アートとビジネスが交錯する芸術文化の拠点 東京都中央区京橋に「TODA BUILDING」が竣工、2024 年11 月2 日(土)開業
- ミュージアム、ホール&カンファレンス、ギャラリーコンプレックス、創作・交流ラウンジ、ギャラリー&カフェを併設 -
戸田建設株式会社(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介 以下、当社)は、東京都中央区京橋一丁目で建設を進めていた超高層複合ビル「TODA BUILDING」が、2024 年9 月30 日(月)に竣工したことをお知らせいたします。これにより2016 年から開発を進めていた「京橋一丁目東地区計画」が完了し、同施設を2024 年11 月2 日(土)に開業いたします。
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戸田建設により建替え工事中であった東京都中央区京橋の本社ビル「TODA BUILDING」が2024 年9月30 日(月)に竣工し、開業日を2024 年11 月2 日(土)に決定しました。
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隣接街区と共同して「芸術・文化拠点の形成」と「地域の防災力強化」をテーマとした超高層複合用途ビルを建設する大規模開発プロジェクトです。
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京橋発の芸術・文化拠点として、建物低層部には芸術文化エリアを設け、オフィス利用者だけでなく、街ゆく人が1-2F のパブリックアートを自由に鑑賞できます。また、1F にはアート作品に囲まれた空間の中でパンやコーヒーを楽しめるスペース「Gallery & Bakery Tokyo 8分(ギャラリーアンドベーカリートウキョウ ハップン)」が、6F にはアニメ、マンガ、音楽といったポップカルチャーや現代アート、デザインなど多彩な領域のクリエイションとの出会いが広がるミュージアム「CREATIVE MUSEUM TOKYO」が誕生。3F には現代アートを代表するギャラリーコンプレックスもオープンします。
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アート鑑賞や憩いの場としても利用できる1F の広場を抜けると、大きな吹き抜け空間とパブリックアートが特長のエントランスロビーへとスムーズにつながります。また、隣接のアーティゾン美術館とは、歩行者専用通路など屋外空間が共有され、誰もが気軽にさまざまな芸術文化を体験できる場を創出します。
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戸田建設が入居するオフィスフロアには、戸田建設グループのミュージアム「TODA CREATIVE LAB“TODAtte?(トダッテ)”」を創設します。執務空間には、スマートオフィスアプリの導入やバーチャルオフィス環境の構築により、さまざまな働き方を可能にする次世代オフィス環境を実現します。
1. 開発の背景とコンセプト
このたび竣工した「TODA BUILDING」は、「京橋一丁目東地区計画」の当社街区における開発プロジェクトです。京橋の地で120 年以上社業を営む当社が、本社建替えを機に、隣接街区(事業者:株式会社永坂産業、公益財団法人石橋財団)と共同して都市再生特別地区制度(以下、特区)を活用し、特区テーマを「まちに開かれた、芸術・文化拠点の形成」と「街区再編、防災力強化、環境負荷低減」として、それぞれが超高層複合用途ビルを建設する大規模開発です。
当ビルは「人と街をつなぐ」をコンセプトに、江戸期よりものづくりの文化が育まれ、今も「骨董通り」をはじめ多くの芸術資産が息づく京橋の地に、アートとビジネスが交錯する場所を創出します。オフィスの枠を超え、芸術文化の拠点として、ミュージアム、ホール&カンファレンス、ギャラリーコンプレックス、創作・交流ラウンジ、ギャラリー&カフェを設け、京橋の賑わいと文化的価値醸成に貢献
します。
「芸術文化の拠点形成」
「TODA BUILDING」は、地下3 階地上28 階建ての超高層複合用途ビルです。8~27 階をオフィスフロア、1~6 階を芸術文化施設と商業施設で構成し、ビル共用部でのオフィスワーカーと芸術文化エリア利用者の交流を意図した計画となっています。また、にぎわいの骨格軸である中央通り側に広場を設けることで街に開かれたビルとし、アートへのアクセス性を高め、アートとビジネスの融合を生み、ビルユーザーへの「アート&ウェルネス」の提供を図ります。
「地域の防災力強化」
TODA BUILDING の建築面の特徴として、コアウォール免震構造を採用することで国内トップレベルの耐震性能を実現するとともに、中央通り側の広場の免震性を高め、災害時の帰宅困難者の一時滞在場所としての地域の防災対応力の強化を図っています。
