体験格差の解消への貢献を目指す、日本在住外国人宅でのホームステイ体験サービス「まちなか留学」による意識変容調査

小中学生・高校生435人が回答!参加者の約89%が「異文化への興味が増した」。

HelloWorld株式会社

HelloWorld株式会社(本社:沖縄県沖縄市、Co-CEO野中光、冨田啓輔、以下「当社」)は、当社が提供する国内にいながらにして異文化交流体験を実現する「まちなか留学」への参加者に対し、プログラムを通して感じたことや参加前後の意識変容についての調査を実施しました。435名から回答を得ましたので、概要をご報告します。

また、多文化共生社会の実現に取り組む株式会社Culmony代表の岩澤直美氏と大城賢琉球大学名誉教から寄せられた、「まちなか留学」の異文化交流の促進への効果に関する解説やご期待のコメントも併せてご紹介します。

まちなか留学とは

「まちなか留学」は、従来は海外に渡航しなければ実現が難しかった異文化体験の機会をより多くの方に提供することで、国際交流のきっかけづくりを目指すプログラムです。日本国内在住の外国人宅へのホームステイを通じ、英語でのコミュニケーション機会の創出はもちろん、異なる文化・生活習慣に触れることでの多様性理解を促進することを目指しています。海外への渡航が費用面等から難しかった方にも機会提供が容易になることから、体験格差の解消に貢献可能なプログラムです。

調査結果 概要

「まちなか留学」が、異文化への興味喚起や英語学習意欲の向上に寄与する結果に。

★参加者の約87%、高校生では98%が「もう一度まちなか留学に参加したい」と回答。

★「学校で学習した英語でコミュニケーションを取れると実感した」と回答した割合は約89%。

★「以前よりも異文化に興味を持った」のは全体の約89%。

★「以前よりも異文化に興味を持った」参加者ほど、「英語をもっと勉強したい」と回答。

調査結果 詳細

■1: 参加者の86%が「まちなか留学に満足」、参加した高校生の98%が「もう一度まちなか留学に参加したい」と回答。

「まちなか留学」への満足度を伺ったところ、86.8%が「満足(満足:89.4%、まあまあ満足:7.4%)」と回答しました。また、「もう一度まちなか留学に参加したいですか?」と尋ねたところ、全体の86.9%が「はい」と回答しました。年代別で集計したところ、特に高校・高等専門学校生の再参加意向が高く、もう一度参加したいと回答した割合は98.2%でした。

【図1】まちなか留学への満足度はいかがでしたか?

【図2】もう一度まちなか留学に参加したいですか?

■2:「学校で学習した英語を使ってコミュニケーションが取れる」と実感した割合は約89%。

「学校で学習した英語を使ってコミュニケーションが取れると実感できましたか?」との設問に対し、全体の約89%が「そう思う(とてもそう思う:68.0%、まあまあそう思う:20.9%)」と回答しました。年代別で見ると、年代が高いほど「とてもそう思う」と回答した割合が高く(高校・高等専門学校生:77.1%、中学生:73.7%、小学生:61.5%)、学校の授業で学ぶ英語のレベルが上がるほど、まちなか留学で体験する実践的なコミュニケーションにおいても活かせると感じる方が多いことがうかがえます。

【図3】学校で学習した英語を使ってコミュニケーションが取れると実感できましたか?(年代別)

■3:「以前よりも異文化に興味を持った」のは全体の約89%。

「まちなか留学」参加後に、以前よりも異文化に興味を持つようになったかを伺ったところ、全体の約89%が「そう思う(とてもそう思う:70.8%、まあまあそう思う:18.6%)と回答しました。年代別では特に高校・高等専門学校生の異文化への興味の高まりが強い結果でした。

【図4】以前よりも異文化に興味を持つようになりましたか?

