人手不足の運輸業界 SNS導入で若年層の採用に成功

～運用開始2カ月で2名採用成功　1名はZ世代の女性ドライバー～

株式会社リソースクリエイション

2024年2月28日 13時00分

採用に特化したSNSの運用代行サービス「エアリク」を運営する、株式会社リソースクリエイション（本社：東京都文京区、代表取締役髙田桂太郎　以下当社）は、2024年問題で人手不足に拍車がかかっている物流業界の企業でSNSを活用し、Z世代のドライバー採用に成功した企業の事例をご紹介します。

物流業界の課題

2024年4月1日からトラックドライバーの年間時間外労働960時間上限規制と改正改善基準告示が適用されます。物流業界では労働時間が短くなることでドライバー不足等の問題が深刻化しています。

厚生労働省が発表した「トラック運転者の有効求人倍率」（※1）では、平成30年の2.84倍から下がっている傾向にあるものの、全職業平均の数値に比べるとはるかに上回っている状況です。また、リクルートによる調査結果（※2）では、ドライバー職の求人件数は毎年増加傾向にあり、2023年10月時点での求人件数は「2.10件」と、2019年の2倍ほどに増加しています。

2024年問題を控え人手不足がより懸念される中で、求人広告の利用や、賃上げを行うことで人材確保を試みる企業が多く見られます。しかし売り手市場の今、他社と同様の取り組みを行い応募を待っているだけでは採用が難しい時代となっています。各社差別化ポイントを打ち出し、求職者に訴求することが重要となります。

（※1）

（※2：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002374.000011414.html）

運輸業界でのSNS採用成功事例

株式会社心希（静岡県浜松市）では採用向けのSNS運用を開始し、2カ月で2名のドライバー採用に成功しました。

これまでは、退職してしまった人材を補うための採用を求人媒体のみで行っており、中々人材が定着しないような状況が続いていましたが、戦略的に運用を行ったことで以前よりも応募者の質が良くなったと実感しています。トラックドライバーにおいて、29歳以下の割合は全体のわずか10％以下※とされている中で若手層の採用に効果を感じています。

※国土交通省（https://www.mlit.go.jp/common/001242557.pdf）

【25歳男性　ドライバー採用】

・時期：運用開始1カ月半

・詳細：TikTokを見て、株式会社心希のトラックに興味を持ち応募。やる気のある方を採用できたとのこと。

【21歳女性　ドライバー採用】

・時期：運用開始2カ月

・詳細：運転に興味はあったが、業界のイメージが「怖い」という認識があった。しかし、

SNSで見た社長の笑顔が素敵だったことや、TikTokの投稿をみてイメージが変わり応募。現在ではドライバーとして活躍しつつ、SNSにも登場している。

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