G7広島サミット国際メディアセンター(IMC)で紙コップリサイクルを実証実験
~サーキュラーエコノミーの実現に向けてカップ洗浄機「Re-CUP WASHER」を活用~
「Re-CUP WASHER」は、生活者のリサイクルへの意識を高め、積極的にリサイクルに参加するという行動変容を促し、使用済み紙コップを「廃棄物」から「循環資源」へと転換するための“装置”です。使用済み紙コップは、通常、飲み残しや汚れなどの残渣があるために、廃棄物(可燃ごみ)となりますが、「Re-CUP WASHER」により、利用者自身が“洗う”というワンアクションを行うことで、「廃棄物」から「再生資源」に生まれ変わります。今回の取り組みは、使用済み紙コップを再び紙コップへリサイクルする「CUP TO CUP Recycling System」の構築を見据えたものです。
東罐興業では、「Re-CUP WASHER」を利用した「CUP TO CUP Recycling System」のしくみにより、紙コップを再資源化してリサイクルカップにつなげる取り組みを進めています。
・本取り組みの概要に関する紹介動画(広島県環境ブースにおいて放映)
https://youtu.be/13YQIaE_NiE
東罐興業は、IMC内における実証実験に関する展示に加え、同センター内の広島県環境ブースおよびクリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)※のブースで実施する「CUP TO CUPのしくみ」に関するパネル展示を通じて、使用済み紙コップのリサイクルについて啓発活動を行います。
東洋製罐グループの中長期環境目標である「Eco Action Plan 2030」で、資源循環社会に向けた目標として掲げる「全ての容器包装製品をリサイクル可能またはリユース可能に」に沿って、これからもサーキュラーエコノミーの実現に貢献していきます。
※クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)
地球環境の新たな課題である海洋プラスチックごみの問題解決に向け、業種を超えた幅広い関係者の連携を強めイノベーションを加速するためのプラットフォームとして2019年1月に設立された団体
左:(「Re-CUP WASHER」で紙コップを洗浄している様子)
右:(原材料に間伐材を利用した紙コップ「エコフレンドリーカップ」)
日本製紙は、「木とともに未来を拓く総合バイオマス企業」として、再生可能な資源である「木」を最大限活用する技術と、優秀な循環資源である「紙」を再資源化するリサイクル技術を合わせて展開することにより、木質資源を基盤とする資源循環を推進していきます。
東洋製罐グループは、社会や地球環境について長期的な視点で考え、すべてのステークホルダーの皆さまに提供する価値が最大化するよう、2050年を見据えた「長期経営ビジョン2050『未来をつつむ』」を2021年5月に策定しました。当社グループの目指す姿・ありたい姿を「世界中のあらゆる人びとを安心・安全・豊かさでつつむ『くらしのプラットフォーム』」と位置づけ、「多様性が受け入れられ、一人ひとりがより自分らしく生活できる社会の実現」「地球環境に負荷を与えずに、人々の幸せなくらしがずっと未来へ受け継がれる社会の実現」を目指し、事業活動を推進していきます。
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