AIがチームを組む時代へ-AIエージェント同士が会話し合い協力するA2A技術「miibo Agent Hub」α版リリース
複数の専門AIが自律的に議論し集合知を形成する次世代プラットフォーム。同時に、共に可能性を探求する「miibo Agent Hub 先行体験コミュニティ」参加者募集も開始

「AI Joyboost! AIで、人を社会を幸せにする」を目指して2023年に創業した株式会社miibo(所在地:東京都港区、代表取締役CEO:功刀雅士)は、複数のAIエージェントが自律的に議論しながら協働するマルチエージェント技術を搭載した「miibo Agent Hub」のα版を本日発表します。
さらに発表に合わせ、この先進技術の可能性を共に探索するコミュニティの募集も開始します。
AI活用は、人間との対話から、単体AIによる自律的なタスク実行を経て、いよいよAIエージェント同士が直接対話する「A2A(Agent to Agent)」の時代へと進化します。「miibo Agent Hub」では、複数の専門AIが互いに意見を交わし、議論し、新たな価値を共創するマルチエージェント環境を実現します。
miiboはAnthropic社の提唱するModel Context Protocol(MCP)に既に対応済みであり、4/10にGoogle社が発表したA2Aプロトコルにも準拠していく予定です。
マルチエージェントの仕組みが今後急速に広がりを見せていく中で、miibo Agent Hubはノーコードでセットアップできるため、誰でも簡単に専門AIチームを構築できるプラットフォームを目指します。
【CEO、CFO、CMO、CTOの各役割を持つAIチームによる新製品戦略立案デモ】
背景とサービスのポジション|AIエージェントの次のステージ「AtoA(エージェントtoエージェント)」の時代へ
孫正義氏は「SoftBank World 2024」でAIの進化について、パーソナルエージェントの後はエージェントtoエージェント(AtoA)の世界がやってくる、と述べています。
孫氏はAIの進化段階として以下8つのレベルを上げています。
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人間との自然な対話(チャットボット)
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博士レベルの問題解決力
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ユーザーに代わって行動(エージェント)
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イノベーションを創出
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組織全体の仕事を遂行
「エージェントが1対1のレベルではなくて、組織的な活動を群れになってやっていく」 -
感情を理解し長期記憶を持つ
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自らの意思を持つ
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調和の取れた超知性へと進化
<参考>
『SoftBank World 2024 孫 正義 特別講演 超知性が10年以内に実現する』
https://www.youtube.com/watch?v=BzJHh5IZV2o
『AIは数年で超知性へと進化し、パーソナルメンターに。孫正義 特別講演レポート』
https://www.softbank.jp/biz/blog/business/articles/202410/sbw2024-softbank-son-main-keynote/
「miibo Agent Hub」はまさにこのレベル5にあたるプラットフォームです。AIエージェントが単体でタスクをこなす段階を超え、複数のAIが自律的に対話し、集合知を形成します。
上のデモ動画では、CEO、CFO、CMO、CTOという4人の役割を持つAIが新製品戦略をテーマに議論。各部門の知見を自動的に補完し合うため、単一のAIだけでは見落としがちな要素も網羅的にカバーし、より包括的な提案が得られます。結果として、部門ごとに分散していた専門知識がマルチエージェント連携を通じて統合され、組織全体の知的基盤として活用できるようになります。
今後は、AIチームが自ら「特定の専門分野が必要」と判断した際、追加のAIエージェントを自動で作成する機能も実装予定です。例えばグローバル展開を検討する際に、必要な国の法規制に詳しいAIをチームに加え、議論に反映させることが可能になります。
【AIによる自動でのAIエージェント構築デモ】
先行体験参加者募集|マルチエージェント技術の可能性を共に探求するコミュニティ
今回、「miibo Agent Hub」α版を活用して、その可能性を一緒に模索いただける方を募集します。現在、マルチエージェントの可能性は無限大であり、私たち自身も全容はまだ見えていません。そこで、この技術の実用的な活用方法を一緒に開拓してくれる仲間を広く募集します。業界・職種を問わず、AIエージェント技術の可能性に情熱を持ち、実践的なユースケースの創出に挑戦いただける方々と一緒に検討していきたいと考えております。
