【同性カップルの本音VS世間の理解】埋まらない溝の正体に迫る!愛の形や認識のギャップを280名に緊急調査★
株式会社ウェブギフト(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:冨田 仁/とみたひとし)が運営する「オフィスギフト(URL:https://www.officegift.jp/)」は、同性カップルに関するアンケート調査を実施しました。
調査期間:2024年11月20日〜2024年12月9日
調査機関:クラウドワークス
調査方法:インターネットでのアンケート調査
調査対象:同性恋愛経験者(140名)異性愛者(140名)
有効回答人数:280名
近年、LGBTQ+への理解や権利向上が注目されていますが、同性カップルを取り巻く環境には依然として多くの課題が残っています。
そこでオフィスギフトでは、同性恋愛経験者140名を対象にした同性恋愛の魅力や困難に関する調査と、一般の方140名を対象にした同性カップルへの理解や価値観に関するアンケート結果をもとに、双方の認識のギャップを分析しました。
当事者の声と世間の意識を比較し、その背景にある要因や課題を探ります。
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同性愛者が感じる同性カップルの魅力とは?
はじめに、同性恋愛の経験がある方に「パートナーが同性だからこそ良かったなと感じるのはどんなことですか?」とお聞きしたところ、同性カップルならではの魅力が寄せられました。
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「気遣いができる人、デリカシーのある人が多い。生理などの身体の辛さがよく分かる」(20代女性)
「同性なので女性よりも自分達のことを理解し合えるところが良い。価値観が合いやすい、どんなところも一緒に行ける。」(20代男性)
「同じ価値観でいられることや共通の趣味が合うこと。」(30代女性)
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このように、身体面での理解やサポートや価値観の一致など、繊細な気遣いや自然なコミュニケーションが魅力として挙げられていました。
また、趣味や行動範囲が合いやすいことで、日常の楽しみも広がるようです。
些細なことまで、ともに楽しめるという同性カップルならではの関係性が、お互いの生活をより豊かにしている様子が感じられます。
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異性愛者が思う「同性カップルに対する印象」
対して、異性愛者は同性カップルに対してどのような印象を抱いているのでしょうか?
異性愛者を対象に「同性カップルについてどのような印象をもっていますか?」とお聞きしました。
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「あくまでも世の中に多数あるカップルの1つ。」(30代男性)
「まだ完全には受け入れられていない世の中でも自分の「好き」を大事にしていて素敵だと思う。」(20代女性)
「個人同士のプライベートな話なのに他人から好奇心や不当な憎悪を向けられることが多い印象がある。」(20代男性)
「自分のなかで、まだ色眼鏡で見てしまっている部分はあります。」(30代女性)
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否定的な意見よりも肯定的な見方が多く、1つの自然な形として受け入れられるケースが多いようです。
一方で、「どうしても特別視してしまう」など、真の理解には及ばないことが懸念される声もありました。
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世間は同性恋愛に肯定的?否定的?
