群馬県前橋市「デジタル田園都市国家構想推進交付金事業」で非認知能力を育む自然探求プログラム「WONDER NATURE LABO」スタート
アプリを活用した生き物調査キックオフイベントを6月4日(日)開催
「グリーンインフラ」や「コミュニティデベロップメント」を手掛ける東邦レオ株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:吉川稔)は、内閣府が推進する「デジタル田園都市国家構想推進交付金事業」の採択都市である群馬県前橋市において、「まえばし暮らしテック推進事業」の一環で、2023年夏より約半年にわたって、小学生を対象に非認知能力を育む自然探求プログラム「WONDER NATURE LABO」(ワンダーネイチャーラボ)をスタートいたします。それに先立ち、今春リリース予定のスマホ用アプリケーション「U-GREEN walkまえばし」(ユーグリーンウォークまえばし)と「ワンダーウォッチ」を活用して生き物調査を行うキックオフイベントを6月4日(日)に開催いたします。
- 「WONDER NATURE LABO」の背景と狙い
前橋市は、内閣府が推進する「デジタル田園都市国家構想推進交付金」の採択を受け、全国の地方中核都市のモデルとなるような先駆的取組を実施し、市民によって育まれる共助型未来都市、一人ひとりが幸せでいられる街を目指して、「まえばし暮らしテック推進事業」を実施し、様々なサービスを構築しました。その施策のひとつ「緑化・生態系の可視化による環境意識の醸成」として2023年7月よりスタートするのが、「WONDER NATURE LABO」です。
昨今、21世紀型スキルと呼ばれる非認知能力 (創造力・課題発見、解決力・コミュニケーション力・情報リテラシー)を育む機会の創出は、多くの国や地域で様々なアプローチによる取り組みが進んできています。
「WONDER NATURE LABO」では、自然や街なかといった前橋市が持つ全ての環境をフィールドに、様々な分野で活躍するエキスパート達とのプログラムを通じて得られる沢山の気づき、感動、ひらめきの体験によって、これからの時代に求められる「非認知能力」を育みます。
デジタル田園都市国家構想の元、デジタルグリーンシティを推進する前橋市を舞台に、先進的な教育プログラムを提供し、このプログラムを全国各地へと拡げていきたいと考えています。
- 「WONDER NATURE LABO」コンセプト
予測の難しい、答えのないこれからの時代を 生きる子どもたちに。「WONDER NATURE LABO」 は、自然の中に飛び込み、夢中で遊び、五感を養い、非認知能力を育む探求プログラムです。
自然・科学・テクノロジー・アート分野を牽引する講師と子どもたちが、いっしょに教室から飛び出して。
自然の中で、好奇心を解放させて、夢中で楽しみながら、かけがえのない感性と非認知能力を育てます。
- 「WONDER NATURE LABO」の内容
公式サイト:https://wondernature-labo.jp/
- 現在企画中の「WONDER NATURE LABO」展開プログラムイメージ
前橋アロマによる企業ブランディング体験
講師候補:深津恵さん
様々な企業のアロマブランディングを手掛ける深津恵さんと、前橋市内を歩き回って、自生する植物を採集。
その植物を使って、前橋市内のお店をブランディングするオンリーワンの「香り」を蒸留して作ります。
超ミクロ映像制作で前橋の自然を再発見
講師候補:平井文彦さん
日本を代表する昆虫映像クリエイターの平井文彦さんと、前橋市内を歩き回って、様々な生き物の姿を撮影。超ミクロ、超スローに時間や空間を切り取ることで、肉眼では見えなかったあらたな自然の世界に出会います。
- 「WONDER NATURE LABO」講師
加藤 智博 【プログラム監修】
立命館守山中学校・高等学校教諭
鳥取県鳥取市出身。2020年3月まで学校教育改革で注目を集めた東京・千代田区立麹町中学校で、工藤勇一校長(現在 横浜創英中学校高等学校長)のもと、生活指導主任(現・生徒支援主任)と学年主任を兼務。「生徒の自律を育む」という最上位目標を掲げ、次々と進められた学校教育改革の現場で中心的役割を担う。
2020年4月から立命館守山中学校・高等学校に実践の場を移す。麹町中での実践を継続するとともに、脳神経科学やコーチング、マインドフルネスやポジティブ心理学の知見を取り入れた教育実践を行なっている。共著に「自律と尊重を育む学校」(時事通信社)がある。
渡邉 辰吾
株式会社ソウワ・ディライト 代表取締役CEO
