【顧客・生活者の“興味・関心”まで可視化】サイコグラフィックデータ対応の新「仮想ペルソナ分析機能」、提供開始

自主調査レポートを公開:「ららぽーと豊洲」来訪者は“自己投資・上質な体験”を重視する都心パワーファミリー

エリアマーケティングGIS(地図情報システム)の国内リーディングカンパニーである技研商事インターナショナル株式会社(名古屋本社:愛知県名古屋市、東京本社:東京都新宿区、代表取締役:小嶌 智海、以下当社)は、当社の商圏分析・エリアマーケティング用GIS(地図情報システム)「MarketAnalyzer® 5」の機能をさらに活用しやすく拡張します。

オプション機能の「仮想ペルソナ分析機能」と、オプションデータの「消費者ライフスタイルデータ(生活者の興味・関心を分析)」の連携を可能にし、2025年8月より提供を開始します。

本連携により、「仮想ペルソナ分析」で顧客像を可視化する際に、従来の国勢調査などの統計データ(デモグラフィックデータ)に加え、消費者の興味・関心や価値観といったサイコグラフィック要素も加味できるようになり、企業はターゲットとなる顧客の人物像(ペルソナ)をより深く、鮮明に描き出すことができるようになります。

■ 「仮想ペルソナ分析機能」強化のポイント

(背景)

消費行動の多様化とパーソナライゼーションの進展に伴い、BtoCマーケティングにおいては「どのような人が」「どこに住んでいるか」というデモグラフィック情報に加え、「何に興味を持ち」「どのような価値観で」「どういった消費行動をとるのか」というサイコグラフィック情報の重要性が増しています。

従来の「仮想ペルソナ分析機能」では、デモグラフィックデータに基づく顧客の居住エリアの統計的な特徴分析に留まっていました。この課題を解決し、より深い顧客インサイトを提供するため、「消費者ライフスタイルデータ」との連携を可能とします。


(強化ポイント)

当社の提供する「消費者ライフスタイルデータ」と連携することで、生活者のサイコグラフィックな側面(生活意識、購買傾向、接触メディア傾向等)を詳細に分析できるようになります。 これにより、従来の年齢や家族構成、年収といったデモグラフィック・ソシオグラフィックな分析に加え、顧客が「どのような価値観を持ち、何を求めているのか」「どのような購買行動をし、どのメディアに接触しているのか」といった、より深いインサイトを把握できます。

このようなインサイト把握は、販促企画のコンセプトやメッセージの着想、ターゲットメディアの選定に活用できます。

■ 自主調査レポート:「ららぽーと豊洲」 来訪者のペルソナ分析
(「ららぽーと新三郷」来訪者と比較)

本機能を用い、商業施設への来訪者のペルソナについての自主調査を実施しました。

・分析施設:

「アーバンドック ららぽーと豊洲」(以下、豊洲)

*比較対象として「ららぽーと新三郷」(以下、新三郷)を設定

・分析方法:

両施設への来訪者の居住地(※)分布と各種統計データを突合し、顧客特性を把握する「仮想ペルソナ分析」を用いて分析。サイコグラフィック要素での顧客特性を評価ができる「消費者ライフスタイルデータ」を利用して評価しました。

※個人の特定ができない秘匿加工されたスマートフォンの位置情報データを利用

(考察)

国勢調査等のデモグラフィックデータでは、両施設とも「ファミリー層」が中心である点は共通していましたが、今回の新機能でサイコグラフィックデータを分析したところ、その興味・関心や価値観には大きな違いがあることが明らかになりました。

■「豊洲」来訪者のペルソナ:

 “未来への自己投資”と“質の高い体験”を重視する、都心パワーファミリー

新三郷と比較して、自身のスキルアップや子供の教育、資産形成といった「未来への投資」に積極的で、食や美容、趣味においても「質の高い体験」を求める顕著な傾向が見てとれました。

<ららぽーと豊洲とららぽーと新三郷顧客特性を比較した差分ランキング>

順位

カテゴリ

項目

特徴

1位

飲料

ワイン(3,000円〜10,000円未満/本)

高価格帯のワインやシャンパンを好み、食へのこだわりが強い。

2位

メディア

日本経済新聞(電子版)

経済や政治、資産運用への関心が高く、専門的な情報源を好む。

3位

学習・教育

スクールや通信講座(ビジネススキル等)

自身のスキルアップや子どもの教育への投資意欲が非常に高い。

4位

フィットネス

パーソナルジム

健康・体型維持に対し、パーソナライズされたサービスを求める。

5位

食の意識

高くても鮮度・素材の良い食品を選ぶ

価格よりも品質を重視し、オーガニックや高級食材に関心。

(インサイト)

