梅雨時期、ビタミンD不足悪化の懸念? 5人に1人が、3ヶ月に1回以上風邪や感染症に罹患「現代人のビタミンD不足の可能性」「日光浴のビタミンD生成効果」の認知率は約半数
日焼け止めの「ビタミンD生成阻害」作用を知らない人は7割以上 紫外線対策する人ほど「紫外線は身体にいい」と認識する一方、誤認識でビタミンD不足の可能性
〜専門家推奨、10〜14時の晴れ間に「15分~20分程度」の日光浴でビタミンD生成〜
“ちょうどよい”日光浴の目安時間を提案するデバイスとアプリ『LNES® SL-04』を期間数量限定で提供している日本ゼオン株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:豊嶋哲也)は、今年の関東の梅雨入りを受け、20〜60代の男女993名を対象にした日光浴や紫外線に関するアンケート調査を行いました。
その結果、現代人がビタミンD不足だと聞いたことがある人は2人に1人、そして日光浴をするとビタミンDが生成されることを知っている人は半数以上にのぼる一方、7割以上は日焼け止めが日光浴によるビタミンDの生成を阻害することを知らないという結果に。また「日焼け止め」の使用はじめ、ビタミンDの生成を阻害する「紫外線対策」をしている人は7割以上にのぼりました。
また意外にも、紫外線対策をしている人ほど「一定数であれば紫外線が健康にいい」と思っている人が多い傾向にありました。その一方で皮肉にも、日焼け止めを使用する人の7割は、日焼け止めがビタミンDの生成を阻害することを知らないという結果に。
ビタミンDに詳しい専門家は、「身体によいと信じて外出している人たちの大半がビタミンD不足または欠乏ということが推察され、現代人のビタミンD不足の理由を裏付ける結果となった」と見解を述べています。また梅雨時期は日光が出にくくなるため、一層ビタミンD不足になる可能性があると、警鐘を鳴らしています。
本プレスリリースでは、“ビタミンDの生成”に必要な「日光浴法」のほか、紫外線がもたらす効果についてご紹介しています。最後に、ビタミンD、睡眠負債、アルゴリズムのそれぞれの専門家が監修し、クラウドファンディング「Makuake」でも話題の日光浴ナビゲートデバイス『LNES® SL-04』をご紹介します。
【調査概要】
調査対象:20歳〜69歳 計993人
調査機関:株式会社ジャストシステム
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年5月21日(火)~5月24日(金)
※調査結果の数値は小数点以下を適宜四捨五入して表示しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合があります。
※調査結果をご紹介いただく際は、「日本ゼオン株式会社調べ」と注釈をご記載ください。
<調査サマリー & ビタミンDに詳しい医師が警鐘、おすすめの梅雨時期の日光浴法公開>
・梅雨時期に不調を感じる人は半数以上。ビタミンD不足によって症状を感じている可能性がある人は約4割。
・現代人がビタミンD不足であることが知っている人は約半数。日光浴からビタミンDが得られることを知っていたのは半数以上。一方で、日焼け止めは体内のビタミンDの生成を抑制することを知らなかった人は、7割以上。
・ビタミンDに詳しい専門家、「昨今、感染症の罹患や骨折が増加」「ビタミンD不足で今後益々リスクが高まる可能性」を指摘。調査の結果、5人に1人は3ヶ月に1回以上風邪や感染症にかかっていることが判明。
・7割以上が日光浴によるビタミンDの生成がうまくできていない可能性が浮き彫りに。紫外線対策、誤った知識で気付かぬうちにビタミンD不足に。
・若い世代ほど、紫外線対策を開始時期が早い傾向。20代女性の4人に1人は「小学生以下」で紫外線対策開始。
・紫外線が「健康にいい」と認識している人でも、日焼け止めを塗ることでビタミンDの生成ができなくなるという事実を知らない人は約7割。紫外線対策している人ほど、「紫外線が健康にいい」と思う人が多く、皮肉にもビタミンDが生成されなくなることを知らないまま、紫外線対策をし続けてきた人が多いという結果に。
・ビタミンDの専門家、「梅雨の不調と思っている免疫低下・関節痛等は、ビタミンD不足の可能性も。梅雨時期の晴れ間「10〜14時」に15〜20分程度の日光浴をすれば、必要なビタミンDが正しく生成される」と解説。
■梅雨時期に不調を感じる人は半数以上。ビタミンD不足によって症状を感じている可能性がある人は約4割。