群馬県前橋市生まれ。大学卒業後、広告代理店勤務を経て、2005年に父であり創業者でもある故・渡邉孝が代表を努める双和電業株式会社(現・株式会社ソウワ・ディライト)に入社。2015年より現職。電気工事業を生業とする中でデンキが創り出すミライへの可能性を教育や環境分野を中心としてアート的に表現するだけでなく、群馬県及び前橋市の行政政策にも深く関与し官民共創のデザインを地域に創り出している。
同社のビジョンである「宇宙のミライにワクワクする」を掲げアクションを重ねる中で昨年開催された【サステナブル・ブランド国際会議2022横浜】に於いて「地球、人、文化が再生する街のデザイン〜自然と人との関係性から変革を生みだすリーダーたち〜」として登壇。群馬県吉岡町教育委員会 Educational innovation adviser。
小野 なぎさ
一般社団法人森と未来 代表理事
東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科卒業後、森を人の健康に活用したいという動機から企業のメンタルヘルス改善に関わる事業に携わり、認定産業カウンセラー、森林セラピストの資格を取得。約15年間で、森林を活用した研修プログラムの開発、健康リゾートホテル事業、海外のメンタルヘルス事業の立ち上げを経験。これまで述べ2,500人を森へ案内し、全国の地域と連携し森林資源を活用した観光プランづくり、企業研修、人材育成を実施し、執筆や講演活動を行う。2015年一般社団法人 森と未来を設立、代表理事に就任、森林空間を活用した新しい森林の利用“森林浴”に着目し、国内、海外で活動を行う。2019年〜林野庁 林政審議会委員に就任。著書に『あたらしい森林浴』学芸出版社(2019.7.20)
平井 文彦
昆虫映像クリエイター・TOKYOBUGBOYS代表
東京都江戸川区生まれ、愛知県育ち。昆虫の写真や動画を掲載したメディアを運営。日本を代表する昆虫映像クリエイターとして「所さんの目がテン!」(日テレ系)などメディアへ多数出演。
企画展:ざんねんな昆虫展【映像】(狭山市博物館) 大昆虫展in東京スカイツリータウン【写真/映像】ハネのなるほど!【映像】(石川県ふれあい昆虫館) ほか
書籍:学研の図鑑LIVE新版-昆虫-【映像】(学研) 里山の生き物図鑑-所さんの目がテン!かがくの里×学研の図鑑LIVE【写真/映像】(学研)ほか
メディア:NHKスペシャル 超・進化論 第2集 愛しき昆虫たち~最強の適応力~【協力】ほか
西島 雄志
彫刻家
1969年神奈川県生まれ。1993年東京芸術大学美術学部彫刻科卒業。1995年東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。
近年は、「存在」と「気配」を思考する中で、「神」をモチーフに用いている。「神」とは人が感じ取る「第六感」の別名ではないかと考えている。彫刻制作の傍ら2021年までの約30年間、芸大美大の受験予備校や特殊メイクの専門学校でデッサンや塑造の指導。
和のあかり×百段階段(ホテル雅叙園東京/東京) 2022、「BIWAKOビエンナーレ 2022」(滋賀県近江八幡市・彦根市) 2022
深津 恵
Scenting Designer
大分県日田市生まれ。18歳まで大自然のなかで過ごす。20代のはじめに、航空会社で働い た経験がホスピタリティーを培う原点となる。その後、香りの世界へ。『@aroma』の立ち上げから携わり、ANA、ルイスポールセン など、数多くのカオリ制作や空間デザインのプロジェクトを国内外で約20年にわたり手掛ける。香り素材を発掘するアロマプランツハンターとして産地との活動も。近年は、大学での教鞭、講演やセミナーも行い、この文化を広げることに尽力。2020年「A Green」設立。
伊藤 光平
株式会社BIOTA代表取締役。慶應義塾大学SFC研究所 所員。
1996年生まれ。都市環境の微生物コミュニティの研究・事業者。
山形県鶴岡市の慶應義塾大学先端生命科学研究所にて高校時代から特別研究生として皮膚の微生物研究に従事。2015年に、慶應義塾大学環境情報学部に進学。情報科学と生物学を合わせたバイオインフォマティクス研究に従事し、国際誌に複数論文を出版。
現在は株式会社BIOTAを設立し、微生物多様性で健康的な都市づくりを目指して研究・事業をおこなっている。
日本科学未来館 常設展示「セカイは微生物に満ちている」のビジョナリー兼監修。Forbes JAPAN「30UNDER30」選出、TOKYO STARTUP GATEWAY 2020 最優秀賞、SONY U24 CO-CHALLENGE 2020 準グランプリなど。
藤木 庄五郎
株式会社バイオーム 代表取締役CEO
