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ゼネラルリサーチ株式会社
会社概要

【アフターピルは薬局販売をすべき?】全国の女性1,021人に調査!辛いのは副作用だけではない!?

ゼネラルリサーチ株式会社

この度、ゼネラルリサーチ株式会社(代表取締役:五條 寿朗、本社:東京都渋谷区)は、全国の10代~40代女性を対象に、「アフターピルの薬局販売」に関する意識調査を実施しました。
アフターピル(緊急避妊薬)の市販薬としての販売(処方箋なしでの薬局販売)について議論が続いています。
アフターピル(緊急避妊薬)とは、性交渉後72時間以内に服用することで妊娠の可能性を低下させることができる薬です。
避妊に失敗した際や、望まない妊娠を避ける際など、万が一のために服用する女性も少なくないと思います。
しかし、アフターピル(緊急避妊薬)の服用には期限もあり、病院での処方がないと入手できないことから、精神的にも身体的にも、さらには金銭的にも負担に感じる女性が多いでしょう。

しかし、アフターピル(緊急避妊薬)には副作用が伴う場合もあることを忘れてはいけません。
中には症状が軽い方や副作用が出ない方もいますが、副作用が強く出てしまった場合、激しい頭痛や吐き気などに襲われることもあります。

こういった特性があることから、「簡単に入手できて良いものなのか」「無責任な行動が増えてしまわないか」など、薬局での処方箋なしの販売についての意見が飛び交っていますが、世の中の女性はどのように思っているのでしょうか。

そこで、ゼネラルリサーチ株式会社では、全国の10代~40代女性を対象に、「アフターピルの薬局販売」に関する意識調査を実施しました。

◆詳細はこちら:https://general-research.co.jp/report32/

【調査結果のポイント】
  • 年代別|アフターピル(緊急避妊薬)の薬局販売について
  • アフターピル(緊急避妊薬)が緊急で必要になったことがある女性は約8人に1人!
  • 実体験|アフターピル(緊急避妊薬)の副作用について
  • アフターピル(緊急避妊薬)について、女性の願い

【調査1:年代別|アフターピル(緊急避妊薬)の薬局販売について】
はじめに、アフターピル(緊急避妊薬)の服用経験について聞いてみました。

【図1】


「アフターピル(緊急避妊薬)を服用したことがありますか?」と質問したところ、『はい(12.9%)』『いいえ(87.1%)』という結果になりました。

アフターピル(緊急避妊薬)は緊急時に服用する薬であるため、服用したことがある女性は少ないということが分かります。
また、病院での処方がないと入手できないことから、入手のしにくさや、そもそもその存在を知らないという方もいるかもしれません。

では、アフターピル(緊急避妊薬)の薬局販売についてどう思っている女性が多いのでしょうか。
年代別で調査してみました。

【図2】


各年代の女性に、「アフターピル(緊急避妊薬)の薬局販売についてどう思いますか?」と質問したところ、10代の女性では、『賛成(43.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『どちらかといえば賛成(41.1%)』と続きました。

一方で、20代~40代の女性では、賛成派の方が多いものの、『どちらかといえば賛成』という回答が『賛成』という回答を上回りました。

全体的に見ても、賛成・どちらかといえば賛成と回答した方が8割以上と、賛成派が多い結果となりました。
では、賛成派の方の意見と反対派の意見、それぞれどういった主張があるのでしょうか。

■アフターピル(緊急避妊薬)の薬局販売についてどう思いますか?
【賛成・どちらかといえば賛成】

10代の女性
・すぐに飲んだ方がいいものなので、市販された方がいい。女性だけがリスクを追うから、そうなった時の救済措置はあるべき。男だけリスクがないなんて不公平(10代/学生/東京都)
・学生にとって病院で処方してもらうしか入手できないというのはかなり負担であるし、薬局ならばすぐ買いに行けるから(10代/学生/埼玉県)
・婦人科に行く時間がなかったり(そもそも服用は早い方がいいのでその点からも)中高生等は恥ずかしくて行きづらかったりすると思うので。反対する理由がありません(10代/パート・アルバイト/兵庫県)