・毎年梅雨時期に不調を感じる人は54.0%に上りました。不調を感じたことがある人に梅雨時期の症状について問うと、1位「やる気の低下」、2位「気分の落ち込み」、3位「頭痛・頭が重い」という結果に。
・ビタミンDに詳しい専門家によると、ビタミンD不足になると「免疫低下」「筋力低下」を引き起こすと言います。また最新の論文によれば「やる気の低下」「気分の落ち込み」「太りやすい」「下痢」といった症状も生じると言います。これを踏まえると、梅雨時期の不調を感じている人のうち約4割の人は、ビタミンD不足によってこれらの症状を感じている可能性があることが判明しました。
梅雨時期の不調として挙げられている項目のうち、約4割(38.6%)は、ビタミンD不足によって症状を感じている可能性
■日光浴からビタミンDが得られることを知っていたのはおよそ半数に上る一方、日焼け止めが体内のビタミンD生成を抑制することを知らなかった人は、7割以上。
・現代人がビタミンD不足であることが知っている人はおよそ半数(48.7%)に上りました。また日光浴からビタミンDが得られることを知っていたのはおよそ半数という結果に。一方で、日焼け止めは体内のビタミンDの生成を抑制することを知らなかった人は、7割以上(73.0%)にのぼりました。
■専門家「昨今、感染症の罹患や骨折が増加」「ビタミンD不足で今後益々リスクが高まる可能性」を指摘。調査の結果、5人に1人は3ヶ月に1回以上風邪や感染症にかかっていることが判明。
・斎藤先生によると、感染症の罹患が増えたり、骨折なども増えている中で、これらの一連の結果は、「ビタミンD不足の国民的リスクが益々高まっていく可能性がある」と警鐘を鳴らしています。
・実際に、風邪や感染症にかかる頻度について問うと、中央値は「1年に1回」。一方で、5人に1人は3ヶ月に1回以上風邪や感染症にかかると回答。
■7割以上が日光浴によるビタミンDの生成がうまくできていない可能性が浮き彫りに。紫外線対策、誤った知識で気付かぬうちにビタミンD不足に。
・紫外線対策している人1位は「日焼け止めを塗る」でその割合は42.6%に上りました。ビタミンDに詳しい専門家によると、「日焼け止め」「UVカットのアームカバー」のほか、サングラスや日傘の着用、「全身黒の衣類を着用」も全て、ビタミンDの生成も阻害してしまう行為だと言います。
・これを踏まえると、 7割以上が日光浴によるビタミンDの生成がうまくできていない可能性が浮き彫りとなりました。
7割以上(73.6%)がビタミンDを阻害する紫外線対策を実施
■若い世代ほど紫外線対策を開始時期が早い傾向。紫外線対策時期、20代女性の4人に1人は「小学生以下」ですでに開始
・紫外線対策をし始めた時期については、男女ともに50代以上は8割以上が「社会人以降」と回答。
・20代女性は「高校生」から開始した人が最も多く、4人に1人は「小学生」までの時点で紫外線対策を開始、8割以上が学生の頃から紫外線対策を開始していることがわかりました。
・20代男性も66.7%は学生の時点で紫外線対策を実施していることが判明。若い世代ほど、紫外線対策を開始した時期が早い傾向がありました。
■紫外線対策をしている人のうち6割以上は「紫外線が健康にいい」と思っている一方、「紫外線が健康にいい」と思っている人の約7割は、日焼け止めがビタミンDの生成を阻害することを知らない
・日焼け対策をしている人の6割以上は「紫外線は健康にいいと思っている」ことが判明。また紫外線対策をしていない人ほど紫外線に対する知見がない傾向にあり、紫外線や日焼け対策をしている人ほど「紫外線が健康にいい」ことを知っていることが明らかとなりました。
・一方で、紫外線が「健康にいい」と認識している人でも、日焼け止めを塗ることでビタミンDの生成ができなくなるという事実を知らない人は約7割(67.9%)に上りました。
・「日光が出ている時間は、外に出ない」「UVカットのフェイスマスクをつける」人は、日焼け止めがビタミンDの生成を阻害する事実を知っている人が多い結果となりました。
紫外線対策をする人ほど紫外線が身体にいいと思っている傾向があり、紫外線対策をする人の6割以上は、紫外線が身体にいいことを知っている
紫外線が身体にいいと思っている人のうち、約7割は日焼け止めがビタミンDの生成を抑制することを知らない
各紫外線対策のうち、日焼け止めを塗る人ほど、日焼け止めがビタミンDの生成を阻害することを知らない
■ビタミンDの専門家よりコメント 梅雨時期こそ日光浴?体内でビタミンDを生成する方法とは?
