2021年「高校の卒業トレンド」を調査/もう第2ボタンはいらない?「制服投げ」がSNS映え!8割以上が「卒業SNS投稿」に、こだわりアリ…人気の卒業ソングは平成のヒット曲から令和の最新曲まで

トレンダーズ株式会社

SNSトレンドとZ世代インサイトの研究機関「memedays(ミームデイズ)」は、このたび「2021年 高校の卒業トレンド」に関する調査を実施いたしました。

 


[調査概要]
・調査名:2021年 高校の卒業トレンド調査
・調査対象:15~19歳 のmemedays会員女性115名
・調査日:2021年2月21日~25日
・調査方法:インターネット調査


大学進学に就職と、それぞれ進路が分かれ、人生の中でも大きな節目となる高校の卒業式。記念撮影や寄せ書き、制服の第2ボタンなど、いつの時代も若者たちは、様々な形で青春の締めくくりを思い出に残そうとしてきました。もちろん今の世代もその気持ちは同じ。とはいえ、スマホやSNSが当たり前となったことで、思い出の残し方には変化が見られます。2月のバレンタインを過ぎた頃から、InstagramやTikTokでは卒業関連の投稿が急増。SNSネイティブなZ世代らしい、クリエイティビティあふれる投稿アイデアが見受けられます。そこで、昨今の卒業に関するトレンドについて詳しく探るべく、memedaysの会員115名にアンケートを実施しました。 

 
◆ いまどき高校生は、第2ボタンをもらわない!? 定番イベントを調査!

まず、「高校の卒業式の定番イベント」について聞いたところ、1位は「当日の写真撮影」(75.7%)、2位は「寄せ書き(色紙、ノート、卒業アルバム等)」(73.9%)、3位は「黒板アート(寄せ書き含む)」(48.7%)、4位は「手紙をもらう・あげる」(41.7%)、5位は「合唱」(40.9%)となりました。ラインナップ自体は昔からの定番と変わらない印象ですが、スマホで手軽に撮影したりシェアしたりが当たり前になったことで、「当日の写真撮影」がトップとなったと考えられます。また、普段は校則でスマホの携帯を禁止している学校でも、卒業式のみOKとしているケースがあり、調査内でも「最初で最後の大々的にスマホ撮影を楽しめる機会なので、盛り上がりたい」という意見が見られました。
 


ちなみに、卒業式における定番の代表格である「第2ボタンをもらう」については、6位という結果でした(「ボタン/ネクタイ/名札等をもらう・あげる)」…37.4%)。今も定番のひとつではあるものの、「写真や動画にした時に地味になってしまう」、「SNS映えしない」ことが、トップ5に入らなかった要因だと考えられます。


 ◆ 卒業も、SNS映え!? 「制服投げ」に「愛の花束」……新アイデア続々

では、Z世代の重要な価値観である「SNS映え」に焦点を当てると、どうでしょうか。「SNS映えする卒業式の定番イベント」について聞いてみたところ、1位は同率で「制服をみんなで投げる」、「黒板アート(寄せ書き含む)」(67.0%)という結果に。3位は「当日の写真撮影」(51.3%)、4位は「好きな人から花束をもらう・あげる」(49.6%)、5位は「寄せ書き(色紙、ノート、卒業アルバム等)」(36.5%)となりました。
 


実際にInstagramやTikTokでは、2月頃からみんなで制服のジャケットを一斉に投げる写真が続々と登場。黒板の落書きに合わせてポーズしたり、教科書で顔を隠したりするショットも多く見られ、これらはまとめて「#タイムリミット女子高生」「#青春フォトグラフ」のハッシュタグで投稿されています。

 

 

 

△Instagramの「#タイムリミット女子高生」や「#青春フォトグラフ」投稿 


◆ 8割以上が「卒業SNS投稿」に、こだわりアリ! 投稿自体も思い出づくりに

このように、いまの若者たちは制服や学校のロケーションを使った、高校生のうちにしか撮れない、いわゆる「エモい」写真に思い入れが強いことがわかります。

「卒業の思い出SNSの投稿には、こだわりたいか」と聞いてみると、84.3%もの人が「はい」と答えました。
 


その理由で最も多かったのは、「一生に一度の記念だから」(67.8%)でしたが、2位に「投稿することも思い出になるから」(50.4%)という意見が入っているのは、普段から思い出づくりを目的にSNS投稿を楽しんでいるZ世代(※)ならではといえるでしょう。
※参考調査:memedays「10代女性のSNS利用実態調査」:https://memedays.jp/research/417/

以降は、3位「卒業した後も振り返りたいから」(47.0%)、4位「友達やまわりの人との絆を形にしたいから」(44.3%)、5位「エモい写真や動画が撮れるから」(27.8%)という結果になりました。

また、「卒業シーズンにやってみたい(やっておきたい)こと」について自由回答で質問したところ、「みんなでカウントダウンムービーを作る!」、「今まで高校で撮った友達との写真と動画を編集して歌詞動画を作る」、「卒業ムービーを作ってプロジェクターで鑑賞会したい」といった意見が目立ちました。思春期をYouTubeやTikTokの流行とともに過ごしたムービーネイティブな世代にとって、動画制作は身近で自分たちらしい表現方法として浸透しているようです。


 ◆ 定番卒業ソングは平成のヒットが並ぶも、TikTokでは令和の最新曲が席巻!

最後に、「定番の卒業ソング」について、聞いてみました。1位は「旅立ちの日に/合唱」(75.7%)、僅差で2位が「3月9日/レミオロメン」(72.2%)、3位は「旅立ちの日に・・・/川嶋あい」(33.0%)、4位は「友~旅立ちの時~/ゆず」(31.3%)、5位は「YELL/いきものがかり」(27.0%)という結果に。いまの高校生はだいたい2003年~2005年生まれですが、幼少期にヒットした曲が定番と捉えられているようです。
 


一方で、意外にもTikTokではこれらの曲が卒業ムービーの楽曲として使われる頻度はそれほど高くないようです。使用楽曲で人気だったのは、今年2月に発売されたばかりの「桜が降る夜は/あいみょん」や、映画「花束みたいな恋をした」のインスパイアソング、「勿忘/Awesome City Club」などでした。TikTokにおいては「定番感」よりも、「新しさ」や「トレンド」が重視されているといえます。


 ・Instagramは、Instagram,Inc.の商標または登録商標です。
・TikTokの表記・ロゴはTikTok Pte. Ltd.の商標または登録商標です。
・YouTubeの表記・ロゴは、Google LLC の商標です。
 
【memedaysについて】

SNSトレンドとZ世代インサイトの研究機関。InstagramやTikTokなどで広がる投稿アイデア=「SNSミーム」のトレンドを、生活者およびメディアや企業へ提供しています。
Z世代の消費動向に影響を及ぼす「SNSミーム」は非言語で伝わるため、国境を越えて世界中で流行しています。今後は、さらに世代を越えて影響を及ぼす可能性を秘めています。このトレンドをいち早くキャッチすることで、好感と購買へ繋がる新しいマーケティング戦略を提案いたします。
同時に、SNSのポジティブな楽しみ方を広めることで、若年層のメンタルヘルス問題にも取り組んでまいります。

ウェブサイト:https://memedays.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/memedays_jp/
Twitter:https://twitter.com/memedays_jp

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


関連リンク
https://memedays.jp/
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

トレンダーズ株式会社

33フォロワー

RSS
URL
https://www.trenders.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区東3-16-3  エフ・ニッセイ恵比寿ビル 8F
電話番号
-
代表者名
黒川 涼子
上場
東証グロース
資本金
-
設立
2000年04月