難病児施設全国150施設に寄贈。子育てを楽しく、難病児向けおもちゃセット「あそびのむし」 全国4つのおもちゃ美術館で贈呈式を開催(東京・高知・福岡・沖縄)
■難病児とその家族を「遊び」で支援、あそびのむし開発の背景
すべての子どもの成長発達において、遊びは必要不可欠です。しかし、医療的ケア児、重度の障害がある子どもたちは、医療的ケアや療育に重きが置かれ、遊びの機会やおもちゃの整備が不十分な状況にあります。また、身体運動の制約や知的発達の遅れ等から、言語的なやりとりが難しい、働きかけへの反応が乏しいなど、コミュニケーションの難しさに悩む難病児の家族や支援者が多くいます。
「あそびのむし」は、東京おもちゃ美術館と日本財団が、大学教授や理学療法士、そして難病の子どもとその家族へのヒアリングを重ね開発をしたセットです。2019年には全国90か所の病院や施設に寄贈し、2023年度は約150の病院・施設に寄贈を行います。
なお、2023年度の「あそびのむし」は、オリジナルおもちゃ5点を加えた70種類のおもちゃセットにリニューアルしています。
■障害・難病をもつ子どもに配慮された「あそびのむし」の特徴
「あそびのむし」は、難病や重度の障害がある子どもたちも楽しめるよう、様々な工夫がされたおもちゃセットです。体を動かすことが難しい子どもたちも楽しめるよう、音や鮮やかな色合い、手触りなど五感に響くおもちゃなどを厳選しています。
「あそびのむし」を実際に使った難病児の保護者からは、「どんなおもちゃがその子に合っているのかわからないことが多いが、これだけたくさんのおもちゃで遊べるので、何かしらお気に入りが見つかることが嬉しい。」という声が上がっています。
今後の贈呈式の予定
〇11/14(火) 高知県佐川町
場 所:佐川おもちゃ美術館(高知県高岡郡佐川町加茂2711‐1)
内 容:贈呈先の施設やご家族からの挨拶、開発したおもちゃ紹介、寄贈おもちゃの遊び方デモンストレーション、難病児の親へのインタビューなどなど
〇12/7(木) 沖縄県国頭村
場所:やんばる森のおもちゃ美術館(沖縄県国頭村字辺土名1094-1)
内 容:贈呈先の施設やご家族からの挨拶、開発したおもちゃ紹介、寄贈おもちゃの遊び方デモンストレーション、難病児の親へのインタビューなどなど
■日本財団について
痛みも、希望も、未来も、共に。
日本財団は1962年、日本最大規模の財団として創立以来、人種・国境を越えて、子ども・障害者・災害・海洋・人道支援など、幅広い分野の活動をボートレースの売上金からの交付金を財源として推進しています。
https://www.nippon-foundation.or.jp/
■認定NPO法人芸術と遊び創造協会芸術と遊び創造協会について
優良なおもちゃをコミュニケーションツールとして活用し、多世代での交流を推進。
新宿の旧校舎を活用した「東京おもちゃ美術館」の運営、おもちゃコンサルタントによる全国180か所の子育てサロン「おもちゃの広場」、全国9の小児病棟でのおもちゃコンサルタントの派遣やオンラインでの病児の遊びケアなどの活動を行っています。
https://art-play.or.jp/
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