スペースシードホールディングス、沖縄ブルーゾーン研究成果について報告

― 地域連携から生まれるヘルスケア・イノベーション ―

スペースシードホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:鈴木健吾、以下「スペースシードホールディングス」)は、2024年に開始した沖縄ブルーゾーンの研究成果と、研究成果を活用してスペースシードホールディングスの関連会社であるリジェネソーム株式会社において次世代型食品の「SAISEIリジェネソームサプリメント」が開発されたことを報告します。

研究背景:ブルーゾーンに関する研究と沖縄の可能性

 ブルーゾーンとは、100歳以上の方が多く暮らす地域を指し、年齢とともに生じる障害を防ぎ健康で長生きを実現するためのロンジェビティ研究の対象になっています。長寿地域に共通するライフスタイルや食文化を科学的に解析し、健康寿命の延伸を特定する研究対象として、沖縄県は代表的な地域の一つとして注目されています。

これまで、スペースシードホールディングスは、沖縄由来の天然植物の栽培及びそれを有効活用した事業化に向けて、沖縄県豊見城市にある実験圃場「ブルーゾーン・ファーム」を活用した共同研究を実施してきました。

沖縄県豊見城市にある実験圃場「ブルーゾーン・ファーム」

(参考)沖縄の長寿要因に関する考察の一例

要因

沖縄の伝統的実践例 (高齢者の習慣)

健康への影響・研究成果

植物中心の伝統食

サツマイモ主食、野菜・海藻たっぷりのチャンプルーや煮物、豆腐・味噌などの大豆食品、豚肉は少量(行事時中心)、腹八分目の食習慣。

抗酸化物質・食物繊維を大量摂取し抗炎症効果。高血圧・心疾患が少なく、ビタミン不足も解消。近年の介入試験で体重・血糖・コレステロール改善確認。

強い社会的つながり

ゆいまーるによる互助、模合(仲間グループ)の定期交流、大家族・近所付き合い、地域の祭り(豊年祭等)への老若参加、「年寄りは村の宝」という高齢者を尊敬する文化。

孤独感が低く抑鬱が少ない。高齢者の主観的幸福感が高く、生存率向上。社会参加が多い人ほど介護リスク・認知症リスク低減との報告。逆に孤立は死亡率2〜3倍増。

日常的な身体活動

農作業(畑仕事)、庭いじり、漁や山歩き、伝統舞踊・芸能への参加、床生活での立ち座り、家事や孫の世話で頻繁に体を動かす。「生涯現役」で定年なく働き続ける人も多い。

筋力・柔軟性を維持し転倒リスク低下。心肺持久力が高く動脈硬化が抑制。沖縄高齢者は他県比で心疾患死亡率が低い。適度な運動は認知機能維持や抑うつ予防にも寄与。

生きがいと精神的充実

イキガイ(生きがい)を持ち続ける(例: 家業や趣味の継続、祖父母として子育て伝承、地域行事の責任者など)。ノロ殿内など伝統信仰行事への参画。なんくるないさの楽天的志向。

高い心理的幸福度とストレス緩和。生きがい有無で有意な死亡率差(生きがい無い群は心疾患死亡多く炎症マーカー高値)。信仰心や祈りは血圧・免疫に好影響との研究も。長寿者は総じて前向きでレジリエンスが高い傾向。

その他の要因 (遺伝等)

長寿家系(親も長命)、沖縄固有の遺伝的特徴(FOXO3長寿遺伝子の頻度が高いとの報告)。温暖な気候・豊かな自然環境、戦後の公衆衛生向上など。

遺伝要因は推計25~33%とされる。FOXO3遺伝子多型は沖縄百寿者で頻度高いが、遺伝のみで説明できない。自然環境はストレス緩和やビタミンD合成に寄与。

ブルーゾーンの観点から健康課題の解決に向けて、沖縄素材を活用したヘルスケア製品の開発を検討してきました。その成果が寄与する方で、2025年6月より販売が開始されたのが、沖縄由来素材を高容量配合した次世代型食品「SAISEI リジェネソームサプリメント」です。

新商品概要

長寿研究から生まれた究極のサプリメント「SAISEI リジェネソーム サプリメント」

特徴成分: エルゴチオネイン:30mg/日(高含有量・抗酸化成分)/ユーグレナ粉末:1g/日(59種の栄養素)/ 酒粕粉末(日本酒の発酵由来成分)/カラハリスイカ抽出物(保水と抗酸化成分)

詳細はこちら

SAISEIリジェネソームサプリメントの説明と販売に関するページです

今後の展望

この度の商品の製造には「沖縄ウコン堂」が協力し、プロモーション活動については「バタフライピー研究所」の支援を受けることでエビデンスに基づく製品の普及を推進していく予定です。2025年8月以降は沖縄での研究体制を強化し、産官学の取り組みや沖縄県内パートナー企業との連携を加速する予定です。

※沖縄ブルーゾーンをテーマにした共同研究や事業連携について沖縄県内企業のパートナーを募集しています。

スペースシードホールディングス株式会社について

スペースシードホールディングスは、「SFをノンフィクションにする」をミッションとして、投資活動、研究活動ならびに事業創出を行う宇宙系ディープテックベンチャービルダーです。発酵とロンジェビティー技術の社会実装を支援する「Fermentation and Longevity Fund」プログラムの運用などを軸に、社会課題を解決する事業の創出に取り組んでいます。2040年までに各種ステークホルダーとともに、人類が宇宙空間で居住するのに必要な技術を揃えることを目指しています。
https://ss-hd.co.jp/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
https://ss-hd.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区浜松町2丁目2番15号 浜松町ダイヤビル2F
電話番号
080-5063-8705
代表者名
鈴木健吾
上場
未上場
資本金
500万円
設立
2024年01月