NSK開発の食用油劣化抑制フィルターが「2025年“超”モノづくり部品大賞」の「日本力(にっぽんぶらんど)賞」を受賞
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO 市井 明俊、以下NSK)は、現中期経営計画で「Bearings & Beyond」を掲げ、祖業であるベアリング事業で培ってきた技術やノウハウを活かした新事業の展開に挑戦しており、その一環として開発した「食用油劣化抑制フィルター」が、「2025年“超”モノづくり部品大賞」において「日本力(にっぽんぶらんど)賞」を受賞しました。
今回受賞したのは、揚げ物調理等に使われる食用油の寿命を延長する、ろ過機向け食用油劣化抑制フィルターです。祖業で培った潤滑剤の劣化抑制技術を応用して開発しました。油の劣化を抑制する添加剤をフィルター内に付着(担持)させた仕様となっており、揚げかすなどの除去と同時に、食用油の劣化を抑制するフィルターの実用化は世界初です*。
*調査対象:市販されている食用油ろ過機向けフィルター、調査時期:2025年9月時点、NSK調べ

寿命延長による食用油購入量およびコスト削減、また使用済み食用油廃棄量の削減を通じた環境貢献に加え、油劣化を抑制する添加剤をフィルター内に付着させたことでろ過作業負担も軽減します。今後、さらなる性能向上にも取り組みつつ、ろ過機を持たないコンビニエンスストアやスーパーマーケット、弁当・惣菜店を含めた小売業などの顧客への導入検討などビジネスの拡大を目指しています。
■受賞概要
・受賞内容 2025年 "超"モノづくり部品大賞 日本力(にっぽんぶらんど)賞
・受賞対象 食用油劣化抑制フィルター
・主催 モノづくり日本会議、日刊工業新聞社
・後援 経済産業省、日本商工会議所、日本経済団体連合会
・公式サイト https://award.cho-monodzukuri.jp/

■関連プレスリリース
・2025年9月29日 プレスリリース
揚げ物調理等に使用できる食用油劣化抑制フィルターの量産開発完了 | 日本精工 (NSK)
■NSKについて
NSKは、1916年に日本で最初の軸受(ベアリング)を生産して以来、100年以上にわたり軸受や自動車部品、精機製品などのさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきました。1960年代初頭から海外に進出し、現在では約30ヶ国に拠点を設け、軸受の分野で世界第3位、またボールねじ、電動パワーステアリングなどにおいても世界をリードしています。
企業理念として、MOTION & CONTROL™を通じて円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、国を越えた人と人の結びつきを強めることを掲げています。2026年に向けてNSKビジョン2026「あたらしい動きをつくる。」を掲げ、世の中の期待に応える価値を協創し、社会への貢献と企業の発展の両立を目指していきます。
NSKについての詳細は、こちらのページをご覧ください。
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