AIロボティクス企業 株式会社アールティへの戦略的投資に関するお知らせ

日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO 市井 明俊、以下NSK)は、株式会社アールティ(本社:東京都千代田区、代表者:代表取締役 中川友紀子、以下、RT社)と業務提携契約を締結するとともに、第三者割当増資によりRT社の株式を取得し、NSKはRT社議決権の3分の1超を保有する株主となりました。
RT社は、ヒューマノイドロボットを中心とした「人と柔軟に協調して作業するロボット」の開発・社会実装における先駆企業として、フィジカルAI (機械が現実世界を理解して動作するために用いられる人工知能)を基礎とする次世代AIロボット(ヒューマノイドロボットに限らずAIを活用した装置全般)を製造・供給する基盤の構築を推進しています。
NSKは、RT社が有する先進的なAI・ロボット技術と、自社が長年培ってきたトライボロジーや解析技術、ならびにベアリングや直動製品などの製品技術を融合することで、より高付加価値なロボット製品・サービスを開発・提供することが可能になります。
業務提携契約の主な内容
●国産四足歩行ロボットの実用化に向けた協業
●製造業向けヒューマノイドロボットの社会実装に向けた共同開発および協業
●AI/ハードウェア/ソフトウェア各種要素技術の共同研究と開発
●両社技術・営業人材の交流を通じ、提案力の強化と市場開拓
NSKは、製造業やサービス業が直面する人手不足といった社会課題をAI・ロボット技術で解決する、「人と共存するロボット社会の実現」に向け、本件を契機にロボット事業への取り組みを本格化させてまいります。
RT社のプレスリリースはこちら:
■RT社について
RT社は、2005年に創業して以来、「Life with Robot®」「Work with Robot®」を理念に掲げ、人とロボットが共に働き、共に生きる社会の実現を目指してきました。ヒューマノイドロボットや四足歩行ロボットをはじめとする独自のAIロボットの開発において、エンボディードAI/フィジカルAIの両面から、AIとハードウェアを融合する技術を強みとしています。同時に、現場第一主義の開発姿勢を通じて、省力化や生産性向上、並びに社会課題の解決に貢献しています。
また、ROS(Robot Operating System)をはじめとする先端ソフトウェア技術に強みを持ち、日本におけるロボット基盤技術の普及をリードしてきました。研究開発から社会実装までを一貫して手がける体制を構築するとともに、教育事業にも注力し、次世代を担う人材の輩出も支援しています。
同社ウェブサイト: https://rt-net.jp/

■NSKについて
NSKは、1916年に日本で最初の軸受(ベアリング)を生産して以来、100年以上にわたり軸受や自動車部品、精機製品などのさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきました。1960年代初頭から海外に進出し、現在では約30ヶ国に拠点を設け、軸受の分野で世界第3位、またボールねじなどにおいても世界をリードしています。
企業理念として、MOTION & CONTROL™を通じて円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、国を越えた人と人の結びつきを強めることを掲げています。2026年に向けてNSKビジョン2026「あたらしい動きをつくる。」を掲げ、世の中の期待に応える価値を協創し、社会への貢献と企業の発展の両立を目指していきます。
NSKについての詳細は、こちらのページをご覧ください。
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