2017年に京都大学大学院博士号(農学)取得。同年5月株式会社バイオーム設立、代表取締役就任。在学中、ボルネオ島ジャングル奥地にて2年以上キャンプ生活をしながら、生物多様性可視化技術を開発。現在は、生物多様性の保全が人々の利益につながる社会を目指し、世界中の生物の情報をビッグデータ化する事業に取り組む。データを活かしたサービスとして生きもの図鑑アプリ「Biome」を運営。環境省2030生物多様性枠組実現日本会議行動変容WG専門委員。未来を創る35歳未満のイノベーター「Innovators Under 35 Japan 2021」に選出。
梶原 清悟
建築デザイナー
学生時代から建築デザインを学び、21歳で「家造り」の世界に飛び込む。2011年に博多でFANFARE Co., Ltd.を設立。設計事務所として、全国で1000棟を超える住宅の設計デザインを手掛ける。家造りにおいて、その家族の「らしさ」を引出し、新たな暮らしの提案へと導くことを大切にしている。また、住宅の設計を志す若手設計士の育成プログラムにも従事。未来へ良質な住まいを遺すための0〜1をデザインしている。
三浦 征也
“ゴミ”Producer
大分県大分市生まれ。1997年日本エムテクス創業。当時の気候変動による様々な影響から、未来を危惧し、2003年より、一般的に“ゴミ”と呼ばれるものを再利用する事業を構築。主に、キユーピー社のマヨネーズ工場から排出される「卵殻」を原料として壁紙、塗料、タイル、左官材、雑貨などの開発製造販売を行う。2022年、“ゴミ”の再利用の依頼が急激に増加したことにより、一般社団法人GOMITAIJIを立ち上げ、企業コンソーシアムを構築し、“ゴミ”を価値に変える日々を楽しんでいる。
北島 宗和
スケーター/ヨギー/Webアナリスト
1977年東京生まれ東京在住。14歳の時にスケボーと出会い、以来スケートに根ざしたライフスタイルを送っている。 2002年の怪我を機にスケーターとしての活動からWeb業界へとシフトし多数サイト制作に携わる。二足のわらじで活動するなか、2005年にスケートボードブランド「SunDanceFlow」を立ち上げ、活動の一環として新横浜公園にてスケートボードスクールを開始。2016年より「株式会社Chees(チース)」を発足し、キッズを中心としたスケートボードの一般普及活動を本格始動。スクール運営、イベント企画・運営、ブランドマネジメントなど数多くの案件を手掛ける。2020年東京オリンピック閉会式ではスケートボード&BMXセクションの演出ディレクションを担当。 2020年から2年間、公財)横浜市スポーツ協会からスケートパークの運営管理業務に従事。その時の経験を活かし、近年は川崎市のスケートボード普及活動の相談役を務め、スケートボード文化の社会認知を高めることに尽力している。 2児の父。
- 「WONDER NATURE LABO」で活用するアプリケーション
「そんなに急いでどこ行くの?」みちくさ街歩きアプリ「U-GREENwalkまえばし」は、目的地までのルート近くにある面白ポイントを寄り道しながら街歩きをするためのアプリです。アートや公園、ぐるめなど様々なジャンルを選択することで、今いる場所から目的地までのルート近くにある寄り道ポイントが示され、選択することでその道順を示してくれます。また、ルート上にある樹木の環境価値が表示されるので、街のみどりがもたらす環境効果を知ることができます。
②色々な生き物と出会いながら自然界の“すごい”を集めよう! 環境学習用アプリ「ワンダーウォッチ」
環境学習用アプリ「ワンダーウォッチ」は、自分が見つけた動物や昆虫、植物などを撮影することで、その種名をAIが判定してくれます。そして、その生き物を見つけた時の感動や「すごい!」と思った気持ちを「わんだふるボタン」を連打して記録することができます。身の回りの環境にある「すごい!」を探しに行こう!
① U-GREENwalkまえばし
②ワンダーウォッチ
※アプリケーションは、3月末以降順次、 iOS版、Android版を公開予定です。
- 6月4日(日)キックオフイベント開催
■タイトル :「WONDER NATURE LABO」キックオフイベント
■日程 :2023年6月4日(日) ※時間未定
■内容 :日本を代表する昆虫映像クリエイターである平井文彦さんと前橋市内の公園での生き物調査を実施。プロの映像技術による目には見えないミクロの世界を体験いただきます。
■対象 :小学生 ※保護者の同伴可
■参加人数 :30人程度 ※先着
■募集方法 :公式サイト(https://wondernature-labo.jp/)よりご応募ください。(4月下旬頃応募開始予定)
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