次に、同性愛者と異性愛者の両方を対象に、「世間は同性恋愛についてどう捉えていると感じますか?」とお聞きしました。
アンケート結果から、双方とも「どちらかと言えば否定的」という回答が最多だったものの、傾向としては異性愛者の方がやや否定に片寄っていることがわかります。
同性恋愛に対する当事者の実感と、世間が抱くイメージには少し違いがあるようです。
それぞれの回答理由を紹介します。
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◎肯定的
「かなり柔軟性のある世の中だから。」(20代男性/同性愛者)
「自分がそうだし広まって欲しいからですね。」(30代男性/同性愛者)
「たまたま少数派でいるだけで、そういう人がいてもおかしいことだとは思わないので、好きに生きたら良いと思う。」(30代女性/異性愛者)
◎どちらかと言えば肯定的
「昔よりも世間の見方も寛容的になってきたと思うから。」(30代女性/同性愛者)
「ドラマの影響もあって認知されて来ているとおもう。」(30代男性/同性愛者)
「多様性の時代で、SNSにも多くいることもあり、肯定的になってきていると思う。」(30代女性/異性愛者)
◎どちらとも言えない
「肯定的な風潮になってきているとは思うが、人によっては否定的な人も多いから。」(30代女性/同性愛者)
「恋愛は肯定しても、結婚となると厳しい目線を向けられます。」(30代女性/同性愛者)
「人によるとしか言えない。若い人は肯定的な人が多いと思っている。」(30代女性/異性愛者)
◎どちらかと言えば否定的
「表立って否定的な意見を見かけることは少ないが、やはり異性愛が当たり前で同性愛は異色的だという風潮は感じる。」(20代女性/同性愛者)
「トイレやお風呂など議題にはなるが何も解決していない。」(30代男性/同性愛者)
「同姓同士の婚姻が認められていなかったり、法律上受け入れられていない部分が多いから。」(30代女性/異性愛者)
◎否定的
「同性恋愛というのは世間一般ではなく、普通の人から見たらおかしいと思ってる人が多いため。」(30代男性/同性愛者)
「現状結婚と言われれば男女でするものだと考えられているし、同棲などで一緒に住むのも難しいと聞くため。」(20代女性/異性愛者)
「同性恋愛について考えてほしいという問いを出すことがすでにそれだと思うからです。」(20代男性/異性愛者)
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双方に肯定的な認識が広がる一方で、建前と本音のギャップや、否定的な風潮は消えないことも指摘されています。
もともと集団主義傾向が強い日本では、多様性社会に変わりつつも、依然としてマイノリティに対して寛容的とは言えず、法整備も遅れているのが現状です。
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偏見に直面したことがある方は3割も…
実際に、当人に直接向けられる偏見はあるのでしょうか?
同性愛の経験がある方を対象に「偏見に直面した経験はありますか?」とお聞きしたところ、3割が「ある」と回答しました。
以下は、具体的なエピソードです。
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「学生時代に同性で付き合うのは気持ち悪いと言われました。そのため、基本的にはカミングアウトしないようにしています。」(30代女性)
「同性と手を繋いでいたりデートしていると視線をかんじたり指をさされた経験がある、気にしない無視が一番です。」(20代女性)
「会社の人と一緒にいる時に、同性恋愛の話題になってみんなバカにしたり気持ち悪いと言っていました。その時はただ黙って話を聞いているしかできませんでした。」(30代男性)
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日常生活や人間関係において、偏見は当事者に深い傷を与えます。
特に、カミングアウトせず過ごしている方は、周囲とのなにげない会話の中で、偏見に直面してしまうことがあるようです。
その際、多くの方が「無視する」「黙る」など、自分を守るために耐える姿勢を選んでいることもわかりました。
こうした経験が、カミングアウトの難しさや、自己表現を制限することにつながっていると言えるでしょう。
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半数以上が「同性カップルが直面する困難」を知らない
異性愛者を対象に「同性カップルが直面する困難について知っていますか?」とお聞きしたところ、「知らない」と回答した方が半数を超えており、世間では同性愛者の課題への認識が十分に浸透していないことがうかがえます。
理解が不十分であることが、偏見を引き起こす一因となっている可能性もあると言えるでしょう。
「知っている」と回答した方が認識している同性カップルの困難は、以下の通りです。
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「公的支援が受けられない可能性がある。」(30代男性)
「賃貸の同居人として同性カップルが認められるか、パートナーシップ制度ではまだまだ不十分なことが多い。正式な家族ではないため、最後に家族としてそばにいられない可能性がある。」(20代女性)
「社会的な評価や地位を得られない。」(30代男性)
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「知っている」と答えた方は、同性カップルの社会的な生きにくさや制度面の不足について理解があることがわかります。
具体的には、遺産相続や医療の同意、同性婚といった法的な問題、パートナーシップ制度の制約など、日常生活に直結する課題が挙げられていました。
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「カミングアウト経験」がある方は44.3%
ここからは、カミングアウトの経験や課題についてみていきます。
同性愛の経験がある方に「家族や友人へのカミングアウト経験はありますか?」とお聞きしたところ、「ない」と回答した方が55.7%、「ある」と回答した方が44.3%でした。
以下では、それぞれの背景にある理由を紹介します。
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◎ある
「自分にとって大切な人には自分のことや恋人のことを知っていてほしかったから。」(20代女性)
「特に隠していなかったので、会話の流れで話した。」(30代女性)
「自分の本性を言うとスッキリした気持ちになるから。」(20代男性)
◎ない
「親には言いにくいし周りに言わなくてもよいと思うから。」(30代女性)
「確実に責められるし嫌な気持ちになるのが分かり切っているから。」(20代男性)
「世間体を気にするため、家族に迷惑はかけれない。」(30代男性)
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カミングアウト経験が「ある」と答えた方は、身近な人に自分を理解してほしいという思いや、自分らしさを表現することで得られる解放感を大切にしています。
「ない」と答えた方は、家族への配慮や否定的な反応への不安が、ためらう要因となることが多いようです。
また、特定の相手にはカミングアウトしても、すべての人には伝えないというケースもみられました。
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7割以上がカミングアウトされたら受け入れる!