20代の女性
・使用するときは緊急であるから、手軽にドラッグストアなどで買えるべき(20代/専業主婦/茨城県)
・同意のない性行為があった場合、すぐに対処できるから(20代/会社員/熊本県)
・緊急時に病院に行けない場合もあるから。ただし服薬に関して知識の欠如により問題がある恐れもあるので全面的に賛成できない(20代/無職/広島県)

30代の女性
・女性を守るため(30代/会社員/長野県)
・病院に行くのを躊躇してしまう人やアフターピルというものの存在自体知らない人が少なくないと思うので、薬局など手に取りやすい場所で販売するのは良いと思う(30代/専業主婦/福岡県)
・育児体罰などを無くすため(30代/会社員/神奈川県)

40代の女性
・他国では医師の処方なしに購入できる場合が多いと聞き、日本も薬局で購入できると、女性にとって安心だと思うから(40代/会社員/埼玉県)
・不幸になる女性や子どもを増やさないため(40代/会社員/東京都)
・中絶手術を受けるよりは、体に負担がかからなくて良いと思うから(40代/パート・アルバイト/福岡県)

【反対・どちらかといえば反対】
10代の女性
・アフターピルの存在を都合のいいように利用する男が現れるようになり、無責任な性行為が起きる確率も増えると思うから(10代/学生/神奈川県)
・副作用とか強く出るって聞いたからそういうのを薬局に置いてしまってはよくないと思う(10代/学生/千葉県)
・女性の体が軽視されているように感じるため(10代/学生/北海道)

20代の女性
・きちんと理解しない段階で販売を行うと、避妊に対する意識が下がり、望まない妊娠が生まれてしまうと思う(20代/学生/愛知県)
・避妊具の使用率低下、HIVなどの拡大につながりそうだから(20代/自営業・自由業/愛知県)
・それに託けて性犯罪が増加しそうな気が。 ただ便利には違いないので手に入りやすい方法を増やすことは大事(20代/専業主婦/埼玉県)

30代の女性
・本当に必要な女性にとっては便利だとは思います。ただ、それがあることによって避妊しなくてもいいじゃないかと安易な考えを起こしそうな人もいるのでそこが不安です(30代/学生/大阪府)
・病院で診察してもらえたほうが安全だと思うから(30代/会社員/福岡県)
・体のサイクルが崩れるから(30代/パート・アルバイト/東京都)

40代の女性
・きつい副作用があるので薬局で買った時にその副作用への対応ができないから(40代/専業主婦/兵庫県)
・性犯罪に巻き込まれた時は必要だと思うがむやみに使うのは無責任な気がする(40代/無職/滋賀県)
・無理に薬で避妊するのは体に悪影響がありそうだから(40代/専業主婦/大阪府)

賛成・どちらかといえば賛成と回答した方の意見では、10代の女性だと産婦人科に行きづらいといった声が挙がりました。また、望まない妊娠を避けるためや身体への負担が小さくなると考える女性が多いようです。

一方で、反対・どちらかといえば反対と回答した方の意見では、手軽に購入できるようになることで、避妊に対する意識が下がってしまうことや、副作用のリスクがあることから処方されずに手に入ってしまうことへの懸念などの声が挙がりました。

【調査2:アフターピル(緊急避妊薬)が緊急で必要になったことがある女性は約8人に1人!】

アフターピル(緊急避妊薬)の薬局販売について様々な意見が出ましたが、実際にアフターピル(緊急避妊薬)を緊急で必要になったという方はどのくらいいるのでしょうか。
また、その際にアフターピル(緊急避妊薬)を入手するのに困ったことは何なのでしょうか。

【図3】


そこで、「緊急でアフターピル(緊急避妊薬)が必要になったことはありますか?」と質問したところ、『はい(12.6%)』『いいえ(87.4%)』という結果になりました。

