育て上げネットが組織運営やガバナンスが一定水準以上のレベルの団体を認証するグッドガバナンス認証を更新
日本のNPOは各国比較で最低の信頼度、信頼向上のため第三者の公平な評価を
「若者と社会をつなぐ」をミッションに子ども・若者を支える認定NPO法人育て上げネット(東京都立川市、理事長:工藤啓)は、公益財団法人日本非営利組織評価センター(東京都港区、理事長:佐藤 大吾)が提供する、非営利組織自身の信頼性を証明する認証制度「グッドガバナンス認証」を更新したことをご報告します。
■日本のNPOは国別の信頼度が最低
エデルマン・ジャパン株式会社が発表する「2023 エデルマン・トラストバロメーター(※1)」において、日本におけるNGO/NPOの信頼度は38%で、調査対象となる26か国の平均59%を大きく下回っており、最低となっています。
(画像:2023 エデルマン・トラストバロメーター調査結果より抜粋)
NPOは国、自治体や公的機関に加え、企業、個人寄付者、サービス利用者とステークホルダーが多様でその関わり方も幅広い特徴を持つ組織体です。さまざまな観点で活動の評価を受けるなかで、外部からは見えにくく、一方で重要視される「組織の内面」を適切な形で表現していく必要があります。
「グッドガバナンス認証」を通じて第三者の公平な観点による評価を通じて、信頼性・透明性の向上に努め、活動に対する信頼を高めていきたいと考えています。
グッドガバナンス認証とは?
信頼を目に見える形にしたのが「グッドガバナンス認証」です。
グッドガバナンス認証を取得した団体は、日本非営利組織評価センターが定める認証用の評価基準、27の全ての項目を満たした団体です。
この基準では、寄付金の募集の際に資金使途など適切な情報提供を行っていること、寄付者に対して寄付金に関する活動報告を適切に行い、ウェブでも概要を公開していることなどを確認しています。
また、組織内部で不正を防ぐ仕組みがあるなど、健全な財務管理がなされていることも確認しています。
寄付をしたい、ボランティアとして参加したいという市民や企業の方が、期待をかけて支援ができる団体として紹介しているのが「グッドガバナンス認証団体」です。
■育て上げネットについて
すべての若者が社会的所属を獲得し、「働く」と「働き続ける」を実現できる社会を⽬指し、若者と社会をつなぐ活動を⾏う認定特定⾮営利活動法⼈です。若者⽀援を「社会投資」ととらえ、無業の状態にある若者の就労基礎訓練プログラム「ジョブトレ」や、その保護者の⽀援、学校やコミュニティ向けの教育⽀援プログラムを実施しています。また当事者だけでなく、地域社会・⾏政・企業と連携した⽀援者の育成など、多岐に渡る活動を展開し社会全体で若者を⽀援する⼟壌を創っています。
https://www.sodateage.net/
(※1 2023 エデルマン・トラストバロメーター:https://www.edelman.jp/sites/g/files/aatuss256/files/2023-04/2023%20Edelman%20Trust%20Barometer_Japan%20Report_J.pdf)
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