続いて、異性愛者を対象に「家族や友人からカミングアウトを受けた場合、受け入れますか?」とお聞きしたところ、70.7%が「受け入れる」と回答し、「どちらとも言えない」が23.6%、「受け入れられない」は、わずか5.7%でした。
前述のアンケートでは、カミングアウト経験がない同性愛者が過半数を占めている一方で、7割と多くの方が家族や友人のカミングアウトを受け入れたいと思っていることがわかりました。
それぞれの回答理由は以下の通りです。
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◎受け入れる
「誰が誰に恋しようと自由なので、応援しますね。」(30代男性)
「本人の選択を尊重してあげたい。」(20代男性)
「本人の問題なので他の人が色々言うことではないと思うから。」(30代女性)
◎受け入れられない
「昔、同性から交際を申し込まれたことがある。断ったらそのコミュニティの友人?らしき人たちに「ゲイを受け入れられないお前が悪い」といった批判をされた。こちらの性的指向を批判して自分たちの価値観を押し付けるのがLGBTの人たちには多い。関わりたくない。」(30代男性)
「私自身が、全く同性愛者では無い為、理解出来ない。」(40代女性)
◎どちらとも言えない
「受け入れなくてはと思うが、自分と価値観が違うので、全ては理解できないと思うから。」(30代女性)
「生物学的にも異性を好むべきだとは思うので身近な人だと悩むと思うから。」(20代女性)
「受け入れるかどうかはその時になってみなければ分からないので、現段階ではどちらとも言えません。」(30代男性)
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多くの方が「受け入れる」と答えた背景には、個人の自由や選択を尊重する姿勢が感じられます。
一方で、「受け入れられない」や「どちらとも言えない」と答えた方は、過去のネガティブな経験や価値観の違いが影響しています。
大きく分けると「個人の自由であり否定する権利はない」という考え方と「理解できないため受け入れられない」という考え方に分かれるようです。
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社会に必要だと思うものにもギャップがみられる
同性カップルが安心して生活できる社会には何が必要なのでしょうか?
同性愛者と異性愛者の両方を対象に「同性カップルが安心して生活できる社会に必要だと思うもの」をお聞きしました。
多くの回答で共通しているのは、「教育機関でLGBTQ+の理解を促進する」「同性婚を法制化する」「同性カップルをポジティブに扱うメディアの増加」といった施策です。
一方、大きな差がみられた回答は「身近な人の理解」で、意外にも同性愛者より異性愛者の方が高く評価していることがわかります。
社会的な許容が進めば、身近な人の理解も得られやすくなると考えられることから、当事者の方が現実的な選択をしていると言えるのではないでしょうか。
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同性婚の法制化についてはどう考える?
現在、日本では同性婚が認められておらず、婚姻の自由や平等について問われています。
前述の設問でも、同性愛者の方が最も多く選んでいたのが「同性婚の法制化」ですが、改めてみなさんはどのような意見をもっているのでしょうか?
