アルパカラボ、資金調達を実施。MIXI、サカイ引越センター、ベクトルなどから約3億円

累計調達額は約8億円。各社との事業連携も見据え、運転請負によるドライバー提供プラットフォーム「エアクルワン」を強化。サカイ引越センターからスタートアップ投資第二号案件として採択。

アルパカラボ

アルパカラボ、資金調達を実施。MIXI、サカイ引越センター、ベクトルなどから約3億円

運転代行配車プラットフォーム「AIRCLE(以下、エアクル)」およびドライバー提供プラットフォーム「AIRCLE ONE(以下エアクルワン)」を展開する株式会社Alpaca.Lab(所在地:沖縄県中城村、代表取締役:棚原 ⽣磨、以下アルパカラボ)は、株式会社MIXI、株式会社サカイ引越センター、株式会社ベクトルほか既存5社を引受先とした第三者割当増資により、約3億円の資金調達を実施しました。これにより、これまでの累計調達額は約8億円となりました。

■資金調達の背景と目的

・背景

運転代行は、飲酒後の安全な帰宅手段として需要が高く、特に地方都市を中心に利用されています。しかし、現行のサービスは電話や無線による非効率な配車が主流で、長い待ち時間が利用者とドライバーの負担となり、慢性的なドライバー不足を招く要因の一つとなっていました。

弊社はこれらの市場課題を解決するため、運転代行配車プラットフォーム「エアクル」を開発しました。効率的なアルゴリズムと運用により、配車確定までの時間を平均30秒、到着時間を7分に短縮し、大幅な時間削減を実現しました。

そして2024年には、ドライバー提供プラットフォーム「エアクルワン」の提供を開始し、運転代行事業者が不足する地域に一般企業が参入できる道を開きました。これにより、ドライバー不足の解消に貢献しています。さらに、市場の健全化を見据え、ドライバーの人材研修・育成を通じて、安全性と安心感の向上に寄与していきます。

アルパカラボの提供するサービス

・目的

今回の資金調達により、エアクルの地域展開とエアクルワンのサービス拡大を推進し、保険や新機能を備えたドライバー提供サービスを拡充します。ドライバー不足に悩む企業、運転代行業者、飲食店、法人への営業を強化するとともに、マーケティング事業を推進し、運転代行の需要喚起を目指します。独自AIによる需要予測を導入し、効率的な配車とサービスエリアの最適化を図ります。単にサービスを提供するだけでなく、業界全体をリードする企業を目指します。

・事業連携

今回参加していただきましたMIXI様とは、ライフスタイル領域事業やスポーツ領域における観戦事業との相性の良さを生かし、ファミリー層を含めた幅広い利用者に対して新たな付加価値の提供を目指します。

サカイ引越センター様とは、引越し業務の効率化やドライバー人員不足に貢献するアイデアを模索します。繁忙期における引越しドライバーへのサポートや物流機能の活用、認知拡大に向けた飲食店や関連施設への広告展開に協力し、地域社会での価値提供を強化します。

両社との提携に加え、ベクトル様からPRの側面で支援を受けながら、社会課題の解決と新たなビジネスチャンスの創出を目指します。柔軟かつ戦略的なアプローチで事業を推進してまいります。

■引受先コメント

株式会社MIXI 投資事業推進本部投資事業部 藤原 弘之氏

棚原さんから「エアクルワン」のお話を聞いたときのワクワク感は今でも覚えています。MIXIとして注力しているライフスタイル領域やスポーツ領域におけるベッティング事業、観戦事業などとの連携可能性がすぐに思い浮かびました。ファミリー向けだけでなく、MIXIが関わる様々な施設、特にアリーナやスタジアムに加え競輪場や競馬場などとも相性が良いので、来場者の皆さんが心置きなく楽しめるような取り組みをこれから一緒に考えていけることを楽しみにしております。

株式会社サカイ引越センター グループ推進室執行役員 清水 雅人氏

弊社は、引越業を核に世界一の新生活応援グループを目指しお客様の新生活をより快適にするため、様々なサービスを提供しております。今回の提携により、弊社グループとのシナジーを活用し共に業容拡大に向けた取組を紡いで参ります。また、AIRCLEのサービスエリア拡大により社会問題となっている飲酒運転撲滅に寄与できるものと考え資本業務提携を締結致しました。今後の成長も期待しております。

