【挑戦×自立】海士町×ボーダレスアカデミー 地域課題解決のための包括連携を開始
海士町で地域課題の解決に資する起業家の輩出を目指す「地域型起業・新規事業創出プロジェクト」をスタートします
連携の概要
海士町内での地域課題解決を目指す起業支援のため、海士町で地域に根差した事業活動をしているAMAホールディングス株式会社(以下、AMAホールディングス)と、100名以上の起業家を輩出してきたノウハウ・知見を持つボーダレスアカデミーとが連携し、同町内からの起業に挑戦する人を増やし、地域起業家の誕生を後押ししていきます。
起業や新規事業の創出、資金調達まで一気通貫支援を目指す!
ボーダレスアカデミーは社会起業のノウハウの提供やプログラムの事務局運営を、AMAホールディングスは、町内のハブとして地域コミュニティの設置と学びをサポートするための仕組みを構築をしていきます。
《AMAホールディングスのサポート》
●学びの機会
・オンラインでボーダレスアカデミーを受講
・島側でスクールの内容などをサポートする伴走役の設置
・オンライン授業の予習・復習や、宿題の確認等の対面相談
・ZOOMやGoogle Slideなどの必要なツールの使い方や、起業に関する用語解説などのフォローアップ
●サポートコミュニティの設置
・組織や世代の垣根を越えたつながり重視のコミュニティづくり
・近しい悩みや想いを持った同志が集い、応援し合いながら共に学ぶ場づくり
・アイデア、着想の共有とブラッシュアップ
・仮に起業・新規事業が創出された場合、次世代のメンター役に
●奨学金制度
・集中講座や、3ヶ月のプログラムを受講するための奨学金制度を設置
●基金からの資金調達
・起業や新規事業をスタートしたい人向けに、未来共創基金というファンドの仕組みを通して、
ファンドの仕組みを活用して、島内で資金調達(審査あり)
・起業・新規事業創出後も実践へ一貫した経営サポート・伴走役
地域住民の誰もが学ぶ機会を得られるよう、なるべく制約を排除し、自ら学ぶ意思を尊重しながら学べる事を大切にします。アカデミーで学び合い、地域コミュニティで応援し合い、場合によっては、一般社団法人海士町未来投資委員会が運営する「海士町未来共創基金」へのエントリーへと促すことで、「海士町未来共創基金」を活用して起業・新規事業の創出を目指します。
一般社団法人海士町未来投資委員会は、起業後も約10年を目処に長期で伴走支援する仕組みも備えています。このプロジェクトで、ゼロから挑戦するために必要な要素や仕組みを準備することで、起業や新規事業の創出から資金調達支援まで一気通貫した支援を提供することが可能になりました。
地域住民の島の未来に向けた「やってみたい」を応援するための仕掛け
また、”挑戦の島”を目指す海士町で、AMAホールディングスが新たに仕掛けるのは、20〜40代を中心とした地域住民のための挑戦者を生み出すためのプラットフォーム「いぃだねっか倶楽部」です。
※いぃだねっかは方言で「いいんじゃない。やってみればいい。」という意味
海士町は、本土から約60キロ離れているため、知識やスキルマインドを学ぶ場所や機会が少なく、ロールモデルも少ないことから、起業へのハードルが高いと言われています。地方独特のハンデを考慮し、小さな芽の段階からサポートするプラットフォームを設立します。
※詳しくは説明会にご参加下さい。説明会情報はこちら。
https://ama-future.org/archives/138
挑戦の島、海士町がさらに加速していく為に大切にしたいこと
◇いかに地元出身者の支援に結びつくか
移住者の多い海士町ですが、Uターンや長く島に住む地元出身者も、昔から様々なかたちで挑戦をし続けています。あらゆる挑戦に目を向け、誰もが島の未来のために一歩を踏み出し、その一歩に応援が集まりやすい環境をつくることが大切です。地域ならではのハンデを強みに転換したり、島の環境保全や地域課題に配慮したり、島ならではのペースや条件を考慮しながら進めていきたいと考えています。
◇女性ならではの制約や機会損失に目を向ける
意欲的に活躍する女性も多い海士町において、女性の起業や新規事業開発も支援するため、女性ならではの制約や機会損失にも目を向けることが大切です。参加しやすい時間帯、託児などのサポートも同時に設計することにより、強い女性像を求めるのではなく、多様な挑戦のあり方を尊重していきたいと考えています。
海士町未来共創基金に関して
