【シニア最新調査】3人に1人が経験!シニア層が語る「大雨被害・対策」の実態とは?
50代以上のシニア420名以上に『大雨対策』に関するアンケート調査を実施

シニア専門のマーケティングプラットホーム コスモラボ(会社名:コスモヘルス株式会社、本社:東京都港区、代表取締役社長 小塚 崇史)がシニア層の『大雨対策』に関するアンケートリサーチのレポートをリリースしました。本レポートでは、50代以上のシニア層426名を対象に、大雨被害の実態や備えに関するアンケート調査結果を分析しました。大雨の経験や対策・情報源・支援意識などの観点から、シニア世代の防災行動の傾向と課題が明らかになりました。
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調査トピックス
◆3人に1人が大雨被害の"リアル"を体験
回答者の31.7%が「大雨による被害を受けたことがある」と回答しました。被害内容は、「雨漏り」「床下浸水」など生活に直結する内容が多く、住環境に直接的な被害が集中していることが浮き彫りになりました。
◆シニアの防災意識に鮮明な温度差
「食料や水の備蓄」(41.8%)など複数の対策を講じている一方で、「特にしていない」という回答も35.9%いました。人によって備えに差がある現状が見られ、啓発や支援の必要性が示唆されます。
◆9割近くが避難サポートを切実に希望
「必要だと思う」(57.3%)と「できればあると助かる」(30.5%)を合わせると87.8%が支援を求めており、地域での共助体制への期待が高いことが明らかになりました。
1:あなたご自身やご家族が、大雨による被害を受けた経験はありますか?
(有効回答者数:426名)
「ある」と回答した人は全体の31.7%で、「ない」(65.0%)が多数派を占めるものの、約3人に1人は何らかの被害経験を持つことが明らかとなりました。「覚えていない」という回答も3.3%あり、記憶の風化や高齢による記憶の曖昧さも背景にあると考えられます。

2:大雨によって具体的にどのような被害を受けましたか?
(複数回答可)(有効回答者数:135名)
「雨漏り・屋根の破損」(34.1%)や、「床下浸水」(33.3%)、「床上浸水」(31.9%)が上位を占め、住環境に直接的な被害が集中しています。また「停電・断水などのライフラインの停止」(31.1%)や「自家用車の水没」(21.5%)など、生活機能全般が被災時に損なわれる傾向も見られました。

3:大雨による被害で最も困ったことは何でしたか?(有効回答者数:135名)
最も多かったのは「自宅の被害」(40.0%)で、次いで「ライフラインの停止(電気・水道など)」(25.9%)でした。住宅被害が精神的・経済的に大きな打撃となることが窺えます。また「交通インフラの遅延・運休」(9.6%)や「生活用品の不足」(8.1%)など、間接的な生活への影響も無視できません。災害時の生活再建支援が重要であることが示唆されます。

4:現在、大雨に備えて具体的に行っている対策はありますか?
(複数回答可)(有効回答者数:426名)
「食料や水の備蓄」(41.8%)や、「避難場所の確認」(33.3%)、「非常用持ち出し袋の準備」(31.5%)など、基本的な備えを行っている回答者が一定数存在します。一方で「特にしていない」(35.9%)との回答も多く、対策の二極化がみられます。「排水口・側溝の定期的な掃除」(26.1%)のような地域密着型の備えは比較的少なく、意識向上が課題といえます。

5:今後、大雨への備えで特に強化したいことは何ですか?
(複数回答可)(有効回答者数:426名)
最も多かったのは「食料や水の備蓄」(49.3%)で、「非常用持ち出し袋の準備」(46.2%)が続きました。今後の備えとして、「避難場所の確認」(34.7%)や「排水口・側溝の定期的な掃除」(23.7%)も上位にあがっており、一定の防災意識が浸透しつつあると考えられます。一方で「特にない」(15.7%)とする人もおり、防災への関心が薄い層への働きかけが必要です。

6:自治体のハザードマップ(洪水・土砂災害)を確認したことはありますか?
(有効回答者数:426名)
「ある」と回答したのは72.3%と高水準で、防災意識の高さが窺えます。一方、「ない」(23.2%)、「わからない」(4.5%)という回答もあり、情報が届いていない可能性があります。特に高齢層では紙ベースでの配布や説明会などの工夫が必要とされます。理解度や認知度の向上が今後の課題といえます。

7:避難場所をどこにするか決めていますか?(有効回答者数:426名)
「決めている」人は全体の60.3%で、「決めていない」(39.7%)とほぼ6:4の割合となりました。避難先が明確でない層が4割存在することは、いざという時の混乱を招く可能性があります。

8:避難の判断はどのタイミングでしますか?(有効回答者数:426名)
最多は「自治体からの避難指示が出たら」(62.2%)で、行政の指示を重視する姿勢が顕著です。「雨量がひどくなったと感じたら」(19.5%)や、「近所の人が避難し始めたら」(11.5%)など、主観や周囲の動きに依存する傾向も一部存在します。

9:大雨の情報はどのように得ていますか?(複数回答可)
(有効回答者数:426名)
「テレビのニュース」(82.6%)が最も多く、「スマートフォンの気象アプリ」(58.9%)、「自治体の防災メール」(49.8%)と続きます。SNS(Xなど)は4.9%に留まり、デジタル情報へのアクセスが限定的であることが明らかとなりました。

10:高齢者向けの避難サポート(見守り、付き添いなど)が必要だと
思いますか?(有効回答者数:426名)
「必要だと思う」(57.3%)と「できればあると助かる」(30.5%)を合わせると、全体の87.8%が支援を求めています。「特に必要ない」は12.2%にとどまります。移動や判断に不安を抱える高齢者が多く、避難所までの同行支援や地域見守り体制の整備が急務であることが示されました。

総評
今回の調査から、シニア層426名の大雨対策における実態と課題が明らかになりました。約3割(31.7%)が実際に大雨被害を経験しており、特に「雨漏り・屋根の破損」(34.1%)や「床下浸水」(33.3%)など住環境への直接的な被害が深刻な問題となっています。
防災対策の実施状況では「食料や水の備蓄」(41.8%)が最も多い一方で、「特にしていない」との回答も35.9%あり、対策の二極化が見られます。今後の強化意向では「食料や水の備蓄」(49.3%)や「非常用持ち出し袋の準備」(46.2%)への関心が高く、基本的な備えへの意識向上が期待されます。
情報収集では「テレビのニュース」(82.6%)が圧倒的で、「スマートフォンの気象アプリ」(58.9%)も一定の利用があります。ハザードマップの確認率は72.3%と高く、防災意識の浸透が窺えます。
避難については60.3%が避難場所を決めているものの、判断タイミングは「自治体からの避難指示」(62.2%)に依存する傾向が強く見られます。特筆すべきは、87.8%が高齢者向け避難サポートの必要性を認識していることで、地域での共助体制構築への期待が高いことが示されました。
今後は、未対策層への啓発強化と、シニア層の特性に配慮した実践的な防災支援体制の整備が重要課題となるでしょう。
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コスモラボについて
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調査概要
◾️調査方法:ネットリサーチ
◾️調査地域:全国
◾️対象者 :「コスモラボ」のアンケートモニター
◾️回答総数:426
◾️調査対象期間:2025年5月28日
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会社概要
◾社名 :コスモヘルス株式会社
◾代表者:代表取締役社長 小塚 崇史
◾本社 :東京都港区新橋1-12-9-10F
◾設立 :1984年7月1日
◾資本金:1億円
◾URL :https://www.cosmohealth.co.jp/
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