障害のある作家の確定申告は、誰がやっているのか? ヘラルボニーとタックスナップが「作家のご家族」への確定申告支援を開始

「確定申告、想像以上に大変...」確定申告をサポートする共同イベントを開催。作家が創作活動に、家族がその応援に、心ゆくまで集中できる環境を。

株式会社タックスナップ

株式会社タックスナップ(本社:東京都杉並区、代表取締役CEO:田中 雄太)は、2026年2月7日(土)、株式会社ヘラルボニー(本社:岩手県盛岡市、代表取締役Co-CEO:松田崇弥・松田文登)と共同で、ヘラルボニー契約作家とそのご家族の確定申告をサポートするイベントを開催いたしました。

本イベントは、アート活動を通じて確定申告が必要になるほどの収入を得る障害のある作家が誕生した一方で、ご家族が確定申告の実務を行う際には、制度への理解と慣れない申告作業に時間を要すなど負担が生じ得るという課題に着目しました。

確定申告アプリ「タックスナップ」による、仕分け※1などの申告作業の効率化と、税理士を交えた個別相談を組み合わせることで、作家やご家族の心理的・実務的負担を多角的に解消することを目指す機会となりました。

※1) 勘定科目を分類する「仕訳」に加えて、事業用か私用かの区別も含めて、「仕分け」と呼ぶ。

■活躍の喜び、その一方にある「確定申告の負担」という新たな課題

「鳥肌が立つ、確定申告がある。」
これは、ヘラルボニーの契約作家のご両親から実際に届いた「息子が扶養の基準を超えて、確定申告することになりました。」というメッセージを元にヘラルボニーが発信した言葉です。


しかし、確定申告が必要になるほどの活躍を喜ぶ一方で、その申告の実務を担うご家族は新たな課題を抱えています。

障害のある作家の確定申告を担うご家族が抱える課題は、以下の二つに大きく分けられます。


① 情報面
障害のある作家の収入や所得が増えて一定のラインを超えることで、「障害年金の支給が止まってしまうのではないか?」「福祉施設の利用料が跳ね上がるのではないか?」といった“これまでの当たり前”への影響を慎重に確認する必要があります。
また、「契約や報酬の振込先が保護者名義になっていて、作家本人ではない」「家族の口座で経費を支払っている」といった、障害のある作家特有の権利・金銭上の事情も存在します。 複雑なルールの中で、何が正しい処理なのか、ご家族が判断に迷われるケースも少なくありません。

② 作業面
情報面に加え、確定申告の作業そのものもご家族にとってハードルの高いものとなります。
・経費処理:活躍の場が広がるにつれて経費の件数は増えますが、変わらず丁寧に処理していくことが求められます。「この支払いは経費になるのか?」「勘定科目は何にすれば良いか?」その判断には、作家の活動を正しく記録するために、多くの時間をかけて検討するケースが少なくありません。
・慣れない申告作業:初めて出会う会計用語を調べるだけでなく、実際に数字を当てはめ、不備のない申告書を作成する必要があります。普段は会社員で自分の確定申告をしないご家族にとっては、確定申告は馴染みのないものです。

■確定申告が必要なヘラルボニー契約作家とそのご家族に向けたイベントを共同開催

■開催背景

活躍に伴い、収入が生まれることによって必要となる確定申告ですが、申告の実務を担うご家族にとっては、これまで経験したことのない新たな課題に直面する状況があります。 私たちは、確定申告に対するこの実態が、障害のある方の活躍が広がる現代において、解決すべき新たな課題であると捉えています。

こうした課題に対して、難しい会計知識を必要とせず直感的な操作で申告が完了する確定申告アプリ「タックスナップ」は、ヘラルボニーの契約作家とご家族の確定申告の負担軽減をより幅広くサポートする”新たな選択肢”になり得ると考えました。