これらの調査結果を踏まえ、ビタミンD不足の改善について、ビタミンDに詳しい機能性医学の専門家斎藤糧三先生にお話を伺いました。斎藤先生及び中島先生は本調査結果について、「身体によいと信じて外出している人たちの大半がビタミンD不足または欠乏ということが推察され、現代人の行動結果からも、2023年に慈恵医大から発表された“98%がビタミンD不足”という診断結果について、行動面からも裏付ける結果となった」と見解を述べています。
医師/日本機能性医学研究所所長 米国機能性医学認定医 斎藤 糧三 先生 (『LNES® SL-04』総監修)
機能性医学の専門家であり、特にビタミンDに関する研究で広く貢献。医師としての豊富な経験を基に、ビタミンDが免疫機能の向上や多くの健康効果に寄与することを明らかにしてきた。多くの専門書や論文などを執筆し、ビタミンDの適切な合成・摂取とその重要性について啓蒙している。
・著書:「サーファーに花粉症はいない」(小学館)、「病気を遠ざける!1日1回日光浴日本人は知らないビタミンDの実力」(講談社+α新書)など。
・テレビ出演;NHK「ガッテン!」/日本テレビ系「ザ!世界仰天ニュース」「スクール革命!」/フジテレビ系「ノンストップ!」「華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!」/TBSテレビ系「名医のTHE太鼓判!」「ビビット」/テレビ朝日系「林修の今でしょ!講座」「羽鳥慎一モーニングショー」
〜ビタミンDに詳しい機能性医学の専門家斎藤糧三先生、国立環境研究所の中島先生よりコメント〜
ビタミンDは、様々な免疫系の調整に寄与する免疫調整ホルモンとも言え、骨や筋肉の維持や成長、免疫系の調整、メンタルケアに有用です。ビタミンDを生成するという観点では、この調査結果は、「正しい知識を身に着けずに、太陽を浴びることによるお肌、心身などのセルフケア」が実際はできていない可能性があるということであり、ビタミンD生成、生体リズムの調整、睡眠の質向上、過度な日焼けの時間など正しく理解または数字化することが重要だと、斎藤先生は指摘しています。
①紫外線対策が過剰になり、様々な世代で骨や筋肉への悪い影響が考えられる
全身日焼け止めを塗っている人は、日光を浴びていても現実的にはビタミンDは生成されません。現代では、くる病、骨粗しょう症だけではなく、骨軟化症も問題視され、あらゆる世代において骨や筋肉の低下が危惧されています。これらは過剰な紫外線対策や太陽を浴びないライフスタイルが起因している可能性も出ています。
②日光浴不足は、インフルエンザなどの感染症罹患リスクも
免疫応答を調節し、感染症やあれグリーなどに対する免疫機能を改善することが期待できます。例えば、インフルエンザなどの感染症において、ビタミンDの摂取が十分であることは、感染症の発症リスクを軽減する効果があると報告もあります。ビタミンDは免疫細胞の活性化や病原体の増殖を抑制する働きを持つと考えられています。
③ただでさえ、日本人の98%はビタミンD不足と言われている。梅雨時期は日光浴不足によるビタミンD不足に要注意。
現代人の「ビタミンD不足」については、2023年6月に東京慈恵会医科大学から「98%の日本人がビタミンD不足に該当」したと発表され話題となりました。梅雨時期は紫外線量も減ることが多いため一層ビタミンD不足に注意する必要があります。
■日焼けとビタミンD生成の時間に関する演算の専門家よりコメント 梅雨時期はビタミンD生成のためのちょうどよい日光浴時間が読めない
監修 国立研究開発法人 国立環境研究所 地球システム領域 中島 英彰 先生
■コメント
私たちの研究では、健康維持に好ましい日光浴条件と日焼けリスクが生じる紅斑紫外線時間にはギャップがあり、自己判断のもとで効果的な日光浴ができるようになることを推定できるようにしました。過ぎたるは及ばざるがごとし…。そのバランスに着目した日光浴は私たちが健康を維持する原則になると期待しています。
・テレビ出演:NHK「あしたが変わるトリセツショー」 / 「あさイチ」 / 「視点論点」 / 「時論公論」
④国立環境研究所の中島先生によると、一般的に言われているような梅雨時期の紫外線のデータからは夏の快晴時の30%ほどになるといわれていますが、実は晴れや曇り、雨の日の平均のデータになっていると考えています。
雲は様々な種類や厚さがあり、特に、雷を伴うような厚い雲の時には、昼間でも薄暗くなることからも判る通り、紫外線も相当わずかしか透過していないことが推定されます。
