PubMatic、7700億ドル規模のグローバルデジタル広告市場で広告収益の最大化を実現するAI搭載パブリッシャープラットフォームを発表

パブリッシャーは、収益・データ・デマンドを自在にコントロール可能に

パブマティック株式会社

2025年10月6日 東京 – PubMatic(Nasdaq: PUBM)は、パブリッシャーが再び収益、データ、デマンドをコントロール可能にするために設計されたAI(人工知能)活用の収益化プラットフォームをリリースしました。AIが従来のトラフィックソースや収益化モデルを根本から変革しつつある中で、パブリッシャーはPubMaticのようなテクノロジーパートナーと連携し、イノベーションを推進することで、持続可能なビジネスソリューションやツールを創出しています。

この統合プラットフォームは、パブリッシャーの収益に直接インパクトをもたらす3つのコア機能、すなわち自動収益最適化、ファーストパーティデータ収益化、高価値メディア予算への直接アクセスを組み合わせたものです。

パブリッシャーの新たな役割:戦略的イノベーターとしての進化

パブリッシャーはオープンインターネットの未来を積極的に形作っており、受動的なインベントリサプライヤーから広告主の戦略的パートナーへと進化し、ターゲットを絞った透明性の高い広告ソリューションを提供しています。

PubMaticの共同創設者兼CEOであるRajeev Goelは以下のように述べています。「受け身の姿勢のパブリッシャーは過去の存在になりました。メディアオーナーは今こそイノベーションを積極的に受け入れる必要があります。パブリッシャーはオープンインターネットの真の価値創造者であり、当社の新しいAIプラットフォームは、パブリッシャーが透明性とインサイトを獲得し、広告主を引き付け、コンテンツからの持続可能な収益源をコントロールできるよう支援します。」

AIを活用した収益管理:後付けではなく、組み込みで

このプラットフォームは、8420億件の日次広告トランザクションから得られるインサイトをもとに構築された、高度なAI大規模言語モデル(LLM)を活用した、透明性が高くカスタマイズ可能なツールをパブリッシャーに提供します。これにより、自然言語によるインタラクションを通じて、精緻なプログラマティックアクションが可能になります。

モジュール型AIアーキテクチャにより、ビジネスロジックと最適化モデルが分離されており、拡張性・効率性・複雑性に優れた設計となっています。フレームワークはエージェントロジックと基盤モデルを分離し、さまざまなLLMに対応したプラットフォームの独立性を確保しつつ、安全性を担保しています。

本プラットフォームは、以下の3つの革新的な機能を備えています。

1. PubMatic Assistantを活用した取引管理

このプラットフォームはPubMatic Assistantを統合し、パブリッシャーが自然言語の指示をプライベートマーケットプレイス(PMP)およびプログラマティックギャランティード(PG)取引のAPIリクエストに変換できます(現在順次展開中)。例えば、「高級車動画向けのPG取引を設定してほしい」というリクエストをすると、取引パラメーターを自動的に設定します。AIドリブンのプラットフォームは、取引設定、トラブルシューティング、レポート、モニタリング、マーケットプレイス構築を効率化し、運用効率と収益を向上させます。リアルタイム分析は数秒で問題を検知し、AIによって根本原因分析と実行可能なチェックリストを提供します。

2. ファーストパーティデータの大規模な収益化

PubMaticのConnectは、AIによって高度化された統合、コンテクスチュアルなデータ強化、標準的なSSP機能を超えるアクティベーションを通じて、パブリッシャーがファーストパーティデータを収益化できるよう支援します。AIがオーディエンスのパターンを分析し、パブリッシャーはバイヤーがキャンペーンを最適化できるよう支援するオーディエンスキュレーターの役割を担います。さらにパブリッシャーはActivateを利用することで、オーディエンスを拡張し、オープンインターネット上でオフサイトアクティベーション用のデータをパッケージ化して、データアクセスと収益化のコントロールを維持できます。

3. ウォールドガーデンを超える透明性の高いオムニチャネルのデマンドにアクセス

PubMaticだけがAIを活用したインサイトとオークションの可視性を組み合わせ、パブリッシャーにデマンド、ブランド適合性、市場動向のリアルタイム分析を提供しています。このAIは、パブリッシャーの健全性を同業他社と比較評価し、パフォーマンスギャップ、収益機会、市場ポジショニングの特定を支援します。さらに、SPO準拠のデマンドチャネル、独自のメディア統合、Activateのプレミアムインベントリアクティベーションを組み合わせることで、パブリッシャーはプレミアムオーディエンスを効率的に収益化し、他のSSPでは提供不可能な付加価値の高いデマンドソースへのアクセスによって、追加の収益をもたらします。