コミュニティ参加のメリット
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α版先行アクセス権
一般公開前のmiibo Agent Hubを先行体験いただけます。 -
知見の共有と対話
コミュニティ限定のDiscordを用意し、実際の活用アイデアやナレッジを共有。
弊社暫定CSOの深津貴之氏も参加予定です。 -
新しいユースケースの発信
業務課題や興味分野でのマルチエージェント活用に挑戦し、その成果や学びはコミュニティ内外で自由に発信いただけます。 -
実践ノウハウの蓄積
マルチエージェント技術の実践ノウハウを蓄積し、市場競争力を獲得できます。
活動概要
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募集対象:「miibo Agent Hub 先行体験コミュニティ」の参加者
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活動期間:4月下旬〜5月中旬予定(ご都合に合わせたペースで参加可能です)
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参加条件:AIエージェント技術を積極的に活用したい、または興味をお持ちの方
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主な活動内容:業務や興味分野でのユースケース開発、コミュニティ内での情報交換・議論 など
マルチエージェント技術の可能性を共に探求し、実践的な活用方法を見いだしたい方のご応募をお待ちしています。ご希望の方は、以下フォームよりお申し込みください。
「miibo Agent Hub 先行体験コミュニティ」応募フォーム
お申込み締切:2025年4月20日(日)
詳細解説イベント|miibo Agent Hubを深掘りするYouTube配信
コミュニティにご応募いただいた方にも、まだ検討中の方にも、「miibo Agent Hub」の魅力と可能性をより深く理解していただくために、詳細解説ライブを開催します。
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日時:2025年4月17日(木) 19:30〜20:30
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形式:YouTubeライブ(miibo公式チャンネル)
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内容:miibo Agent Hubとは、実際の画面を用いたデモンストレーションなど
今後の展開|先行利用者のフィードバックから機能追加・β版公開へ
「miibo Agent Hub」は本日よりコミュニティ向けにα版を提供開始。企業内の各分野に特化した専門AIエージェントが利用権限に基づいて適切に共有され、チームとして共創できる場を実現します。また参加者からのフィードバックを取り入れながら、機能を順次追加していきます。
コミュニティ活動で生まれた実用的ユースケースは、今後予定するβ版リリース時に広く公開する予定です。
A2Aをはじめ、マルチエージェントの仕組みは今後急速に広がりを見せていくと考えられます。miibo Agent Hubはさまざまなエージェントを交流させ、組織の知識と創造性を最大限に引き出せるプラットフォームを、誰でも簡単に作れる世界を実現していきます。
株式会社miiboは、AIを“人間の仕事を奪う存在”ではなく、“人や社会の幸せを拡張する存在”として活用し、誰もが創造性を発揮できる未来を追求します。
会社概要
「AI Joyboost! AIで、人を社会を幸せにする」を目指して2023年に創業した株式会社miiboは、ノーコードで簡単に実用的な会話型AIをつくれるプラットフォーム「miibo」を提供しています。
プログラミング不要で高度なチャットボットを開発でき、GPT・Claude・Geminiなど20種類以上の大規模言語モデルを活用できます。URLやNotion、Excelといった10種類以上のデータソース連携、SlackやLINEなど主要ツールとの統合など、100を超える多彩な機能を備えています。
シャープ、キリンホールディングスといった大手メーカーから横須賀市、愛知県などの自治体まで幅広く導入が進んでおり、累計ユーザーは3万人を超えています。これまでに、社内外で発生する問い合わせの自動化や、子どもとの思い出を新聞化する取り組みなど、多彩な領域で"AIの民主化"を実現し、2023年にはOpenAIから「日本における好例2社」の一つとして紹介されました。
CEOの功刀は10年以上会話型AIに携わり、暫定CSOとして深津貴之氏、戦略アドバイザーとして村島健介氏やさくらインターネット共同創業者の小笠原治氏らも参画し、第一線の知見を結集しながら成長を続けています。
サービスサイト:https://miibo.ai
企業サイト:https://miibo.co.jp
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