繰り返し詰め替えた化粧品は安全ですか?6か月のモニター試験における菌数と使用感の経時的変化を検証
5/27日本家政学会で茨城県産業技術イノベーションセンターと共同で学会発表を実施
【学会発表した検証を行った背景】
SDGsの取り組みが注目される中、当社でも資源のリデュース*¹のため、2年ほど前から詰め替え用(リフィル)パックの検討をはじめました。当社化粧品には天然ハーブ由来成分がふんだんに配合されているため、詰め替えて使用する際の衛生面・品質保持について検証したいと考えました。しかし、詰め替え後の化粧品の衛生的基準はなく、菌数や使用感の変化に関する知見は殆どありませんでした。
そこで当社は主力商品『パイナップル豆乳ローションシリーズ』のリフィルを製品化するにあたり、お客様に安心してご使用いただけるよう、茨城県産業技術イノベーションセンターにご協力いただき、詰め替えた化粧品における菌数と使用感の経時的変化を調査いたしました。
*¹:なるべく余計な資源を使わないこと、ゴミになる量を減らすこと
【学会発表の内容】
学会では、「詰め替え化粧品における菌数と使用感の経時的変化の検証」の目的・方法・結果について発表いたしました。
◇検証の目的
詰め替えた化粧品における菌数と使用感の経時的変化を調べること。
◇検証の方法
今回の検証には乳液と化粧液の合計6種の化粧品を用いました。未開封の化粧品の保存性は25℃または35℃で6か月保存後の生菌数によって評価しています。さらにブドウ球菌を未使用の化粧品に添加し、それらの増殖性を調べました。また、モニター試験は6郡(各8名)に分け、同一の化粧品を6か月毎日利用するように割り当てています。なお、化粧品は月1回補充し、1か月毎にアンケートによる使用感を、3か月毎にリフィルボトル内残液中の生菌数を調べました。
◇検証の結果
25℃と35℃で6か月間保存した未開封の化粧品からは一般生菌や大腸菌群は検出されませんでした。また、すべての化粧品には添加したブドウ球菌の増殖抑制効果が見られました。モニター開始から6か月後の試験では、リフィルボトル内の化粧品残液から一般生菌、大腸菌群、および黄色ブドウ球菌は検出されず、アンケートの結果では使用開始時と比べて化粧品の使用感の変化はほとんどないことがわかりました。
【茨城県産業技術イノベーションセンターについて】
幅広い産業のイノベーション創出や技術革新へ対応するため、ビジネス創出の支援や先導的研究に取り組むとともに、開発力・提案力・スピードを持った企業の育成を支援し競争力ある提案型企業への変革・成長を進めることで、茨城県内産業の発展に貢献しています。
https://www.itic.pref.ibaraki.jp
◇茨城県産業技術イノベーションセンター 技術支援部 飛田啓輔様からのコメント
詰め替え後の化粧品ってどれくらい使えるのか。この疑問を解決するには、これらの知見や調査経験があまりない私たちにとっても容易ではありませんでした。そのため、試験方法や結果のまとめ方は鈴木ハーブ研究所様とアイデアを出し合いながら一緒に考えて参りました。この取り組みは、お客様目線で安心安全な商品づくりを大事にされている鈴木ハーブ研究所様の熱意と思いがあったからこそ実現したものです。
私たちは、共同研究や技術支援を通して茨城県内の企業様が持つ理念やミッションを実現することを目指しています。「使って良かった」と実感できる製品開発を目指されている鈴木ハーブ研究所様において微力ながら私たちが貢献できたことは大変励みとなりました。また、製品開発だけに留まらずに学会発表という困難なチャレンジをされた家田様をはじめ、多方面でサポートしていただいた鈴木ハーブ研究所の皆様に御礼申し上げます。
【検証結果をふまえ『パイナップル豆乳ローションプレミアム エコパック』誕生】
検証結果からは、化粧品をリフィルからボトルに詰め替えて使用した場合、6か月間は品質保持において問題がないことが確認できました*²。これに加え使いやすさについて等の検証を繰り返し、昨年12月1日に『パイナップル豆乳ローションプレミアム エコパック』を発売開始いたしました。
( https://prtimes.jp/story/detail/MxzX1EFLgzb )
今後も引き続き、環境への負荷が少ないモノづくりを目指してまいります。
*²:使い方や保管条件によっては、6か月以内の使用であっても品質の低下が起こる可能性がございます
商品名:パイナップル豆乳ローションプレミアム エコパック
内容量:110mL(両腕ひじ下使用で約1ヶ月)
価格:4,180円(税込)
https://s-herb.com/pineapple_soymilk/ecopack
※本体ボトルと同じ価格で、内容量が10%増量となります。
【鈴木ハーブ研究所について】
鈴木ハーブ研究所では、自然が育んだハーブの力と人が生み出した科学の力を用い、『肌本来の美しさを目覚めさせるスキンケア』の研究開発・販売を行っております。イメージや外見に頼らない、研究所だからこそ実現可能な成分配合や濃度で、本当に「使って良かった」と実感できる商品をとことん追求しております。科学的にも裏付けられた実感力にこだわり続けています。
当社で研究開発し販売している、ムダ毛ケア*³をしながら美肌に導く≪パイナップル豆乳シリーズ≫は幅広い層に支持されています。中でも2004年に生まれた「パイナップル豆乳ローション」は、“塗るだけのムダ毛ケア*³”として19年以上のロングセラー化粧水です。
*³:ムダ毛ケアとは、ムダ毛処理後の肌を整え、お手入れを楽にすることです。
パイナップル豆乳シリーズ
https://s-herb.com/pineapple_soymilk
【会社概要】
株式会社鈴木ハーブ研究所
代表取締役社長:鈴木さちよ
本社所在地:〒319-1112 茨城県那珂郡東海村村松2461
設立年:2004年9月
従業員数:45人
事業内容:化粧品の研究開発・販売
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