SCSK、次世代ロボット開発の『AIRoA』に参画、フィジカルAI による現場自律化を加速
デジタル空間とフィジカル空間の協調に向けた概念検証を開始
SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭、以下 SCSK)は、SCSKグループの技術戦略「技術ビジョン2030」の注力デジタル技術領域の一つである「AI/データ活用」の一環として、フィジカルAI(Physical AI)分野の取り組みを加速します。当社がこれまで培ってきたAI 技術をロボットに応用・拡張することで、各種現場における人材不足などの課題解決を目指します。本取り組みを推進するにあたり、2024 年12 月に設立されたAI ロボット協会(AIRoA)に参画しました。AIRoA は、NEDO※1 の公募事業に採択されるなど確かな実績を持ち、産学連携で次世代ロボットの脳となる『基盤モデル開発』やデータエコシステムの構築を推進する国内最先端の技術コミュニティです。SCSKは同協会への参画を通じて、フィジカルAI に関する最新技術の獲得およびAI・ロボティクスの現場適用に向けた検証を開始します。
※1 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、エネルギー・地球環境問題の解決や日本の産業技術力の強化のため、委託事業や補助金などにより技術開発を支援する政府の機関です。https://www.nedo.go.jp/
1.背景
昨今、ロボティクスとAI 技術の飛躍的な進化により、実世界の機器での高度な判断を可能とする「フィジカルAI」に世界的な注目が集まっています。この技術革新により、ロボットは単なる定型作業の代替手段にとどまらず、これまで人手に頼らざるを得なかった複雑な業務も遂行できると期待されています。しかし、製造や物流、インフラ点検といった現場では、従来の定型的なロボット制御では対応が難しい「不確実性」が存在します。例えば、天候による環境変化や、形状が一定でない物体のハンドリング(操作)といった課題です。具体的には、物流現場における「変形した梱包箱の認識」や、製造現場における「照明の反射や明るさの変化への対応」などは、デジタルデータとして定義しにくく、長らく自動化の障壁となってきました。
こうした背景を踏まえ、SCSKは技術戦略「技術ビジョン2030」のもと、AI エージェントによる業務の自律化・高度化を目指す「SCSK-Multi AI Agent Office」構想※2 における「自律型マルチAI エージェント」の適用領域をフィジカル空間へと拡張し、フィジカルAI の取り組みを加速させます。当社の強みであるAI エージェント技術やデータ分析の知見をロボットの制御に応用することで、予期せぬ状況変化にも自律的に対応できる高度なソリューションを開発し、お客様のビジネス変革と社会課題の解決に貢献します。
※2 https://www.scsk.jp/news/2024/pdf/20240930.pdf
2.取り組み内容
(1) AI ロボット協会(AIRoA)への参画による技術基盤の強化
SCSKは、2026 年1 月1 日付でAIRoA へ参画しました。AIRoA は、ロボットとAI の融合によりロボット開発の技術革新を目指し、社会におけるロボットの活用を推進することを目的に設立された非営利団体です。本協会への参画は、大学・研究機関等の有識者による推薦および承認を経て実現したものであり、当社はこれによりフィジカルAI に関する最新技術動向、ならびに、基盤モデルやデータエコシステムの知見を獲得します。また、当社が有する約10,000 社の顧客基盤を活かし、より多くの現場へのロボット普及・社会実装に尽力することで、労働人口減少や人手不足などの社会課題をAI ロボットで解決する取り組みを目指します。
(2) AI ロボットの社会実装
今後数年以内に我々の日常生活においてもロボットの活用が広がることが想定され、当社でもいち早く、人と共存したロボットの社会実装を目指しています。AI エージェント技術やデータ分析の知見を活用したロボット制御のほかに、ロボットを安心・安全に利活用できるVLM(Vision Language Model:視覚言語モデル)などのAIモデルを開発することで、競争力のあるAI ロボットが実現できると考えています。
今後は製造ラインで人と協働するAI ロボットの開発など、お客様の現場で求められているAI ロボットの実用性の検証をお客様と共に推進します。また同時に、ロボットを一元管理・運用できるプラットフォームの開発にも取り組んでいきます。
SCSKグループ技術戦略
SCSKグループは、「共創 IT カンパニー」の実現に向けた取り組みを加速するため、技術戦略「技術ビジョン2030」を推進しています。「技術ビジョン 2030」では、先進デジタル技術の最大活用による事業構造の変革(デジタルシフト)や生成 AI の活用による飛躍的な生産性向上の実現を目指すとともに、蓄積してきた知財を活用した製品・サービス開発を推し進め、お客様や社会、生活におけるさまざまな課題解決に対応していきます。
・SCSKグループ技術戦略「技術ビジョン 2030」
https://www.scsk.jp/sp/technology_strategy/index.html
SCSKグループのマテリアリティ
SCSKグループは、経営理念「夢ある未来を、共に創る」の実現に向けて、社会と共に持続的な成長を目指す「サステナビリティ経営」を推進しています。
社会が抱えるさまざまな課題を事業視点で評価し、社会とともに成長するために、特に重要と捉え、優先的に取り組む課題を7つのマテリアリティとして策定しています。
本取り組みは、「安心・安全な社会の提供」に資するものです。
-AI・ロボティクスの社会実装を推進し、人手不足や労働人口減少などの社会解決に貢献
-国内最先端の技術コミュニティとの連携や知見獲得により、イノベーション創出を加速
・SCSKグループ、経営理念の実践となる7つのマテリアリティを策定
https://www.scsk.jp/corp/csr/materiarity/index.html
本件に関するお問い合わせ先
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
技術戦略本部 戦略企画部
E-mail: tsd-info@scsk.jp
※掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。
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