DX人材育成のMENTER x 日本経済大学が教育革新パートナーシップ契約を締結。AI搭載バーチャルアシスタントによる授業支援を2024年春開始
〜 AIの活用によって大学教職員の業務時間削減と教育の質向上を目指す 〜
マンガ形式のDX人材育成サービス「MENTER」を提供するWHITE株式会社(本社: 神奈川県横浜市、代表取締役: 横山 隆、以下「当社」)と、都築学園グループの日本経済大学(所在地:福岡県太宰府市、学長:都築明寿香)は、AIの活用によって大学教職員の業務時間削減と教育の質向上を実現するため、教育革新パートナーシップ契約を4月25日に締結しました。2024年春には共同プロジェクトの第一弾として、教授の授業支援を行うTA(Teaching Assistant / 教授の助手)の役割を果たすAI搭載バーチャルアシスタントを導入した授業を実証実験として行う予定です。
◻︎背景
2023年はOpenAI社のChatGPTの登場により、様々なシーンでAIが浸透しました。教育業界においても、文部科学省が「大学・高専における生成AIの教学面の取扱いについて」AI技術の進展や指針等の運用状況などに応じ、対応を適宜見直していくことが重要であると発表しています。
*参考:https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2023/mext_01260.html
一方で、日本国内では、大学をはじめとする教育機関においてこれを実務レベルで有効活用し本質的な課題解決やイノベーティブな取り組みに発展させている事例は未だ多くありません。
◻︎プロジェクト概要
このプロジェクトでは、日本経済大学と協力して、AIやオンライン学習など必要に応じてさまざまなソフトウェアを使いこなし、次世代の教育環境を創造することにあります。具体的には以下テーマへ取り組んでいく予定です。
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AIを活用した伝統的な授業スタイルの変革
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情報リテラシー等の先端教育科目の強化
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人材不足による教育の質低下に対しテクノロジーでアプローチ
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その他各種実証実験
◻︎プロジェクトの一例:AI搭載のバーチャルアシスタントが授業支援
すでに準備を進めているものとして、ChatGPTを本プロジェクト向けにシステムへ独自に組み込んだ大学用のAIである「T-AI (ティー・エーアイ)powered by OpenAI 」があります。これはTAとしての役割を果たすものです。例えば大教室の授業であっても学生一人ひとりの質問に対して回答提供することで各人の習熟度を高めることや、出席確認/提出物管理などの事務作業を支援することができ、教授アシスタント(TA)の問題に対処する事が可能です。そしてなにより、教授とAIが協働して授業を運営することで個別指導により近い形で学習情報提供することができる、新たな教育環境構築を目指します。
*T-AIはとれしん株式会社(https://www.toreshin.com/ )との共同開発サービスです
◻︎2024年4月25日に実施したデモ授業の様子
◻︎この独自システムを採用する至った学術的背景
教師1名が生徒30名に従来型授業を提供するよりも、教師1名:生徒1名の個別指導型の方が習熟率は高いことが科学的研究(*「2シグマ問題」)によって明らかになっています。 当然教育の質をあげるには個別指導型授業を増やせば良いのですが、現実的には、個別指導を実現できる教師の数や予算を用意することは難しいというジレンマがあります。どのようにしてより多くの生徒に1対1の個別指導型授業に匹敵する教育的利益を提供できるかという問題が大学現場でもあがっていました。今回のプロジェクトではこの問題に対して、生徒1名に対して1台のバーチャルアシスタントという構成をとることで教育の質を向上させることができるかどうかを検証する予定です。
*「2シグマ問題」とは、教育学者ベンジャミン・S・ブルームが1984年に提唱した概念。1対1のチュータリングを受けた生徒が、従来の教室指導型授業を受けた生徒よりも平均して2標準偏差(シグマ)高い成果を示した。
*参照文献「The 2 Sigma Problem: The Search for Methods of Group Instruction as Effective as One-to-One Tutoring」by Benjamin S. Bloom
https://facultycenter.ischool.syr.edu/wp-content/uploads/2012/02/2-sigma.pdf
◻︎日本経済大学 学長 都築明寿香氏のコメント
ChatGPT等の生成AIの登場により、本学でも生成AIのガイドラインを発表し、積極的な活用を進めてまいりました。生成AIは教育を大きく変える可能性を秘めています。今後、WHITE株式会社と日本経済大学は共同で、生成AIを活用し教育の質を向上するとともに、学校の業務革新を目指してまいります。
T-AIに関するWHITE株式会社お問い合わせ窓口はこちら
> https://menter.jp/tai.html
▢ マンガ形式のDX人材育成サービス「MENTER(メンター)」について
マンガで楽しくDX人材育成を行うことのできるサービスです。文系(非エンジニア)でも必要不可欠なIT基礎知識やGoogle検索で問題解決するチカラ、Excelの関数、RPAやAIの設計方法まで幅広く取り扱っています。ITリテラシーのボトムアップにより組織のDX推進を実現します。
▢ 「MENTER」が提供する講座一覧(一部抜粋)
MENTERは「ITを使いこなす人材」を育成することのできるサービスです。
ショートカットキーからExcel、ChatGPTまで、業務改善に直結するスキルを中心にサポートしています。
▢ 導入企業(一部抜粋)
花王グループカスタマーマーケティング株式会社、株式会社うるる、株式会社オンワードデジタルラボ、株式会社CaSy、株式会社iDA、株式会社エー・ビー・シー メディアコム、炭平コーポレーション、みずほビジネスパートナー株式会社、ダイドー株式会社、日産専用船株式会社、株式会社パルコ、髙島屋労働組合、他
▢ サービス詳細
詳細はこちら https://menter.jp/
▢ WHITE株式会社について
デジタルに強い人材を育成 / 伴走 / 紹介 事業を運営する会社です。
・本社所在地 :神奈川県横浜市中区尾上町3-35 横浜第一有楽ビル 3F
・代表者名 :代表取締役社長 横山 隆
・事業内容 :文系DX人材育成、DX支援、人材紹介
・設立年月日 :2017年1月5日
・会社HP :https://wht.co.jp/
・MENTER :https://menter.jp/
・MENTER PERSONAL:https://personal.menter.jp/
・ITスキルアップ相談室:https://menter.jp/blog/
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