ウシオ、ams-OSRAMグループのランプ事業を買収
ウシオ電機株式会社(本社:東京都、代表取締役社長 朝日 崇文、以下 ウシオ)は、ams-OSRAM AG(本社:オーストリア・プレムシュテッテン、CEO アルド・カンパー[Aldo Kamper])グループ(以下 オスラム)の半導体用を中心とした産業及びエンターテインメント用ランプ事業(以下 本事業)を買収すること(以下 本件)を決議し、2025年7月28日にオスラムとの間で本件に関する株式及び資産譲渡契約を締結しました。
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本件のクロージングは2026年3月期第4四半期を予定
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本事業の売上高は約288億円(2024年)、世界で約500名の従業員はウシオグループへ移籍予定
オスラムは半導体及び車載用・産業用特殊ランプ技術における世界的なリーダーであり、車載用、産業用、医療・消費者向けのLED、レーザー、センサー等の半導体デバイス、及び半導体製造装置向け特殊ランプ等の設計・製造・販売をしています。
今回は、半導体製造装置向け特殊ランプ等が譲渡対象となります。
ウシオは、2024年に策定した新成長戦略「Revive Vision 2030」に基づき、事業ポートフォリオ変革、構造改革、資本効率向上の施策を着実に進めています。本件は、事業ポートフォリオ変革の一環でIndustrial Process事業、特に半導体分野を中心とした光源事業の収益基盤を効率改善と生産の最適化等で強化する施策です。(以下図(1)(2))

本件により、双方が光源事業で保有する技術優位性や特許、製造ノウハウなどを融合することで以下効果を目指します。
① 今後も成長が期待される半導体ランプ市場での販売機会の更なる獲得
② 生産の最適化と大幅な効率向上による収益貢献の拡大
現在も安定した収益を計上し、10%超の投下資本利益率が期待できるオスラムの本事業を買収することは、ウシオが掲げる新成長戦略「Revive Vision 2030」の定量目標(ROE12%以上)達成に大きく寄与します。
ウシオは、本件を通じて、IP事業拡大に向けた「競争力強化」と「収益基盤の底上げ」をさらに進め、今後の光源業界の再編や生産効率改善の加速化につなげていきます。
ams OSRAMについて:
ams OSRAMグループ(SIX: AMS)は、革新的な光およびセンサーソリューションのグローバルリーダーです。
110年以上の業界経験を持ち、エンジニアリングの卓越性とグローバルな製造力を最先端のイノベーションへの情熱と融合させています。照明、可視化、センシングの限界を押し広げることにより、自動車、産業、医療、消費者産業における変革的な進歩を実現しています。
「光の力を感じる」— 当社の成功は、光の可能性に対する深い理解と、エミッターおよびセンサー技術の独自のポートフォリオに基づいています。世界中で約19,700名の従業員が、デジタル化、スマートリビング、持続可能性という社会的メガトレンドに沿った先駆的なイノベーションに取り組んでいます。これらは13,000件以上の特許取得および出願に反映されています。オーストリア・プレムシュテッテン/グラーツに本社を置き、ドイツ・ミュンヘンに共同本社を構える同グループは、2024年に34億ユーロの売上を達成し、SIXスイス取引所(ISIN: AT0000A3EPA4)にams-OSRAM AGとして上場しています。

ウシオ電機株式会社 (本社:東京都、東証6925)
1964年設立。紫外から可視、赤外域にわたるランプやレーザー、LEDなどの各種光源および、それらを組み込んだ光学・映像装置を製造販売しています。半導体、フラットパネルディスプレイ、電子部品製造などのエレクトロニクス分野や、デジタルプロジェクタや照明などのビジュアルイメージング分野で高シェア製品を数多く有しており、近年は医療や環境などのライフサイエンス分野にも事業展開しています。
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