では、その際にどういうことに苦戦してしまうのでしょうか。

前の質問で『はい』と回答した方に、「アフターピル(緊急避妊薬)を入手する際に苦戦したことがあれば教えてください」と質問したところ、『すぐに処方してくれる病院を探すこと(31.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『高い金額を準備しなくてはいけないこと(20.9%)』『仕事や学校終わりに処方してくれる病院を探すこと(15.5%)』『予約が取れなく仕事や学校を休んだこと(14.7%)』と続きました。

産婦人科など予約が必要である場合、診察までに時間がかかったり都合が合わなかったりする可能性もあるので、アフターピル(緊急避妊薬)をすぐ処方してくれる病院を探すのが大変だったという方が多いのかもしれません。

また、薬の種類や病院によってアフターピル(緊急避妊薬)の価格にも差があります。
保険適用外のアフターピル(緊急避妊薬)は、高いところであれば10,000円以上するものもあり、初診料などを含めるとかなりの負担がかかってしまうので、すぐにお金を準備するのが大変だと感じる方も多いようです。

そこで、アフターピル(緊急避妊薬)を入手する際に苦戦したことについて詳しく伺ってみました。

■アフターピル(緊急避妊薬)を入手する際に苦戦したこととは?
・親にも言えず、高額が必要だったこと(10代/学生/滋賀県)
・価格が薬込みで20,000円かかったこと(20代/専業主婦/千葉県)
・仕事などがあって、病院に行くタイミングがなかなか無かった。入手したいと思った時が、病院の終わる時間ギリギリだったので予約無しで行ける病院を探すのが大変だった(20代/パート・アルバイト/佐賀県)
・すぐに行かなければならないのに、夜になってしまい不安が増した(30代/会社員/長野県)
・病院のやっている時間は仕事のため仕事を休まざるをえなくて不便だった(30代/会社員/群馬県)

学生の方であれば高い金額をすぐに準備することが難しかったり、社会人の方でも仕事などで病院に行くタイミングがなかなか取れなかったりと、入手するまでに相当苦戦しているようです。
また、アフターピル(緊急避妊薬)は、早ければ早いほど避妊の効果が高まる薬ではあるので、入手するのに時間がかかってしまうことが精神的苦痛に感じてしまう方もいることが分かりました。

【調査3:実体験|アフターピル(緊急避妊薬)の副作用について】
入手するのには金銭的にも精神的にも負担がかかっていることが分かりましたが、アフターピル(緊急避妊薬)には“副作用”があります。
副作用には個人差がありますが、副作用が起きた方はどのような症状が現れたのでしょうか。

【図4】


「アフターピル(緊急避妊薬)による副作用で起きた症状について教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『副作用はなかった(47.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『吐き気、嘔吐(25.8%)』『頭痛(15.2%)』『倦怠感(15.2%)』『めまい(13.6%)』『傾眠(9.9%)』と続きました。

半数近くの方が副作用はなかったと回答していますが、副作用が起きた方は吐き気や嘔吐、頭痛といった症状が出ているようです。
そこで、副作用が起きたことがある方に、副作用について詳しく伺ってみました。

■アフターピル(緊急避妊薬)の副作用について
・吐き気がずっとして乳首がとても痛かった(10代/学生/滋賀県)
・頭痛と吐き気が収まらない、身体中が発疹、湿疹ができかゆい(30代/パート・アルバイト/石川県)
・寝ていてもめまいのような感覚が治まらず、吐き気もずっとあり仕事を休んだ。2つめの薬は吐き気が怖くて結局飲めなかった気がする(30代/パート・アルバイト/栃木県)
・突然、立っていられないほどの吐き気がおそってきて、トイレに駆け込むと吐いてしまった。 その後もめまい、吐き気、ふらつきが長時間残り、仕事が出来ず、寝込んだ(30代/パート・アルバイト/兵庫県)

