令和3年度 関東地方発明表彰「長野県発明協会会長賞」「発明奨励賞」受賞
- 高画質・高速インクジェット印刷技術をけん引 -
大正10年に始まった地方発明表彰は、全国を8地方(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)に分け、それぞれの地方において優れた発明、考案または意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰する制度です。
今回「長野県発明協会会長賞」を受賞した発明は、プリントヘッドを往復走査する双方向印刷を行うインクジェットプリンターにおいて、往走査と復走査の各走査でのインク吐出により形成されるドットパターンをおのおの均等に分散配置することによって、双方向印刷時の画像ざらつき発生を防止した技術が評価されました。本技術により、銀塩写真や電子写真クラスの高画質画像の高速印刷を実現しました。
「発明奨励賞」を受賞した発明は、インクジェットプリンターにおいて、シアン、マゼンタ、イエローの3色の他に、特定の色相角を有する顔料インクを用いて、銀塩写真クラスの高い保存性と光沢感を有し、赤い花や紅葉、あるいは青い空や海などの色彩豊かな写真画像の印刷を可能としたことが評価されました。本技術により、プロフェッショナル・ハイアマチュア向けの写真印刷や、商業産業分野でのプルーフ印刷、ポスター・アート向け印刷などへの用途拡大を実現しました。
【受賞および受賞者】
<長野県発明協会会長賞>
・角谷 繁明(かくたに としあき)
セイコーエプソン株式会社 IJS事業部 IJS開発戦略部
<発明奨励賞>
・小金平 修一(こがねひら しゅういち)(旧姓:片岡)
セイコーエプソン株式会社 IJS事業部 IJS開発戦略部
・竹本 清彦(たけもと きよひこ)
元セイコーエプソン株式会社
※「長野県発明協会会長賞」を受賞した発明の詳細は、以下WEBサイトをご覧ください。
・ハーフトーニング
https://www.epson.jp/technology/core_technology/inkjet/half_toning.htm
・ドットコントロール
https://www.epson.jp/technology/core_technology/inkjet/dot_controll_technology.htm
以上
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