻訳プロジェクトは、グローバル・スタディーズ学科の学生を中心として実施予定です。
■仙台白百合女子大学 グローバル・スタディーズ学科 学生さんからのコメント
「沿岸部で被災した友人もおり、ずっと震災に関わることを何かできないかと考えていました。東日本大震災から時間が経ち、出来ることが少なくなる中、今回のプロジェクトの募集があり迷わず応募しました。自分の学んでいる分野で貢献できることがある事は嬉しく、出来る限り尽力していきます。」
■仙台白百合女子大学 人間学部学部長 大本 泉氏 コメント
仙台白百合女子大学では、国籍・言語を超え311の記憶と体験の伝承により学びあっていこうという311メモリアル設立の理念が、グローバル・スタディーズそのものであるということ、翻訳プロジェクトという活動が学生の学びにもつながるということ、そして郷土を愛し、郷土を創生していく未来の担い手である若い人たちの自覚・使命を涵養するためにもいい機会をいただいたと感謝申し上げています。本学学生の活動が、南三陸町の新生・観光に少しでも役立つことを願っております。仙台白百合女子大学では地域包括連携を一層展開していこうという取り組みがあり、学生にとっても有意義な活動であることから、矢口洋生学長をはじめ、グローバル・スタディーズ学科教員、地域貢献研究センター員と共に学生の活動を支援し、連携事業を推進していきたいと存じます。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
- 一般社団法人南三陸町観光協会について
一般社団法人南三陸町観光協会は、2009年に設立。南三陸町及びその周辺地域の有する文化的、社会的、経済的特性を活かし、観光客の誘致促進を図ると共に、観光地及び観光物産の紹介宣伝、 観光施設の整備促進、観光関係者の資質の向上を図り、もって地域の生活文化の向上及び産業経済の発展に寄与することを目的とし、その目的を達成するために事業を行っています。
<https://www.m-kankou.jp/>
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