全体像

今回のローンチは、巨大なグローバル市場における機会をターゲットにしています。デジタル広告収入は2025年に7700億ドルに達し、年間12%の成長が見込まれています(eMarketer調べ)。ウォールドガーデンは依然としてデジタル広告費の大部分を占めるものの、オープンインターネット上で広告主の予算獲得に効果的に取り組むパブリッシャーには、数十億ドル規模の未開拓の収益ポテンシャルが残されています。

透明性と責任のある広告ソリューションへの需要が高まり、メディア予算の配分方法が変化するなか、適切なテクノロジーを持つパブリッシャーは、オープンインターネットのアドレサブル市場を、ブランドが求める、真のオーディエンスとの繋がり、透明性のあるパフォーマンス指標、具体的なROIをもたらすプレミアムなフロンティアへと変革することができます。PubMaticのAIを活用したプラットフォームを導入することで、パブリッシャーはバイヤーに対し、プレミアムインベントリへのアクセス、ブランドセーフティパラメータのきめ細かなコントロール、透明性の高いオークションダイナミクス、そしてこのダイナミックな市場における優れたパフォーマンスを提供できます。

パブリッシャーの声

A+E Global Mediaでプログラマティック収益・パートナーシップ担当VPを務めるTyler DeNicola氏は次のように述べています。「急速に変化する市場環境において、A+E Global MediaはPubMaticのようなテクノロジーパートナーと連携することで、プレミアムコンテンツ体験とオーディエンスの価値を最大限に引き出しています。AIドリブンツールの統合により、収益の最適化、イノベーションの推進、そしてあらゆる段階における透明性の維持が可能になります。PubMaticとの提携により、オーディエンスエンゲージメントを強化し、収益源を多様化し、世界中の視聴者にストーリーを確実に届けることができます。同時に、広告主はダイナミックでデータドリブンなマーケットプレイスにおいて、期待される精度とパフォーマンスを実現しています。」

オーストラリアを代表する放送局として、Sevenは、よりスマートで効率的な収益化の道筋をAIによって切り拓くことができるパブリッシャーこそが未来を担うと理解しています。

SevenのナショナルデジタルセールスディレクターであるJordan King氏は次のように述べています。

「今日のパブリッシャーには、リアルタイムで学習し、適応し、最適化できるプラットフォームが必要です。プログラマティック広告業界はその黎明期からAIを活用してきましたが、PubMaticのAIファーストのアプローチは、私たちが最先端のテクノロジーを駆使して市場の変化を先取りし、広告主に優れた成果を提供するという姿勢と一致しています。」

Infoplazaの広告担当責任者、Tom Hoencamp氏は次のように述べています。「Infoplazaでは、ベンダーが当社チームの真の延長として機能してくれる、強固で未来志向のパートナーシップに確信を持っています。PubMaticとのコラボレーションはその好例です。ウェブとアプリ向けのOpenWrapソリューションのおかげで、AIドリブンのフロアプライシング、詳細なパフォーマンスインサイト、直感的なユーザー体験の恩恵を受けています。これらはすべて、ベネルクス市場におけるインベントリの収益化をより効率的かつ収益性の高いものにするのに役立っています。PubMaticの優れたサービスと革新的なテクノロジーにより、プログラマティック市場において共に真のインパクトを生み出すことができています。」

提供開始と今後の展開

このプラットフォームは、CTV、モバイル、ディスプレイ、新興フォーマットを含む、約2000社によるPubMaticのパブリッシャーネットワークでご利用いただけます。個別のデモをご希望のパブリッシャーは、PubMaticまでお問い合わせいただくか、https://pubmatic.co.jp/solutions/publishers-jp/をご覧ください。

■ PubMaticについて

PubMatic(Nasdaq:PUBM)は、デジタル広告の未来のサプライチェーンを提供することにより、顧客価値を最大化する独立したテクノロジー企業です。 PubMaticのセルサイド・プラットフォームは、オープンインターネット上の世界有数のデジタルコンテンツクリエイターが、在庫へのアクセスをコントロールできるように、また、マーケターがROIを高め、広告フォーマットやデバイス全体でアドレサビリティのあるオーディエンスにリーチを可能にし、収益性を向上できるように支援します。2006年の創業以来、当社のインフラストラクチャー主導のアプローチにより、リアルタイムでのデータの効率的な処理と活用を可能にしてきました。スケーラブルで柔軟なプログラマティック・イノベーションを提供することで、お客様の成果を向上させるとともに、活気と透明性のあるデジタル広告のサプライチェーンを支援しています。

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会社概要

パブマティック株式会社

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URL
https://www.pubmatic.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区南青山4-11-6 YMテラス B棟
電話番号
03-6804-1143
代表者名
廣瀬 道輝
上場
未上場
資本金
-
設立
2013年12月