株式会社ベクトル 代表取締役会長兼社長 西江 肇司氏

株式会社Alpaca.Labは、運転代行業界のデジタル化と効率化において革新的な取り組みを行っており、その先進的なモデルは業界全体の未来を示すものと考えています。特に、独自の運転請負方式を採用する『エアクルワン』は、運転代行業におけるドライバー不足という課題解決に留まらず、多岐の業界において新たな価値創出をもたらす可能性を秘めています。

 弊社は『いいモノを世の中に広め、人々を幸せに』という理念のもと、優れた企業やサービスを支援してまいりました。今回の出資を通じて、Alpaca.Labの革新的なサービスがさらに広がり、より多くの人々に貢献できるようにサポートしていきたいと考えています。

■引受先一覧

今回の資金調達ラウンドには、新たに3社の投資家をお迎えするとともに、既存の5社の株主様にもご参画いただきました。

  • 株式会社MIXI様

  • 株式会社サカイ引越センター様

  • 株式会社ベクトル様

  • Open Network Lab・ESG1号投資事業有限責任組合様

  • XTech1号投資事業有限責任組合様

  • 仲村秀一朗 様

  • 株式会社NKC ASIA様

  • 株式会社すこやかホールディングス様

■アルパカラボの取り組み

アルパカラボは、運転代行配車プラットフォーム「エアクル」を開発・運営し、沖縄県を起点に全国8エリアで展開しています。2020年8月に一般利用者向けサービスを開始し、これまでに利用者は16万ダウンロード、600業者以上が登録されており、累計注文数は40万件を突破しました。効率的なアルゴリズムによる最適な配車により、配車確定まで平均30秒、平均到着時間は7分となり、従来と比較すると約80%以上の時間短縮に成功し、いままでにない配車体験と業務改善を実現しました。

エアクルワン

2024年4月にはドライバー提供プラットフォーム「AIRCLE ONE(エアクルワン)」の提供を正式に開始しました。普通自動車第一種運転免許保持のドライバー1名のみで代行運転サービスの提供を可能とする「運転請負業」により、運転代行事業者が不足する地域に一般企業が参入できるようになり、ドライバー不足の解消に貢献しています。

エアクルワンの契約増で、ドライバー不足の解消に貢献

4月の正式提供開始以来、加盟業者は毎月増加傾向にあります。導入地域は28都道府県まで拡大し、都市部から地方まで幅広い地域でご利用頂いています。

現在、28都道府県に拡大

■資金調達後の展開

今回の資金調達を機に、運転代行市場が抱える人手不足の解決やコスト削減を通じた市場の健全化を推進します。第一種運転免許ドライバーすべてが移動の主体となれる仕組みを提供し続けることで、各市場におけるドライバー不足を解消し、地域社会への貢献を強化します。

■お問い合わせ

エアクル、およびエアクルワンの導入やドライバー不足のニーズがありましたら下記よりお問い合わせください。

  • 運転請負業フランチャイズ募集について

  • ドライバー不足に悩む企業募集について


■人材採用の強化について

事業拡大に伴い、エンジニア、事業開発、セールスやCSなど各分野の人材を募集しています。詳細は下記の採用情報ページをご覧ください。


会社概要

会社名:株式会社Alpaca.Lab

設立:2018年8月27日

代表者:代表取締役 棚原 生磨

所在地:沖縄県中頭郡中城村南上原1111-1

事業内容:運転代行配車プラットフォーム「AIRCLE(エアクル)」と、ドライバー提供プラットフォーム「AIRCLE ONE(エアクルワン)」の開発・運営

URL:https://alpacalab.jp/

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会社概要

株式会社Alpaca.Lab

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URL
https://alpacalab.jp/
業種
情報通信
本社所在地
沖縄県中頭郡中城村南上原1111-1
電話番号
-
代表者名
棚原 生磨
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年08月