また、事業継続性(BCP)、地域継続性(DCP)の取り組みとして、コジェネレーションシステムによる非常時の電力供給のほか、防災備蓄倉庫等を整備。主要設備は7 階に配置し、万一の浸水リスクに備えます。
2. ”新たな芸術・文化の拠点”を創出する建物低層部 芸術文化エリア
芸術文化エリアを担う6F にはアニメ、マンガ、音楽といったポップカルチャーや現代アート、デザインなど多彩な領域のクリエイションとの出会いが広がるミュージアム「CREATIVE MUSEUM TOKYO」が誕生。1F にはアート空間でパンやコーヒーを楽しめるギャラリー&カフェ「Gallery& Bakery Tokyo 8分」がオープンします。また、当社のアート事業「ART POWER KYOBASHI」のプログラムのひとつとしてビル共用部で展開するパブリックアートプログラムの名称とロゴが決定しました。
(1)CREATIVE MUSEUM TOKYO
6F のCREATIVE MUSEUM TOKYO(略称:CMT)は、「作品」や「表現者」、さらにはそこに至る「プロセス」を大空間で体感できるミュージアムです。大空間の展示室ではアニメ、マンガ、音楽等のポップカルチャーや現代アート、デザインなどの展覧会を年間約4 本開催します。ミュージアムショップと中央通りを望むテラスに隣接したミュージアムカフェでは、展覧会毎にオリジナルグッズや、オリジナルメニューを提供します。
■ CREATIVE MUSEUM TOKYO
・開館時間:10:00~20:00(入場は19:30 まで)
※展覧会により変更になる場合がございます。 ※入場には別途チケットが必要です。
▼公式サイト:https://www.creative-museum.tokyo/
■CREATIVE MUSEUM TOKYO CAFE
・営業時間11:00~22:00(ラストオーダー21:00)
※展覧会により変更になる場合がございます。
(2) Gallery & Bakery Tokyo 8分
1F のGallery & Bakery Tokyo 8分は、「THE CITY BAKERY」と「ArtSticker」が運営するパンやコーヒーを買うことの延長線上にアートの鑑賞をお楽しみいただけるスペースです。アートのために設計されたミュージアムを思わせる贅沢な空間にて、これからが楽しみなアーティストにスポットライトを当てます。展覧会で展示される作品も購入が可能※です。
※柿落とし展である友沢こたお 「Fragment」はArtSticker 限定でエントリー販売。詳細は追って、展覧会ページとArtSticker 公式Instagram(@artsticker_app)にてお知らせします。
▼展覧会の詳細はこちら:https://artsticker.app/events/40559
(3)3F ギャラリーコンプレックス
3F のギャラリーコンプレックスには、現代アートを代表する「タカ・イシイギャラリー」「小山登美夫ギャラリー」「KOSAKU KANECHIKA」「Yutaka Kikutake Gallery」のギャラリー4 つが集結し、東京駅前エリアが現代アートの発信拠点へと変貌します。国内外の最先端のアートがオフィスビル内で鑑賞できるのも「TODA BUILDING」の魅力です。
<ギャラリー概要>
■タカ・イシイギャラリー 京橋
1994 年の開廊以降、基本的な重点を写真(グラフィック)に置きながら国内外の作家の展覧会企画や書籍の出版を行っています。
・営業時間:11:00~19:00 (定休日:日/月/祝)
■小山登美夫ギャラリー 京橋
1996 年開廊。六本木、天王洲、京橋の3 箇所に拠点をもち、日本のアーティストとともに、世界中の様々なアーティストの作品を展示。世代を超え、巨匠から新たな才能まで幅広く紹介しています。
・営業時間:11:00~19:00 (定休日:日/月/祝)
■KOSAKU KANECHIKA
2017 年3 月に天王洲のTERRADA Art Complex にオープンした日本国内の現代アートを再定義する新世代に属するギャラリー。既存の枠にとらわれない新しい表現に取り組む国内外の作家を紹介しています。
・営業時間:11:00~19:00 (定休日:日/月/祝)
■Yutaka Kikutake Gallery
2015 年の開廊以降、多様な展覧会の開催とともにワークショップや出版プロジェクトを実施し、アートと社会との接続を豊かにする試みを続けています。
・営業時間:11:00~19:00 (定休日:日/月/祝)
(4)1F・2F 共用部 パブリックアートプログラム「APK PUBLIC」
当社のアート事業「ART POWER KYOBASHI」の一環として取り組むパブリックアートプログラムは、プログラム名称を「APK PUBLIC」とし、新進アーティストやキュレーターが都市の風景を担う大規模な作品発表の場として、ビル1・2F 共用空間を活用した更新性のあるパブリックアートを展開するプログラムです。