一般社団法人海士町未来投資委員会が運営する海士町未来共創基金は、今年で4期目を迎えます。今までに町内で5事業、合計7,000万円の投資が実施され、環境問題の改善に取り組む事業から、暮らしに欠かせない事業の継承、また島の資源を活かした新しいサービスの提供など多様な挑戦が支援されてきました。今年度は、新しいサービスや事業の立ち上げを支援する「事業創出型」と、環境・教育・福祉などの課題解決に資することを目的とした「環境・社会課題解決型」の2つの部門を設けられる予定。2024年3月から島内説明会がスタートし、公募は4月からとなります。
※基金の審査は一般社団法人海士町未来投資委員会( https://ama-future.org/ )が行う。
※海士町未来共創基金・学びの機会(ボーダレスアカデミー受講)に関する説明会情報はこちら
説明会情報: https://ama-future.org/archives/138
各団体・代表からのコメント
海士町長 大江和彦
海士町は、持続可能な島づくりを目指して、「自立・挑戦・交流 × 継承・団結」を町政の経営指針に掲げ、「ないものはない」を合言葉に、島国であるが故の価値や生き様を島内外に発信しながら、様々な分野で島の生き残りをかけた「挑戦」を続けてきました。
これからも粘り強く「挑戦」し続けられる島づくりのため、老若男女や大小問わず、地域の魅力が高まるための取り組みを応援したいと思っています。今回のボーダレスジャパンとの共同企画により、挑戦者が増えることで、活力ある島の一手となることを期待しています。
AMAホールディングス株式会社 代表取締役 大野佳祐
AMAホールディングス株式会社は、行政と民間、島内と島外、都市と地域などあらゆる境界を越えて、島内外にある豊かな関係資本を利活用しながらより魅力的で持続可能な海士町の実現に貢献してきました。
産業の活性化を目指し、「人づくり」と「仕事づくり」の好循環をつくることは、島の未来そのものです。今回、人口減少・少子高齢化など日本の課題先進地とも言える海士町で、ボーダレスアカデミーとの連携により、新たな挑戦が生まれることは、島の未来をつくることであると同時に日本の次の時代を切り拓くことにもつながると信じています。
ボーダレスアカデミー 代表 半澤節
日本から社会課題地・域課題の解決に取り組む起業家が誕生する仕組みを作ろうと2018年10月の開校以来、邁進してきました。その取り組みを海士町の皆さまとともにさらに進めていけること、とても有り難く思っております。
社会・地域のために力を使いたいという一人一人の想いが希望です。そして想いが形になる時、社会は大きく変わっていくと信じています。
これまで培ってきたものを余すところなくお伝えしたいと思っています、ぜひ一緒に未来を切り開いていきましょう!
団体・企業について
海士町(島根県隠岐郡)
持続可能な島づくりを目指して海士町は、「自立・挑戦・交流 × 継承・団結」を町政の経営指針に掲げ、「ないものはない」を合言葉に、島国であるが故の価値や生き様を島内外に発信しながら、様々な分野で島の生き残りをかけた挑戦を続けています。
これからも引き続き、島の歴史や伝統文化を「継承」し、島に根付いた半農半漁の暮らし、地域の絆や信頼から生まれる支え合いの気持ちを大切にしながら、「団結」して、みんなでしゃばる(方言:強く引っ張るの意)島づくりを目指していきます。
紹介ページ:https://naimonowanai.town.ama.shimane.jp/
AMAホールディングス株式会社
AMAホールディングス株式会社は、行政と民間、島内と島外、都市と地方、あらゆる境界を越えながらまちづくりに取り組む第三セクターです。海士町の「攻め」の政策を担う組織として設立されました。
役場と民間が連携しながら、新たに事業をはじめる人を応援する「海士町未来共創基金」の運営、資金を集めるためのふるさと納税の拡大など、島で挑戦する人を増やすための事業
に取り組んでいる企業です。
webサイト:https://amaholdings.co.jp/
ボーダレスアカデミー
ボーダレスアカデミーは、世界13カ国で51のソーシャルビジネスを展開するボーダレスグループが運営するソーシャルビジネススクール。これまで100名以上の社会起業家が誕生しており、現在では経済産業省・JICAをはじめ企業・自治体へ培ってきたプログラムの提供・連携を進めている。
会社名 :株式会社ボーダレス・ジャパン ボーダレスアカデミー
所在地 :東京都新宿区市谷田町2-17 八重洲市谷ビル10F
設立 :2019年
事業代表:半澤 節
事業内容:ソーシャルビジネススクール事業
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- イベント
- ビジネスカテゴリ
- 政治・官公庁・地方自治体
- ダウンロード