ロボットメーカーのFUJI、中国東莞事務所を移転しショールームを拡充

最新モデル「NXTR」を用いた自動化システムを展示し、中国での自動化提案を強化

株式会社ＦＵＪＩ

2024年10月11日 18時20分

株式会社ＦＵＪＩ（本社:愛知県知立市、代表取締役社長:五十棲丈二、以下、「ＦＵＪＩ」）は、グループ会社であるFUJI MACHINE CHINA CO., LTD（本社:中国、董事兼総経理: 盛世緯、以下「FMC」）の中国華南地区の基幹拠点である東莞事務所を移転し、併設ショールームを拡充しました。2024年9月25日には、100名を超える関係者にご参加いただき、竣工セレモニーを執り行いました。本拠点は今後、セミナーや顧客向けプライベートショーの場としても活用し、現地の営業・サービス体制のさらなる強化と自動化提案力の向上を図ります。

（左から）FUJI 第⼆営業部部⻑⼩柳雄嗣、FUJI 上席執⾏役員浅岡鉄哉、FUJI 取締役執⾏役員佐藤武、FMC 董事兼総経理盛世緯、FMC 副総経理⻩建偉

東莞事務所

東莞事務所は2008年に開設され、中国華南地域におけるＦＵＪＩのSMT関連装置のアフターサポートを担ってきました。この度の移転で新設されたショールームでは、最新機種である「NXTR」*を用いた最先端の生産フロア自動化システムが展示され、実際にデモンストレーションが可能です。また、人手不足や人件費の上昇を背景に需要が年々拡大している手挿入部品の基板組付け工程を自動化する装置も導入されています。

*NXTRについて　エレクトロニクス製品に内蔵される電子基板に部品を組み付ける電子部品実装ロボット。最先端の自動化およびDX技術を駆使したＦＵＪＩ独自のスマートファクトリー構想「FSF」のプラットフォームとして、電子部品実装工場の無人化を目指して開発されたＦＵＪＩのSMT実装機の最先端モデル。

ＦＵＪＩでは、営業戦略の一環として、最新鋭の自動化システムを体験できるショールームの拡充を進めています。この度の新ショールーム開設は、中国における自動化システムの提案力強化の一環であり、人件費の高騰や人材不足、および自動化による生産効率や品質向上を求める声の高まりを背景に、中国で拡大が見込まれる自動化需要に対応するものです。今後においても、最新の自動化システムを体験できるショールームの拡充をグローバルに進めてまいります。