第1 弾となるAPK PUBLIC Vol.1 は、国内外で活躍する飯田志保子氏をキュレーターに迎え「螺旋の可能性―無限のチャンスへ」をテーマに、小野澤峻氏、野田幸江氏、毛利悠子氏、持田敦子氏の4 名のアーティストによる作品を2024 年11 月2 日から2026 年3 月まで展示予定です。
<アーティスト・キュレータープロフィール>
アーティスト※50 音順(画像左から)
■小野澤 峻(おのざわ しゅん)
1996 年群馬県生まれ。ジャグリングパフォーマーの身体感覚を起点とした、上演型の彫刻作品を制作。東京藝術大学大学院の先端芸術表現専攻を修了後、「Media Ambition Tokyo」(2020、渋谷スクランブルスクエア/2021、森アーツセンターギャラリー)、国際芸術祭「あいち2022」などに出品。2021 年には「Forbes JAPAN30 UNDER 30」の一人に選出。
■野田幸江(のだ さちえ)
1978 年生まれ。画家として絵画制作の傍ら、家業である花屋「ハナノエン」で植物に携わるようになる。日常にある植物に触れ、風景についての創作を行っている。主に、自然の要素を配置する空間的な表現や、営みから生まれる植物作品、庭づくりなどを含めて、循環するモノの感触を探っている。近年の活動では、ライフワークに基づく植物の造形や絵画などの発表を各地で行っており、また、庭や場にアプローチする創作やパフォーマンスにも取り組む。ARTISTS' FAIR KYOTO 2021 Akatsuki ART AWARD 最優秀賞。近年の個展に「きれいな場所」(ミヅマアートギャラリー、2024)。
■毛利悠子(もうり ゆうこ)
構築へのアプローチではなく、環境などの諸条件によって変化してゆく「事象」に焦点を当てるインスタレーションや彫刻を制作。「On Physis」(アーティゾン美術館、2024–2025)、第60 回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館「Compose」(イタリア、2024)、カムデン・アーツ・センター(ロンドン、2018)、十和田市現代美術館(青森、2018-2019)での個展のほか、「第14 回光州ビエンナーレ」(2023)、「第23 回シドニー・ビエンナーレ」(2022)、「第34 回サンパウロ・ビエンナーレ」(2021)など国内外の展覧会に参加。2017 年、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。
■持田敦子(もちだ あつこ)
1989 年東京都生まれ。長野県在住。2018 年バウハウス大学ワイマール大学院、東京藝術大学大学院修了。2018 年から2019 年にかけて、平成30 年度公益財団法人ポーラ美術振興財団在外研修員としてドイツ、シンガポールにて研修。プライベートとパブリックの境界にゆらぎを与えるように、既存の空間や建物に、壁面や階段などの仮設性と異物感の強い要素を挿入し空間の意味や質を変容させることを得意とする。近年の活動に長野県飯田市にて家屋を解体するプロセスを作品化するプロジェクト「解体」(2021-2023)など。
キュレーター
■飯田志保子(いいだ しほこ)
東京オペラシティアートギャラリー、豪クイーンズランド州立美術館/現代美術館内研究機関の客員キュレーター、韓国でのフェローシップ・リサーチャーを経て、主にアジアや豪州各地域で共同企画を実践。第15 回アジアン・アート・ビエンナーレ・バングラデシュ2012、あいちトリエンナーレ2013、札幌国際芸術祭2014 のキュレーターを歴任。2014 年から2018 年まで東京藝術大学准教授。あいちトリエンナーレ2019 及び国際芸術祭あいち2022 のチーフ・キュレーター(学芸統括)を務める。引き続き、学芸統括として「あいち2025」に従事している。
▼ART POWER KYOBASHI 公式サイト:https://www.apk.todabuilding.com/
3. その他飲食店や商業店舗がオープン
「TODA BUILDING」ではオフィスワーカーや当ビルを訪れた人がご利用いただける飲食店をオープンいたします。飲食店「和食日和 おさけと 京橋」とコンビニエンスストアがグランドオープンとともに開業し、その他飲食店は2025 年春以降にオープン予定です。
■ 和食日和 おさけと 京橋
コンセプトは「おさけと人と街をつなぐ」。江戸期より、モノづくりの文化が育まれ、今も芸術資産が息づく京橋。この地で世界文化遺産の「和食」と伝統産業「日本酒」、伝統工芸品の食器や酒器が織りなす日本文化を繋ぎ、その最先端を発信するお店です。
・営業時間:ランチ 月~金 11:30~14:00(13:30 L.O.)
ディナー 月~木 17:00~22:30(21:30 L.O.)
金 17:00~23:00(22:00 L.O.)