アンケート結果では、同性愛者は圧倒的に「賛成」の声が多い一方で、一般の回答者は同性愛者よりも「賛成」がやや少なく、「どちらとも言えない」という回答が一定数を占めています。
それぞれの回答理由は、以下の通りです。
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◎賛成
「全ての人が愛する人と結婚して、結婚できる異性カップルと同じ権利を享受できるようになるべきだと思うから。」(20代女性/同性愛者)
「好きになった者同士の幸せのためにも、結婚という形は平等であってほしい気持ちがあります。」(30代女性/異性愛者)
「結婚したって子供を作らない夫婦がいるのが当たり前なのだから、同姓で結婚したって何の問題もないと思うから。」(30代女性/異性愛者)
◎反対
「子孫を残すことができないため、同性婚は否定的です。ただ、パートナーシップとして通常の婚姻と同じような待遇を受けられるように法整備はしてほしいと思います。」(30代女性/同性愛者)
「結婚率や出産率が低下している中、それらを促進するようなことをするべきで無い。」(20代女性/異性愛者)
「自分は保守的なので同性婚どころか夫婦別姓も反対。法律を変えてまでする必要はない。」(30代男性/異性愛者)
◎どちらとも言えない
「婚姻だけが全てではないので、パートナーシップでもいいとは思う。」(30代女性/同性愛者)
「まだ社会全体で同性婚に対する情報が少ないため、急ぐ必要は無いと感じる。」(30代女性/同性愛者)
「育てる子どものことや環境も法整備をしてからだと思う。」(30代男性/異性愛者)
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「賛成」と答えた方は、結婚に性別は関係なく「愛する人と結婚する権利はすべての人に平等であるべき」という考えが多くみられます。
一方、「反対」や「どちらとも言えない」と答えた方の回答理由は、少子化の促進を懸念する声や、急がず慎重に判断するべきだという意見が挙げられました。
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同性カップルが自然体で暮らせる社会のために
本調査から、同性カップルと世間の間には認識のギャップがあることが明らかになりました。
当事者は、同性カップルの魅力を「価値観の一致」や「細やかな気遣い」と挙げる一方、異性愛者の理解は限定的です。
特に、同性カップルが直面する困難について「知らない」と答えた方が半数を超えるなど、課題の認識に大きな差が見られます。
また、この困難への理解と、カミングアウトを受け入れる姿勢の間でもギャップが見られました。
当事者の3割が直接的な偏見を経験し、カミングアウトをためらうケースが多い中、異性愛者の7割以上がカミングアウトを受け入れる姿勢を示しており、建前と本音にズレがあるのではないかと示唆されます。
一方で、同性カップルが安心して生活できる社会の実現においては「法整備や教育現場でのLGBTQ+理解促進が必要だ」という点で共通認識もみられました。
同性恋愛に対する社会の理解は徐々に広がりつつあるものの、依然として法制度や偏見の壁が存在しているため、真の受容には時間が必要です。
社会全体で認識を深める取り組みが、偏見解消と多様性推進に求められています。
♦本記事の監修者♦
ギフトコンシェルジュ:冨田仁(Mr.Gift)
「感謝」「応援」「お礼」「お祝い」…さまざまな心と心のつながりを代弁する贈り物文化に魅了され、ビジネス向けのカタログギフトを中心にプロデュースを行う。
“自己満足に終わらないプレゼントの選定”を得意とし、これまで15,000件以上のギフトの依頼を受けている。
●会社概要●
会社名:株式会社ウェブギフト
所在地:東京都豊島区南大塚3-52-7 ブリッジファースト2階
問い合わせ電話番号:0120-666-937
代表取締役:冨田 仁(とみたひとし)Hitoshi Tomita
事業内容:ギフト・胡蝶蘭・観葉植物の販売
コーポレートサイト:https://www.webgift.co.jp/
オフィスギフト公式サイト:https://www.officegift.jp/
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