本イベントは、ヘラルボニーの契約作家のご家族の確定申告における負担を軽減し、作家としての活躍を心から喜び続ける環境を作ること、また、障害のある方が活躍し挑戦しやすい社会づくりの第一歩となることを目的として開催しました。

■イベント当日の様子

① 障害のある方特有の確定申告、税務のルールを顧問税理士が解説

イベントには、ヘラルボニーの顧問税理士であるタスキー税理士法人の菊池友博税理士も参加。

障害のある作家特有の税務の基本について解説を行い、確定申告の情報面の負担軽減を目指しました。
ご参加いただいた方からは、「今まで聞きかじった情報は断片的なものだったが、全体像の解説を聞いて自分の中で整理ができ、ありがたかった」との声があがりました。

▲菊池友博税理士(左奥)による熱のこもった解説の様子。参加者はメモを取りながら真剣な表情で聞き入っていた。
▲マイクを手に、感想を共有する作家のご家族の皆様。

②タックスナップの実践・個別相談

イベント後半では、参加者一組ずつの状況に合わせた、タックスナップの操作レクチャーと個別相談会を実施しました。
複雑な会計知識が不要で、シンプルなアプリ画面と直感的な操作が特徴のタックスナップによって、作業面の負担軽減を目指しました。

参加者から反響のあったタックスナップの機能は以下の通りです。

【直感的なスワイプ・丸投げ仕分けで青色申告65万円控除適用】
作家活動を続ける上で、青色申告をすることによる最大65万円控除は、節税効果が高く大きな支えとなります。しかし、そのためには複雑な「複式簿記」での帳簿付けが必須となり、その煩雑さからご家族にとって非常に高い壁となっていました。
ご参加いただいたAさんは、お子さん二人分の仕訳をExcelで管理。単式簿記(白色申告)でさえ膨大な手作業を要するため、さらに複雑な複式簿記(青色申告)は到底無理だと断念し、青色申告の65万円控除を諦め続けていました。
そこで、タックスナップの「スワイプ仕分け」と「丸投げ仕分け」をご紹介しました。「貸方・借方」といった簿記の知識が不要で、直感的な操作だけで複式簿記の帳簿が自動作成されます。「今年はもう間に合わないけれど、来年の確定申告はタックスナップを使って青色申告をしようと思う。」と、諦めていた節税メリットにようやく手が届くことへの期待の声が上がりました。

【レシート読み取り機能】
作家活動を支えるご家族の大きな負担の一つである「経費処理」。ご参加いただいたBさんは、画材やイベント参加時の交通費など、手作業で集計表を作ってまとめていました。
そこで、タックスナップの「レシート読み取り機能」をご紹介しました。経費に使ったレシートを写真に撮るだけで、勘定科目を付与した状態で瞬時にデータ化され、仕分けが完了します。
「夜遅くまでやっていた集計作業が、これなら丸っと要らなくなる」と、その精度の高さと手軽さに驚きと安堵の声が上がりました。

【家賃やガソリン代の経費割合設定】
 自宅兼アトリエの家賃や描いた絵を運ぶ際のガソリン代など、生活と仕事が混ざる出費をどう経費にするかは、確定申告に慣れていないご家族にとって難易度の高いものでした。
そこで、「家事按分※2」の説明とともにタックスナップでの「経費割合の設定」のやり方を紹介。例えば 「週に2日はアトリエを使うから経費割合は約30%」と一度設定するだけで、毎月の支払いから経費分だけを自動で算出します。
「計算方法やそもそも経費にしても良いかが分からず、諦めていた」と答えた参加者からは、「これならできそう」と前向きな声が上がりました。


※2) 家事按分:家賃や光熱費など、生活と仕事の両方に関わる支出を、使用割合に応じて『経費』に計上すること


【開業届・青色申告承認申請書の作成】
確定申告に慣れないご家族にとって、青色申告の事前の申請手続きは、心理的に非常に高いハードルでした。 そこで、タックスナップの「開業届・青色申告承認申請書作成機能」をご紹介しました。 住所や氏名などの基本情報を入力するだけで、複雑な申請書類が自動で完成し、提出もアプリ内で完結します。
「僕らみたいなアナログな人間にとっては、すごくハードルの高いものだと思っていましたが、こんなに簡単にできるなんて驚きです。」と、長年の苦手意識が払拭された瞬間でした。