■セブンイレブンTODA BUILDING 店
食の安心・安全に留意したオリジナルのファストフード商品や、お仕事の合間に潤いを提供するセブンカフェ。ビル利用者の身近で気軽なご利用をお待ちしております。
・営業時間:7:00~22:30
4. 戸田建設グループの歴史を体感できるミュージアムを創設
8F には、戸田建設グループのミュージアム「TODA CREATIVE LAB“TODAtte?(トダッテ)”」を創設します。戸田建設グループのみならず建設業の過去・現在・未来の姿を、「見て、触って、体験して」、楽しく学習いただけるとともに、社会や皆様が抱える様々な課題を一緒に考え、解決する場として広く一般の方々にも公開する場です。一般公開は2025 年初頭の予定です。
▼TODA CREATIVE LAB“TODAtte?(トダッテ)”ティザーサイト:https://museum-todatte.toda.co.jp
※一般公開については、2025 年初頭以降に予約受付を開始予定です。詳細につきましては当ミュージアムサイトにてご案内をいたします。
5. 戸田建設が入居するオフィスフロアではスマートオフィスアプリの導入など次世代のオフィス環境を提案
当社ではスマートオフィスアプリ「T-BuSS®※」の開発や、バーチャルオフィスとの連携による新しい働き方に取り組んでいます。当社が入居するフロア「Toda Creative Lab」に導入する「T-BuSS®」は、ビル内の設備やサービスと連携したプラットフォームを活用し、社員へ便利なサービスを提供するスマートオフィス向けアプリです。ビル設備の操作から会議室での飲み物注文まで、様々なサービスを社員へ提供します。昨今の社会情勢の変化によってオフィスの在り方が多様化する中で、ソフトウエアでアップデートする快適で便利なオフィス環境を社員へ提供します。
また「Toda Creative Lab」には、ハイブリッドな働き方を支援する取り組みとして、当社とoVice(株)(所在地:石川県七尾市、代表取締役CEO:ジョン・セーヒョン)共同で、デジタルツインバーチャルオフィスを構築します。各フロアを再現したバーチャルオフィスでは、社員のアバターが「T-BuSS®」の屋内位置情報と連携し、在席状況が反映されます。リモートワークの社員も同じバーチャルオフィス空間に「出社」することで、場所にとらわれないコミュニケーションをいつでも開始出来ます。
※T-BuSS®(ティーバス)とは、「Toda Building Smart System」の略称。
詳細リリース:https://www.toda.co.jp/news/2022/20220930_003116.html
「TODA BUILDING」概要
所在地 |
東京都中央区京橋1-7-1(住居表示) |
構造 |
地上: コアウォール免震構造(鉄筋コンクリート造・鉄骨造) 地下: 鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造 |
規模 |
地下3 階・地上28 階・塔屋1 階 |
延床面積 |
約94,912 ㎡(約28,710 坪) |
建築主 |
戸田建設株式会社 |
設計・監理 |
戸田建設株式会社 一級建築士事務所 |
施工 |
戸田建設株式会社 |
竣工 |
2024 年9 月30 日 |
グランドオープン |
2024 年11 月2 日 |
交通アクセス |
JR 各線「東京駅」八重洲中央口 徒歩7 分 東京メトロ銀座線「日本橋駅」 B1 出口 徒歩5 分 東京メトロ銀座線「京橋駅」 6 番・7 番出口 徒歩3 分 |
ホームページ |
京橋一丁目東地区 開発概要/京橋彩区エリアマネジメントについて
京橋一丁目東地区は、TODA BUILDING(事業者:戸田建設株式会社)と隣接するミュージアムタワー京橋(事業者:株式会社永坂産業、公益財団法人石橋財団)で構成される一都市計画二事業の大規模開発です。本街区は2016 年3 月に「芸術・文化の拠点形成」と「地域の防災力強化」を掲げた都市再生特別地区(特区)として都市計画決定されました。
戸田建設株式会社及び株式会社永坂産業は、街区名称を「京橋彩区」と名付け、2019 年4 月にエリアマネジメント活動を推進する「一般社団法人 京橋彩区エリアマネジメント」を設立し、“アートと文化が誰にも近い街”を目指し、芸術文化とまちづくりに貢献する活動に取り組んでいます。
2019 年7 月にミュージアムタワー京橋が竣工し、2020 年1 月にはその低層部にアーティゾン美術館が開館しました。そして、2024 年11 月2 日のTODA BUILDING 開業をもって、「京橋彩区」のグランドオープンを迎えます。
▼京橋彩区エリアマネジメント公式サイト: https://kyobashi-saiku.tokyo/
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