豊洲の来訪者は、「現在の利便性や価格だけでなく、将来の自分や家族のための投資を惜しまず、日々の生活においても本質的な価値や質の高さを追求する」というペルソナ像が浮かび上がりました。

このように具体的なペルソナを理解することで、企業はより効果的なマーケティング戦略を立案できます。

例)ららぽーと豊洲では、オーガニック食材フェアや高級ワインの試飲会、資産運用セミナー、プログラミング教室等、顧客の知的好奇心や自己投資意欲を刺激するイベントやテナント構成が有効である可能性が示唆される

〇 本分析事例は、note公式アカウントでより詳しく紹介しています。

  URL:https://note.com/gsi_note/n/n476fdff13ca0

〇 本機能により出力された分析レポートにご興味のある方は、下記お問合せ先までご連絡ください。

TEL:03-5362-3955  お問い合わせフォーム https://www.giken.co.jp/contact/

■ 機能・データについて

・「仮想ペルソナ分析機能」とは ※詳細はこちら

「仮想ペルソナ分析機能」は、顧客データの住所やGPS位置情報から割り出した来店者の居住エリアと、公的統計データを重ね合わせ、顧客や来店者全体の具体的なプロファイリングや、人口・世帯特性、富裕度、消費傾向等がグラフで分かるレポートを自動出力する当社GIS(地図情報システム)「MarketAnalyzer® 5」の分析機能です。

・消費者ライフスタイルデータとは ※詳細はこちら

「消費者ライフスタイルデータ」は、楽天グループのマーケティングリサーチ会社である楽天インサイト株式会社が蓄積する、生活者による大規模なアスキングビッグデータを、小地域単位で分析・把握できるよう当社で加工・編集した統計データです。BtoC企業の顧客ペルソナの理解や広告販促立案等に活用されています。

(データラインナップ)

・生活意識データ

消費者の価値観やライフスタイルに関する意識を多角的に捉えます。「環境等に配慮した生活を実施している」、「のめり込んでいる『趣味』や『推し』がある」、「形に残らなくても体験や経験を得ることにお金を使いたい」といった項目から、ターゲット層のインサイトを深く洞察し、共感を呼ぶマーケティング戦略の立案に繋げます。

・購買カテゴリーデータ:

食品、飲料、日用品から家電、金融商品まで、幅広いカテゴリにおける購入実態や今後の購入意向を捉えます。「代替肉(大豆由来など)」や「アップサイクルフード」、「機能性チョコレート」といった現代の消費トレンドを反映した項目も含まれており、ターゲット層の消費動向を具体的に把握できます。

・デジタルメディアデータ

各種メディアの接触状況を詳細に分析します。テレビや新聞といった従来メディアに加え、「有料(定額制) 動画配信サービス」、「SNS」、「口コミサイト」など、デジタルメディアの利用実態も把握可能です。これにより、ターゲット顧客に最も響く情報発信チャネルの選定が可能になります。

■ 「MarketAnalyzer® 5」について

「MarketAnalyzer® 5」は、ベッドタウンや居住地エリアの調査に役立つ国勢調査をはじめ、繁華街の調査に役立つ昼間人口や商業統計等、幅広いデータを搭載しており、1st Partyデータや位置情報・決済データ等の3rd Partyデータのインポートも可能な商圏分析・エリアマーケティング用GISのハイスペックモデルです 。DX時代に求められる、複数のデータを掛け合わせた本格的な分析が可能になります。(詳細はこちら

■ 会社概要

[事業概要]

マーケティング向けデータ分析ツールの提供・運用支援を通じ、マーケティングデータ領域のエコシステム構築を進めることで、企業のデータに立脚した事業推進をサポート

商圏分析、エリアマーケティング向けGIS (地図情報システム)の提供

・商圏分析・エリアマーケティング用GIS「MarketAnalyzer® 5」

・GPS位置情報データを搭載したクラウドGIS「KDDI Location Analyzer」他

蓄積した分析データ・ノウハウの提供

・データ・API・GISエンジンの提供を通じたデータ戦略高度化の支援

・インストアの来訪者検知の仕組みの構築

・デジタル広告セグメントの高度化

所在地:名古屋本社:愛知県名古屋市東区主税町2-30 GSIビル

    東京本社   :東京都新宿区新宿2-1-12 PMO新宿御苑前 7F

設立日:1976年1月    

資本金:2億3,112万5千円

代表者:代表取締役 小嶌 智海

URL  :https://www.giken.co.jp/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://www.giken.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区新宿2-1-12 PMO新宿御苑前 7F
電話番号
03-5362-3955
代表者名
小嶌 智海
上場
未上場
資本金
-
設立
1976年01月