大阪大学との共同研究により、心拍変動と人間の概日リズムの統合解析が運転時の眠気検知に有効であることを確認
~ドライバー向け安全支援サービス『Nobi for Driver』の眠気アラートアルゴリズムに実装~

株式会社enstemと大阪大学大学院 基礎工学研究科 機能創成専攻 生体工学領域 生体物理データ科学グループ 清野研究室(研究責任者:清野 健 教授)は、共同プロジェクトにおいて、「運転時の眠気検知ロジック」の精度向上に繋がる基礎研究開発を行い、眠気検知に運転時の心拍変動と概日リズムの統合解析が有効であることを確認しました。
今回の共同プロジェクトでは、人間の概日リズム(睡眠・覚醒や体温、心拍などが約24時間周期で変化する生体リズム)と心拍変動の関連に関するこれまでの研究知見をもとに、時間帯によって変化する生理的なベースラインを考慮するとともに、従来よりもN-of-1のアプローチを強化し、運転時の眠気検知の精度向上を目指しました。
N-of-1アプローチとは、集団全体の平均的な傾向だけに基づいて判断するのではなく、一人ひとり異なる生理的特徴や日内変動を捉え、その人自身のデータを基準として状態を評価する考え方です。こうした個人単位の評価を取り入れることで、個人差を考慮したより精度の高い眠気検知と、それぞれの特性に応じた安全支援の実現を目指しています。
enstemは共同プロジェクトによって得られた成果を、ドライバー向け安全支援サービス『Nobi for Driver』の眠気アラートアルゴリズムに実装いたします。
enstemと大阪大学大学院基礎工学研究科清野研究室は、今後も産学連携を通じて、より高精度かつ高度な眠気検知技術の確立を目指し、引き続き共同研究を推進してまいります。
大阪大学大学院 基礎工学研究科 機能創成専攻 生体工学領域 生体物理データ科学グループ
清野 健 教授 コメント
物流や公共交通をはじめ、運転業務は私たちの暮らしや社会を支える欠かせない仕事です。AIや自動化が進む時代だからこそ、運転に携わる方が安心・安全に働けること、そして働きやすさや働きがいを大切にしていきたいと考えています。眠気や疲労の現れ方には大きな個人差があり、同じ人でも時間帯や体調によって状態は変化します。
今回の研究では、こうした違いを一人ひとりのデータから丁寧に捉え、その人に応じた安全支援につなげることを目指しました。今後も、眠気検知にとどまらず、社会を支えるドライバーの皆さんがより安心して働ける環境づくりに貢献していきたいと考えています。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社enstem
広報担当:山本(info@en-stem.com)
ウェブサイト:https://www.en-stem.com
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