『梅雨時期のビタミンD生成』は、天気予報を意識しながら、晴れ間がみれる時間帯や日に、15分~20分程度、比較的明るめの薄い曇りの日は、少し多めに太陽を浴びることがよいでしょう。また昼間でも薄暗くなるような天気のケースでは、ビタミンDが生成できるような環境ではないが、生体リズムを整えたり、睡眠の質を上げることも期待できるので、無理をしない範囲での外出をしましょう。
⑤また、どんなに快晴の日で外出しても、日焼け止めなど日焼け対策を徹底したり、直射光が当たらない服装だと、ビタミンDはほぼ生成されません。またどんなに快晴でも、家の中や窓を閉めている車などガラス越しでの日光浴ではビタミンD生成には意味がありません。適切な知識を理解して太陽を浴びることをお勧めします。
〜これらのコメントを踏まえた、梅雨時期の日光浴のススメ〜
〜梅雨時期の日光浴に関するまとめ〜
● 日光浴には、ビタミンDや睡眠の質を通じて様々な効果があるので太陽が出にくい梅雨時期でも意識しておく
● 日焼けが気になる場合は、日焼け止めは顔と首のみに止め、手足は一時的に露出した状態(半袖長ズボンなど)で、10〜14時の間に「15〜20分程度」の日光浴を推奨
● 曇りや雨などでも比較的明るめの薄い曇りの日は、無理をしない範囲で少し多めに太陽を浴びる
● 梅雨や雨の場合は、食事にもより気を配ろう。サプリメントなども状況によってはおすすめなので専門家と相談のうえ摂取しよう。
■紫外線を浴びすぎず健康を目指す!日光浴を数値で提案してくれるデバイス&アプリ『LNES® SL-04』概要
ゼオンでは「 SOLAR CARD® 」を用いて太陽光を数値化し、独自アルゴリズムで演算することで、紫外線を浴びすぎることなく健康を目指すちょうどよい目安時間を提案し、上手な日光浴へナビゲートする様々なサポート機能も充実させたモバイルデバイス『LNES® SL-04』※と、専用アプリ『LNES』を開発しました。
※このデバイスは、連動するアプリを通じて、上手な日光浴をサポートするために目安時間を提案しますが、日光浴の効果を保証するものではありません。
本商品の特徴(デバイス及びアプリの連動による)
□ちょうどよい日光浴の目安時間をその場で測定
□自分に合わせた日光浴体験レベルの設定
□3つの指標と総合スコア化で目安評価をログ化
□天気情報(ウェザーニュース)連動:お知らせ/アラート機能
□日光浴関連情報のお得な定期配信
デバイス『LNES® SL-04』
コンパクトで軽い。レザー採用でチャームのようなデザイン。
バックなどにもつけたりとアクセサリー感覚で持ち歩ける。
□商品名:LNES® SL-04
□クラファンURL:https://www.makuake.com/project/projectlnes
□ブランドURL:https://www.lnesproject.jp/sl04/
□カラー:5色(ブラック、ブルー、ピンク、イエロー、ベージュ)
□サイズ:145×85×15㎜ (約80g)
□価格:14,850円(税込み)予定
スマホアプリ『LNES』
シンプルで直感的に使える
カラー・画面デザインを実現。
主に、ホーム・日光浴計測・
3つの活動ログ・予報・記事
■アプリ名:LNES
■対応機種:iOS
※Androidは順次対応予定
[project LNES : produced by 日本ゼオン、LNES®SL-04 販売元:超想工房、製造元:日本ゼオン]
■会社概要
日本ゼオン株式会社について(https://www.zeon.co.jp/)
日本ゼオン株式会社は、1950年に創業した化学メーカーです。ナフサから生成されるC4、C5留分を活用し、合成ゴムや石油樹脂等のエラストマー関連製品に加え、透明樹脂や光学フィルム、リチウムイオン二次電池材料といった高機能材料まで幅広い製品ラインアップを取り揃えています。ゼオンはこれからも、独自に培った確かな技術によって生み出される高品質な製品を世の中にお届けするともともに、地球環境と人類の繁栄に貢献してまいります。
オープンイノベーションプロジェクト「 project LNES 」について
2011年の東日本大震災の経験を経て、誰でも手軽に使える身近なソーラーを実現しようと、ゼオンの新素材「カーボンナノチューブ」を応用したことが原点でした。プラスチック型ソーラーの研究分野で必須だった電極に用いるレアメタルを使用せずにデザインソーラー「SOLAR CARD®」を実現し、オープンイノベーション「 project LNES 」を2016年末に立ち上げ、社会実装を進めてきました。太陽の恩恵を誰でも享受できる「SOLAR CARD®」を用いて、健康問題という大きな社会課題の解決に向かう今回の提案は、次なるサステナブルでウェルビーイングな時代を創る先駆者としての企業の使命でもあります。
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