FUJI、新たな複合旋盤『ACUFLEX 400S』 の受注を開始
株式会社FUJI(本社:愛知県知立市、代表取締役社長:五十棲 丈二、以下 「FUJI」)は、開発を進めていたY軸付1タレット型複合旋盤の新製品 『 ACUFLEX 400S 』(アキュフレックス)の受注を今秋より開始しましたのでお知らせいたします。
国内外の展示会での参考展示やフィールド評価を経て完成した本製品は、FUJIが主力としてきた自動車部品加工向けの旋盤の開発ノウハウを活かして開発されました。高度なフレキシブル性、高剛性、そして作業者負荷を軽減するユーザビリティを兼ね備え、幅広い加工ニーズに対応した複合旋盤です。
開発の背景
自動車部品加工の生産形態においては、従来の量産型を主としつつも、中種中量生産への移行を検討されるお客様が増えており、柔軟な生産対応力を求める声が高まっています。また、ロボット部品加工や半導体製造装置部品加工など、幅広いお客様のさまざまな生産形態のご要望にお応えするため、フレキシブル性と高剛性をコンセプトとし、使いやすさにもこだわった、『Y軸付1タレット型複合旋盤 ACUFLEX 400S』を開発しました。
ACUFLEX 400Sの特長
(1)フレキシブル性
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お客様が既に保有されている、他メーカ製複合旋盤の回転工具がそのまま使用可能(※1)。予備品の共用が可能です。
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コンパクトな外観ながら最大加工径φ460㎜を誇り、同サイズの複合旋盤を上回る加工能力を発揮します。
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右主軸でのバック加工時に、ハング量の長いボ―リングバイトを取り付け可能なロングネックタレット(※2)を採用しており、従来同等機種では困難であった、右主軸での内径深穴加工が可能です。 (※1:一部メーカ除く) (※2:オプション)
(2)高剛性
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左主軸は12インチ、右主軸も10インチまで搭載可能です。また、両主軸ともビルトインモータ仕様としています。
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右主軸のバック加工においても、高負荷な加工に耐えうるクラストップレベルの十分な剛性を確保しています。
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X、Y軸スライドにはすべりスライドを採用。Z軸スライドにはローラーガイドを採用。スピードと高剛性を両立させており、切削時間を短縮させることが可能です。
(3)ユーザビリティ
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正面扉 は885mmと大きな間口を確保。扉開閉動作にアシスト機能(※3)を搭載。力の弱い方も開閉が容易です。
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正面扉は左右どちらにも開く構造となっており、必要箇所に最短時間でアプローチ・作業が可能です。
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主軸高さは1,000mm、設備全高も2,128mmとコンパクトなサイズとなっております。
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輸出時には40Fのハイキューブコンテナに搭載でき、輸送梱包材も最小限としています。 (※3:オプション)
今後の展開
2024年11月5日~10日に東京ビッグサイトにて開催される JIMTOF2024 に出展し、自社ブース(E6021)にて実機展示を行います。実機展示ではタレット砲頭の表裏加工のデモをご覧いただくことができます。また、その後も国内外の主要展示会に順次出展を予定しています。
参考リンク
JIMTOF2024(https://www.jimtof.org/jp/index.html)
FUJI HP|ACUFLEX 400S 製品サイト(https://www.fuji.co.jp/items/mt_list/acuflex)
FUJI HP|JIMTOF2024展示会特設サイト(https://www.fuji.co.jp/about/mt/jimtof2024)
会社概要
会社名: 株式会社FUJI
代表者: 代表取締役社長 五十棲 丈二
所在地: 〒472-8686 愛知県知立市山町茶碓山 19
設立: 1959 年 4 月
事業内容: 電子部品実装ロボットならびに工作機械の開発、製造、販売
資本金: 5,878 百万円
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