「そう思う」と回答した方からは、「視野や世界が広がり、自分の知らないことを体験できた」「ホストファミリーの国の文化や料理の体験ができて有意義な時間だった」などの感想が寄せられました。

■4:「以前よりも異文化に興味を持った」参加者ほど、「英語をもっと勉強したい」と回答。

参加後の英語学習への意欲について、「英語をもっと勉強したいと思うようになりましたか?」と伺ったところ、全体の89%が「そう思う(とても勉強したいと思う:74.5%、まあまあ勉強したいと思う(14.5%)」と回答しました。この質問への回答では、異文化への興味の高まりを尋ねた質問への回答との相関性が見られ、「異文化に興味を持つようになったか」への回答で「とてもそう思う」と回答した方に絞ると「英語をもっと勉強したいと思う」と回答した割合は88.3%と、全体と比べて約14ポイント高い結果となりました。限られた時間の異文化交流体験であっても、英語学習への意欲喚起に効果的であることがうかがえます。

【図5】英語をもっと勉強したいと思うようになりましたか?(「以前より異文化に興味を持つようになったか」への回答別)

参加者からは、「英語で話すことへの抵抗感がなくなった」「ホストファミリーの国の文化に興味を持ったし、英語でもっとコミュニケーションを取りたかった」などの声が寄せられました。

株式会社Culmony代表 岩澤直美氏 コメント

国内にいながらも、様々な国にルーツを持つホストファミリーと生活を共にする時間は、参加者にとって非常に強烈な異文化体験です。今回の調査結果でも明らかなように、参加者の約89%が異文化への興味を深めたと回答しています。これは単なる一時的な効果ではなく、英語学習や留学、そして「もっと多様な人々と関わりたい」という思いを育む、持続的な異文化間能力の形成に繋がるものであると、子どもたちの反応を見て、確信しています。

 「まちなか留学」に参加した子どもたちは、異文化交流を楽しむ笑顔だけでなく、未知の世界に対する強い好奇心や、次々と湧き上がる多くの面白い疑問を抱いていました。その姿が非常に印象的でした。こうした体験や感情を、お互いに共有できる参加者同士の交流、そして次のステップへのフォロー体制が、このプログラムの大きな特徴だと思います。今後「まちなか留学」がさらに多くの子どもたちに広がり、日本社会全体で異文化理解を深める貴重な機会として広まっていくことを期待しています。

琉球大学名誉教授 大城賢氏 コメント

私が最も大切にしている目標は、生徒に平和につながる「対話力」を身につけさせることです。英語はツールに過ぎず、粘り強い対話力が必要です。暉峻淑子の言葉にあるように「戦争の反対は平和ではなく対話」です。まちなか留学は、国内で世界中の人々と交流できるプログラムです。早い段階で外国の方々と交流の機会を持ち、楽しい思い出とともに粘り強く対話を続けていく体験は日本の生徒に必要不可欠と言えるものです。

<調査概要>

・調査方法:オンラインによるアンケート調査

・調査対象:沖縄国際交流体験促進事業としての「まちなか留学」に参加された方(保護者による代理入力を含む)

・調査期間:2024年6月24日(月)〜7月17日(水)

・有効回答数:435名

※なお本文中のグラフにおいては、集計時に四捨五入しているため合計は必ずしも100%にならない場合があります。


<会社概要>

企業名 :HelloWorld株式会社

代表者 :代表取締役Co-CEO 野中 光、冨田 啓輔

所在地 :本社 沖縄県沖縄市中央1-7-8

     関東支店 東京都中央区日本橋小伝馬町16-5 S-TOKYO

設立  :2020年10月1日

事業概要:日本在住外国人宅での英語ホームステイ事業「まちなか留学」の運営

     世界の教室をつなぐ、英語学習&国際交流プラットフォーム「WorldClassroom」の開発・運営

URL  : https://inc.hello-world.city/

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会社概要

HelloWorld株式会社

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URL
https://inc.hello-world.city/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
沖縄県沖縄市中央1丁目7-8
電話番号
050-1743-2566
代表者名
野中 光、冨田 啓輔
上場
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資本金
-
設立
2020年10月