千葉大発ベンチャーの千葉エコ・エネルギーが実施した「営農型太陽光発電インターンシッププログラム」が成功裏に終了

〜営農型太陽光発電の取り組みや次世代の農業のあり方を大学生4名に啓発〜

千葉大学発のベンチャー企業である千葉エコ・エネルギー株式会社(本社:千葉県千葉市、代表取締役:馬上丈司)およびスマート農業や営農型太陽光発電など持続可能な農業を実践する農業法人株式会社つなぐファーム(本社:千葉県千葉市、代表取締役:蘒𠩤領)は、2024年8月27日(火)〜9月13日(金)の内10日間、大学生4名を受け入れ、「営農型太陽光発電インターンシッププログラム」を実施しました。

【インターンシップ実施の背景】

本インターンシップは、SOLVE for SDGs倉阪プロジェクト(ソーラーシェアリングを活用した自立型脱炭素スマート農地の確立と展開)におけるプログラムの一環として実施しました。

倉阪プロジェクトの2024年度の到達点のひとつとして、「既設ソーラーシェアリング農地における学生による実習・インターンシップ」を掲げています。

これは倉阪プロジェクトが2030年度に目指すべき姿として

  1. 自動操縦農機をはじめとする最新型のスマート電動農機を,営農型太陽光発電によって動かす「脱炭素スマート農地」が全国に広がっていること

  2. 若手の新規就農者の参入によって農業従事者が増加するとともに,従事者の平均年齢の引き下げも図られていること

などを掲げており,脱炭素スマート農地の確立と展開には、若手の新規就農者の育成が必需と考えていることに起因します。

【実施した主なプログラムの内容】

「企業概要と最新の営農型太陽光発電の動向についての説明」、「営農型太陽光発電設備の現地視察」

2013年より営農型太陽光発電に取り組み、国内外で450件以上のコンサルティング実績を持つ当社の代表馬上による営農型太陽光発電の最新動向を解説。

今回、「自ら起業をし、経営幹部として農業に関わるイメージを持ちたい」という学生のニーズがあり、千葉大学発ベンチャー企業である弊社の設立経緯や今までの取り組み、これからのビジョンなども説明。

また、弊社基幹圃場である千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機(千葉市緑区大木戸町)および水稲の営農型太陽光発電設備(千葉市若葉区下田町)を実際に見ていただき、肌感覚で取り組みを理解してもらえるように努めました。

「農業現場体験、農薬散布ロボットなどのスマート農機や農業用ドローンの説明」、「農業関連についての法律、スマート農業についての説明」

営農型太陽光発電の設備下で実際に農作業をしながら、スマート農機を使用した農薬散布および農業用ドローンによるデモンストレーションを実施しました。

参加した学生から「太陽光パネルのおかげで日陰で作業ができるというのは今まであまり言及されていなかったが、営農型太陽光発電の大きなアピールポイントとなると感じた。」という声もいただきました。


「自己理解ワーク(Will Can Needのワーク)」、「農業のコンセプチュアルワーク(農業とはそもそも何かを考え直す)」

自分は何が好きなのか、どうなりたいのかなど将来の人生設計を考えたり、客観的に自分を分析して得意なことや苦手なことを分析し、自己理解を深めるワークを実施。

また、農業法人に就職することをイメージし,どのような働き方をしたいのかを言語化。農業はそもそも何をすることなのかなど抽象的に物事を考え、ビジョンを描けるようにコンセプチュアルワークなども実践しました。

【参加した学生の感想】

「今回のインターンでは会社の取り組みについて知るだけでなく、農業というそもそもの概念や課題、また自分のことについて考える時間があったのが、これからのビジョンを想像する上でとても良い機会となりました。また、インターンシップに参加していた学生とも一緒に活動ができて多くの刺激をいただきました。」(参加学生Aさん)

「この度のインターンシップでは、貴社の皆様のお話を聞くこと実際の農業における「経営者・管理者・作業者」それぞれの視点を知ることができ、将来を考える上で大きな学びとなりました。今回の経験はこれからの人生において重要な財産となると思っています。」(参加学生Bさん)

【当社代表のコメント】

・馬上丈司(千葉エコ・エネルギー株式会社代表取締役)

私たちが取り組むJST SOLVE for SDGsのプロジェクトでは、長期的な脱炭素社会の実現と持続可能な農業の確立を目指しています。その中で、現役世代である私たちから社会の将来を担う世代に対して、しっかりとバトンを引き渡していく必要があります。このインターンプログラムを通じた体験によって、若者達がより良い将来への道を歩めるように引き続き取り組んでいきます

・蘒𠩤領(株式会社つなぐファーム代表取締役)

若い人が農業に関心を持ってくれるというのは純粋に嬉しいです。接点を持つ機会をいただいたプロジェクトや参加してくれた学生、教育機関の皆様に御礼申し上げます。将来、農業に携わる皆様のために、変化する社会や環境に対応する農業を目指し、微力を尽くします。社会人になった皆様と再び出会えることを楽しみにしています。

【最後に】

今後も当社では、千葉大学発ベンチャー企業として学生や次世代の人材育成に貢献し、営農型太陽光発電および次世代の農業・エネルギーのあり方について、啓発活動を続けてまいります。



■千葉エコ・エネルギー株式会社について

千葉エコ・エネルギー株式会社は、千葉大学発の環境・エネルギー系企業です。弊社の営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)に関する取り組みは、農林水産省の優良事例としても取り上げられ紹介されており、G20などの国際会議でも発信されております。海外からの視察受け入れだけでなく、シンポジウム国際的な学術フォーラムへの登壇なども行っており、世界的に信頼される営農型太陽光発電のスペシャリストとしての地位を確立しています。

会社名  : 千葉エコ・エネルギー株式会社

代表者  : 代表取締役 馬上 丈司

所在地  : 〒263-0022 千葉県千葉市稲毛区弥生町2-15 西千葉浪花ビル3F

設立   : 2012年10月

URL   : https://www.chiba-eco.co.jp/ 

■つなぐファームについて

千葉大学発ベンチャー企業「千葉エコ・エネルギー株式会社」からスピンオフする形で創業。千葉市を中心に活動し農業生産を通じて、現代社会やこれからの社会における農村地域の在り方を試行錯誤しています。メンバーは子育て世代が中心であり、自分たちの子供たちに安定して食糧やエネルギーを供給する仕組みを実現し、次の世代に“農地・ひと・地域をつなぐ”ことが目的です。

会社名: 株式会社つなぐファーム

代表者: 代表取締役 蘒𠩤 領

所在地: 〒263-0022 千葉県千葉市稲毛区弥生町2-15 西千葉浪花ビル3F

設立: 2018年2月

URL: https://www.tsunagufarm.com/ 

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会社概要

URL
https://www.chiba-eco.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
千葉県千葉市稲毛区弥生町2-15 西千葉浪花ビル3F
電話番号
043-301-6998
代表者名
馬上丈司
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2012年10月