中には、仕事を休むほど長時間吐き気や頭痛に悩まされていた方や、身体中に発疹ができてしまったという方もいることが分かりました。
個人差があると思いますが、アフターピル(緊急避妊薬)を服用することでこのような副作用の症状が出ることもあるようです。

【調査4:アフターピル(緊急避妊薬)について、女性の願い】
望まない妊娠を防ぐことができるとはいえ、金銭的にも精神的にも体力的にも負担が大きいアフターピル(緊急避妊薬)ですが、その副作用の怖さや辛さについて、パートナーから理解されないという方もいるかもしれません。

【図5】


そこで、「アフターピル(緊急避妊薬)による副作用の怖さや辛さなど、もっと男性にも知ってほしいと思いますか?」と質問したところ、8割以上の方が『しっかりとした知識を持ってほしい(55.8%)』『ある程度の知識は持っていてほしい(28.6%)』と回答しました。

先ほどの調査で、アフターピル(緊急避妊薬)を服用したことがある方が1割程度であったにもかかわらず、8割以上の方が男性に対してもアフターピル(緊急避妊薬)について知識を持っていてほしいと考えているようです。

服用をしたことが無い方や、服用後に副作用が起きていない方でもアフターピル(緊急避妊薬)の副作用の辛さについて知っている方が多いのかもしれません。

では、もしアフターピル(緊急避妊薬)の薬局販売が開始された場合、どういった対応をしていくべきだと考えているのでしょうか?

■もし、アフターピル(緊急避妊薬)の薬局販売が開始された場合、どういった対応をしていくべき?
賛成・どちらかといえば賛成
・強い薬だから、必要ない人やいたずら目的の人に買われないようにするべき(10代/学生/秋田県)
・問診はしっかり行うべき(30代/会社員/神奈川県)
・悪用されない仕組みづくり(30代/会社員/千葉県)
・若い世代の子にちゃんした知識を教えてあげてほしい(30代/会社員/兵庫県)

反対・どちらかといえば反対
・副作用が出た時、これを使って悩んだりした人用の相談窓口みたいなのを作った方がいいと思う(10代/学生/千葉県)
・正しい知識を持った人が増えるようにする(20代/パート・アルバイト/三重県)
・きちんと薬の効能を説明する人が必要だし、そもそも必要になるような状況にならないようにもっとオープンでちゃんと実生活に則した役立つ性教育を定着させてほしい(30代/会社員/神奈川県)
・薬剤師による説明を義務化(30代/パート・アルバイト/長野県)

賛成派の方でも反対派の方でも、アフターピル(緊急避妊薬)が悪用されないような仕組みづくりや、正しい知識を得られるような教育をしていくべきだと考えている方が多いようです。

【総括】
今回の調査によって、アフターピル(緊急避妊薬)の薬局販売に関して女性達がどう考えているのかが明らかになりました。
もし、アフターピル(緊急避妊薬)の薬局販売が開始された場合、望まない妊娠をしてしまう女性を減らすことができたり、女性の精神的な負担を和らげたりすることに繋がるかもしれません。

しかし、アフターピル(緊急避妊薬)には、人によっては重い副作用の症状が出てしまうことや、アフターピル(緊急避妊薬)が手軽に入手できるようになることで、避妊について軽視してしまう方が増えてしまうのではないかといった懸念の声も挙がりました。

もし、アフターピル(緊急避妊薬)の薬局販売が開始された場合、女性だけでなく男性もしっかりとした知識を備えていく必要があるでしょう。
また、望まない妊娠をするような機会を減らすことも大切です。

ゼネラルリサーチでは、今後も引き続き調査を継続してまいります。
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■調査概要:「アフターピルの薬局販売」に関する意識調査
■調査期間:2021年2月10日(水)~2021年2月12日(金)
■調査方法:インターネット調査
■調査人数:1,021人
■調査対象:全国の10代〜40代女性
■調査主体:ゼネラルリサーチ
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・引用元が「ゼネラルリサーチ」である旨の記載
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上場
未上場
資本金
-
設立
2017年11月
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