10~60代の男女1,200人に聞いた「制服の着崩し」着崩し経験が多いのは30代、流行っていたのは腰パン、超ミニ、ルーズソックス

調査レポート「カンコーホームルーム」Vol.202「学生時代に流行っていた制服の着崩し(2)」

カンコー学生服

 菅公学生服株式会社 (本社:岡山市北区駅元町、代表取締役社長:尾崎 茂 以下:カンコー学生服)は毎月最終火曜日に結果を発信している調査レポート「カンコーホームルーム 」Vol.202にて、「学生時代に流行っていた制服の着崩し(2)」に関する調査データを公開しました。 
 学校制服の着崩しは、昭和のツッパリブームや平成のコギャルブームなど、その時代のファッションや世相を反映して変化しています。では、今までどのような着崩しが流行っていたのでしょうか?今回は、10~60代の男女1,200人を対象に学生時代の制服の着崩しの有無や理由、年代別に流行った制服の着崩しについて調査しました。

 

  • 調査結果サマリー
・制服の着崩し経験が最も多いのは30代、現役世代の10代より10ポイント以上高い
・制服を着崩す理由として、「流行だったから」、「おしゃれのため」、「皆がしていたら」、「スタイルをよく見せるため」
・着崩し内容は年代別の違いが顕著、流行った着崩しとして最も回答数が多かったのは30代の腰パン

 
  • まとめ・見解

 日本で初めて学校制服が誕生したのは明治時代です。それから大正・昭和・平成・令和と時代は変わり、短ラン・長ラン・ボンタンが流行ったり、くるぶし丈の長いスカートが流行ったかと思えば、スカートのベルト部分を何重にも折り曲げてスカートを短くすることが流行ったり、スカートの下にジャージなどのズボンを穿く「はにわスタイル」が登場するなどしています。

 今回、全国の10~60代の男女1,200人を対象に、学生時代の制服の着崩し状況を尋ねたところ、全体平均では制服を着崩して着ていた経験が「ある」(45.8%)という回答であったのに対し、30代の着崩し経験が「ある」(56.5%)という回答は半数を超えて最も多く着崩しをしていた年代であるという結果になりました。

 制服を着崩して着る理由については、「流行だったから」、「おしゃれのため」、「皆がしていたから」、「スタイルをよく見せるため」という回答が多く、「学校や大人への反発」という回答はいずれの年代も1割に満たない状態で、着崩しはファッションや皆と同じようにしたいという気持ちが大きいようです。

 また、学生時代に流行った制服の着崩しの内容については、10代~40代は「スカートを超ミニにする」という回答が多いのに対し、50代・60代は「くるぶし丈の長いスカート」が多く、年代別の違いが顕著に表れています。「スカートの下にジャージを穿く」という着崩しは10代~30代の上位にあり、「ルーズソックス」は、30代・40代の独自の流行としてランクインし、「ズボンをずらして腰パンにする」は20代・30代で多く、制服の着崩しといっても時代によって違いや傾向がみられました。

 近年は、一昔前ほど過度な着崩しをする生徒が少なくなったと言われています。背景には、制服が多様化して着崩しをする必要性がなくなったり、生徒自身も「着崩しすぎるとかわいくない」という価値観に変化したりしているようです。

 
  • 調査結果

1.制服の着崩しの有無

●最も多く着崩しをしていた年代は30代
10~60代の男女を対象に、学生時代の制服着崩しの有無を尋ねたところ、全体平均では制服を着崩して着ていた経験が「ある」(45.8%)と回答した人は半数以下であったのに対し、年代別にみると、30代は着崩し経験が「ある」(56.5%)という回答が全体平均に比べ10ポイント以上高いという結果になりました。

Q.あなた自身、学生時代に制服を着崩して着ていた経験はありますか。(単数回答)

※グラフの数字は、小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。


2.制服の着崩し理由

●着崩し理由はファッションや皆と同じようにしたいという気持ちから

制服を着崩して着ていたと回答した549名の着崩しの理由は、「流行だったから」(40代=54.6%、30代=51.3%)が多く、次に、「おしゃれのため」、「皆がしていたから」、「スタイルをよく見せるため」でした。

Q.あなたが、制服を着崩して着ていた理由は何ですか。(複数回答)


3.学生時代に流行った制服の着崩し

●年代別の流行った着崩しで最も回答数が多かったのは30代の腰パン

 年代別の学生時代に流行った制服の着崩しは、10代~40代は「スカートを超ミニにする」が上位でしたが、50代・60代になると「くるぶし丈の長いスカート」が上位にランクインしていました。また、「スカートの下にジャージを穿く」という着崩しは10代~30代であり、「ルーズソックス」は、30代・40代の流行としてランクインし、「ズボンをずらして腰パンにする」は20代・30代でみられました。

 


  • 調査概要

・調査主体:菅公学生服株式会社
・調査対象:全国の10~60代の男女1,200人
・サンプルサイズ:性別年代で均等回収
  10代 20代 30代 40代 50代 60代 合計
男性 100 100 100 100 100 100 600
女性 100 100 100 100 100 100 600
200 200 200 200 200 200 1200

・調査方法:インターネットリサーチ

・実施時期:2022年6月
・調査委託先:楽天インサイト株式会社
※結果公開URL: https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/homeroom/vol202

【菅公学生服株式会社】
1854年(安政元年)創業。学校制服・体操服に代表される「ものづくり」と子どもたちが未来を生きるために必要な力を育む「ひとづくり」を通じて、子どもたちと学校を取り巻くさまざまな社会課題を解決するスクールソリューションカンパニー。

【カンコーホームルーム】
菅公学生服株式会社が、生徒を取り巻く環境や生徒の意識・ライフスタイルについて多角的に調査・分析し、毎月最終火曜日に、結果を発信している調査レポート。
テーマは、「中高生が着たい制服・体操服」、「部活動で身につく力」、「学校教育とSDGs」など多岐にわたる。調査結果は、当社の事業エビデンスとしてだけでなく、広く一般に公開することで論文や教材、新聞・テレビ番組で引用転載されるなど、多方面でも活用されている。
発行日:毎月1回最終火曜日更新
公開方法:WEB https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/homeroom
調査テーマの募集、ご意見・ご要望受付:https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/demand
引用・転載のお申込み: https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/quotation

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会社概要

菅公学生服株式会社

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URL
https://kanko-gakuseifuku.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
岡山県岡山市北区駅元町15-1 岡山リットシティビル5F
電話番号
086-898-2500
代表者名
尾﨑茂
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1929年02月