【還付・控除のみの申告は無料】
作家報酬から天引きされている「源泉所得税」は、申告すれば払いすぎた分が戻ってくる(還付)可能性がある大切なお金です。さらに、「障害者控除」や「医療費控除」によって税金の負担を軽くすることもできます。これらを正しく適用することは、手元に残るお金の最大化に繋がります。
タックスナップはこういった還付・控除のみの申告は完全無料で行うことが可能です。 ガイドに沿って自身の情報を入力していくだけ。難しい税務知識は一切不要です。

▲個別相談会にて、実際にタックスナップを操作する様子。
▲イベント終了後の集合写真

■ 株式会社タックスナップ 代表取締役CEO 田中 雄太のコメント 

私には障害のある妹がいます。自分にはない視点や感性が彼女にはあります。だからこそ、ヘラルボニー様の「異彩を、放て。」というミッションには、心から響きました。個人の才能が光ることを望む——その点で、タックスナップのパーパス「個人に、輝く余裕を。」とまさに同じベクトルだと思っています。
タックスナップの役割は、作家の皆さんがアート活動に100%、120%の熱量を注げるよう、創作のノイズとなる事務作業の負担を取り除くこと。今回ご参加いただいた方から「タックスナップのおかげで未来が見えた」「タックスナップでなんとかなりそうだ」そんな励みになる声をいただきました。これからも作家の皆さんのご活躍と、ご家族がそれを純粋に喜べる環境づくりに努めていきます。

【株式会社ヘラルボニー概要】

「異彩を、放て。」をミッションに、障害のイメージ変容と福祉を起点に新たな文化の創出を目指すクリエイティブカンパニー。障害のある作家が描く 2,000 点以上のアート作品を IP ライセンスとして管理し、正当なロイヤリティを支払うことで持続可能なビジネスモデルを構築。自社ブランド「HERALBONY」の運営をはじめ、企業との共創やクリエイティブを通じた企画・プロデュース、社員研修プログラムを提供するほか、国際アートアワード「HERALBONY Art Prize」の主催など、アートを軸に多角的な事業を展開しています。2024 年 7 月より海外初の子会社としてフランス・パリに「HERALBONY EUROPE」を設立。


会社名:株式会社ヘラルボニー / HERALBONY Co.,Ltd.

所在地:岩手県盛岡市開運橋通 2-38(本社)、〒104-0061 東京都中央区銀座 2 丁目 5-16 銀座ビル 3F(東京拠点)

代表者:松田 崇弥、松田 文登

コーポレートサイト:https://www.heralbony.jp

オンラインストア:https://store.heralbony.jp

【株式会社タックスナップ概要】

株式会社タックスナップは、「個人に、輝く余裕を。」をパーパスに、個人向け確定申告アプリ「タックスナップ」を提供しております。

個人事業主や副業など、個人で働く方々の可能性を最大限に引き出せるよう、確定申告をはじめとする負担の軽減に取り組んでいます。

今後も確定申告にとどまらず、個人で働く方々が本業により集中できる環境づくりを目指し、対応領域の拡充と機能改善を進めてまいります。

企業名:株式会社タックスナップ

代表取締役:田中 雄太

設立:2022年11月11日

所在地: 東京都杉並区荻窪5-12-2

問い合わせ:info@taxnap.co.jp

サービスサイト:https://taxnap.com/

コーポレートサイト:https://taxnap.co.jp/

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会社概要

株式会社タックスナップ

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URL
https://www.txto.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都杉並区荻窪 5-12-2
電話番号
-
代表者名
田中雄太
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年11月