再エネで“地産地消”を実現するまち未来製作所、子どもの貧困課題の解決に取り組む 認定NPO法人おてらおやつクラブとの活動連携を開始
〜地域資源を活用したサステナブルな「おすそわけネットワーク」を始動〜

再エネの地産地消を実現する地域再生エネルギー会社である、株式会社まち未来製作所(代表取締役:青山英明、本社:神奈川県横浜市、以下 まち未来製作所)は、認定NPO法人おてらおやつクラブ(本部:奈良県磯城郡田原本町、代表理事:松島靖朗)と子どもの貧困問題の解決を目指し、活動連携を2025年7月より本格開始したことをお知らせいたします。
両社の地域資源を生かしたサステナブルな仕組みを活用し、子どもの貧困問題に取り組むことで、社会課題の解決に寄与していきます。
【連携開始背景】

2023年に厚生労働省が発表した調査によると、日本では子どもの9人に1人が貧困状態にあるとされています。※1 ひとり親家庭における食事状況は、学校給食のない長期休みの期間において1日に1食しか食事が取れていない子どもがいるというデータ※2もあり、状況は深刻です。
まち未来製作所は、地域を再生する再生可能エネルギー“地域再エネ”の地産地消と地域間流通により地域活性化を実現することを目的に、再エネアグリゲーションプラットフォーム「e.CYCLE(いいサイクル)」を開発・提供しています。
認定NPO法人おてらおやつクラブは、全国2,100以上のお寺や900以上の支援団体と連携し、物資の「おすそわけ」を行う活動を続けてきました。
両社の共通する思いは、「地域の力で子どもたちの未来を支えること」。この思いを実現するため、今回の連携が実現しました。
※1 厚生労働省(2023)「2022年国民生活基礎調査の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/dl/14.pdf
※2 1日1食の子どもも・・・ 学校給食のない長期休みに、困窮家庭で一層深刻化する食生活の実態とは? 【フードバンクを利用するひとり親家庭への調査】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000084.000005375.html
【プロジェクト概要】
本プロジェクトは、特定の自治体に特化して、地域の資源やつながりを最大限に活用し、生活に困難を抱える家庭や子どもたちへ物資や支援を届ける取組みです。
連携開始第一弾として、福島県郡山市から活動を本格開始します。福島県は、まち未来製作所を起業するきっかけとなった場所であり、また代表・青山のゆかりの地でもあります。
「おすそわけ」の精神を軸に、子どもたちが笑顔で未来を描ける社会の実現を目指します。

<プロジェクトの流れ>
認定NPO法人おてらおやつクラブの活動に趣旨賛同する地域のお寺にお供えされた「おそなえ」を「おさがり」として、ひとり親家庭を支援する団体を通じ、支援を必要とする家庭に「おすそわけ」を行います。
その一連の活動をバックアップするため、まち未来製作所が地元自治体と構築した「e.CYCLE(いいサイクル)」からもたらされる「地域活性化原資」を活用いたします。

「e.CYCLE(いいサイクル)」は、再エネに関わる自治体、発電所、小売電気事業者、そして電力消費者をつなぐ再エネアグリケーションプラットフォームで、再エネの“地産地消”や、再エネを産地から他地域に売電する“地域間流通”を可能にします。特長は、電力取引で得た収益の一部を「地域活性化原資」として再エネの産地に還元することです。
これにより、再エネ導入の課題とされる、再エネと地域の共生・地域活性化を実現しています。
【両代表からのコメント】

・株式会社まち未来製作所 代表取締役 青山英明
再生可能エネルギーの産地の多くが地方部であり、そこで暮らす人々の中には経済的な課題を抱える方も少なくありません。「e.CYCLE(いいサイクル)」を通して、再生可能エネルギーによる地域再生に取り組む中で、おてらおやつクラブさまとのご縁があり、その活動に非常に共感いたしました。この度の連携により、協働できることをとても喜ばしく感じています。
「地域で孤立するひとり親家庭の子どもたちも再エネで元気になる。」そんな未来をおてらおやつクラブさまとご一緒できるのではと期待するとともに、今後も再エネの地産地消を通して、地域の資源を地域住民に還元していけるよう、さまざまな取り組みを支援してまいります。
・認定NPO法人おてらおやつクラブ 代表理事 松島靖朗様
お寺の「おそなえ」を地域の子どもたちへ「おすそわけ」する活動が全国に広がっています。ご縁ある地域の皆さまからお寺に寄せられるお菓子や果物などの「おそなえ」が、仏さまからの「おさがり」として、地域で孤立するひとり親家庭の子どもたちへ「おすそわけ」される仕組みは、単なる食べ物による支援にとどまりません。人々の思いが地域を巡り、そしてゆるやかなつながりを作っていく助け合いの地産地消でもあります。このたび、地域活性化事業に取り組まれているまち未来製作所さまとの協働を通じ、「おすそわけ」による支え合いがますます地域へと広がっていくことを願っています。「たよってうれしい、たよられてうれしい。」たくさんのうれしいが生まれますように。
【認定NPO法人おてらおやつクラブについて】
おてらおやつクラブは、全国の子どもの貧困問題の解決を目指し、お寺にお供えされるさまざまな「おそなえ」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、子どもをサポートする支援団体の協力のもと、さまざまな事情で困りごとを抱えるひとり親家庭へ「おすそわけ」する活動です。
▼Webサイト
【まち未来製作所について】
まち未来製作所は、地域を再生する再生可能エネルギー“地域再エネ”の地産地消と地域間流通により地域活性化を実現することを目的に、再エネアグリゲーションプラットフォーム「e.CYCLE(いいサイクル)」を開発・提供しています。
▼サービスHP
【会社概要】
会社名:株式会社まち未来製作所
代表者:代表取締役 青山 英明
住 所:〒231-0002 神奈川県横浜市中区海岸通4-17 東信ビル6F
資本金:1,500万円
設 立:2016年11月1日
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