タブレット導入で進むICT教育安心安全なネット利用のため、正しい知識を学ぶ 『Norton小学生向けITセミナー』開催
中富良野小学校の生徒に向けてプレゼンテーションやクイズを織り交ぜながら授業を実施
消費者向けサイバーセーフティブランドであるノートンは、2024年11月22日(金)に中富良野町立中富良野小学校にて、親子含めたITリテラシーの向上を目的に、特別授業「Norton小学生向けITセミナー」を開催しました。タブレット端末が授業に導入され、常日頃インターネットに触れている生徒にとって興味・関心のある授業となり、会場では活発な意見交換が行われるなど、熱気のある授業の場になりました。
■ノートンがネットリテラシーの向上に取り組む理由
サイバー犯罪は令和4年に1万2,369件(前年比160件(1.3%)増)で過去最多を更新しています。
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令和6年3月こども家庭庁が発表した、令和5年度「青少年のインターネット利用環境実態調査」報告書では「インターネットを利用している」と回答したのは98.7%でした。若い世代でもインターネットの利用が必須となっている現代ではネット犯罪に巻き込まれないために、正しい使い方を学ぶことが必要です。
「Norton小学生向けITセミナー」を開催した中富良野小学校では、2021年からタブレットを全校生徒に配布し、学内外でのICT教育に力を入れています。「総合」の授業での課外活動で、自身の取り組んだことを対外的に発信する手段としてインターネットやSNSは欠かせないものとなっています。しかし、便利で教育の幅も広がる半面、サイバー犯罪に巻き込まれる入り口になる可能性があります。
また、小学生のスマホ利用時間は長時間化している傾向※2にあり、SNS を介した犯罪など、サイバー犯罪に小学生が巻き込まれるケースの増加が懸念されています。
そこでノートンは、小学生と保護者を対象にしたインターネットセキュリティ授業の実施を通じて、親子の IT リテラシー強化とサイバー犯罪に対する危機感の底上げを目指し、特別授業「Norton小学生向けITセミナー」を開催いたしました。
※2 こども家庭庁令和5年度「青少年のインターネット利用環境実態調査」報告書
小学生向けITセミナー/当日の様子
中富良野小学校では事前にアンケートを回収し、今後SNSを利用することが想定される4年生、すでに使い始めている5・6年生に向けて、プレゼンテーションやクイズを織り交ぜながら授業形式で行いました。
講師からSNSの利用推奨年齢や使用用途に関する基本情報に加え、個人の情報が特定されてしまう様なSNS利用における注意点や危険性について、レクチャーの後に講師や学校の先生が生徒に対して質問をすると、多くの生徒が積極的に挙手をして意見を述べる姿が見られました。授業を通じて、いままで認識していなかった“SNSの怖さ”を学び、自身の個人情報を自分で意識して守る必要性を学びました。
アンケート結果について
小学生のスマートフォン利用実態
中富良野小学校4、5、6年生の生徒89名にSNSに関する事前アンケートを実施しました。「スマートフォンを持っていますか?」という質問では4年生は64.3%、5・6年生は73.8%の生徒がスマートフォンを持っていると回答しました。高学年に上がるタイミングでスマートフォンを手にする生徒が増えることがアンケートから確認できました。
小学生のSNS利用に関して
スマートフォン所有率の上昇に伴ってSNSへの関心も高まります。「自分のSNSアカウントを持ちたいと思いますか?」という質問では、4年生は21.4%の生徒が持ちたいと回答し、すでに持っていると回答した生徒は14.3%だったのに対し、5・6年生では41%の生徒が持ちたいと回答し、すでに持っていると回答した生徒は27.9%と、デバイスが身近になることでよりSNSに興味を持つことが分かります。
サイバー犯罪に関して
SNSに興味を持ち、利用の機会が増えることにより「オンライン上で知らない人とやりとりしたことがある」と回答した生徒は4年生の17.9%から5・6年生の41%と大幅に増加します。トラブル発生有無の問いには4年生は0人だったものが5・6年生では4人と外部との接触機会が増えることにより、トラブルに起因する可能性があると5・6年生のアンケート結果からわかりました。
接触機会の増加に伴って、サイバー犯罪に巻き込まれる可能性が高まることが分かりましたが、「トラブルに巻き込まれた際の対応策を知っていますか?」の問いには大多数の生徒が対応策を知らないと答えています。
今回のアンケートではインターネットや SNS に興味を持ち、実際に触れる前に IT リテラシーを身に着けてお くことが必要です。インターネットや SNS は非常に便利なツールですが、使い方を誤るとトラブルに巻き込ま れる可能性があります。そのため、実際に問題が起きてから慌てるのではなく、事前にリスクを理解し、適切な 対策を講じることが重要です。
ノートンブランドについて
ノートンはサイバーセキュリティブランドとして、安心安全のネット環境の実現のため、セキュリティソフトの提供だけでなく、ネットリテラシーの向上を含めた教育や取り組みも拡大して行っております。
今後も技術の進歩に伴って多様化する時代の中で、人々が安全かつ快適にネット環境を使えるように、努めてまいります。
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