FromプラネットVol.117<パソコンに関する意識調査>
女性は“スマホ派” 男性は“パソコン派”?…その使い方にも違いが
~高齢層の男性はパソコンで、若年層の女性はスマホで「ネットショッピング」~
~高齢層の男性はパソコンで、若年層の女性はスマホで「ネットショッピング」~
国内1,300社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は、消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第117号として、パソコンに関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータもご提供できますのでお気軽にお問い合わせください。
- 20代のノートパソコン使用率はスマホ使用率の半分
はじめに、ふだん自宅など私用で使っているIT機器は何かを聞きました。すると、20代から50代まで、ほとんどの年代でいちばん使われているのが「スマートフォン」。次いで「ノートパソコン」「デスクトップパソコン」の順でした。スマホとパソコンとは若年層ほど落差が大きく、20代の「ノートパソコン」使用率は「スマートフォン」の約半分。しかし、「デスクトップパソコン」も「ノートパソコン」も年代とともに上昇し、60代以上になると「ノートパソコン」が「スマートフォン」を追い抜いて、トップになっています。
- 若者はパソコン離れしていない
一方で、パソコンとスマホとのギャップが際立っているのが、女性の若年層。女性の20代で「デスクトップパソコン」は1割以下なのに、「スマートフォン」は9割近くに上っています。20代女性の日常はスマホから離れられないようです。
- ウェブの閲覧、ショッピング…パソコンもスマホも主な用途は同じだが
[パソコン][スマートフォン]ともに、1位は「ウェブサイト・ニュース・ブログなどの閲覧」。[パソコン]では、次いで「ネットショッピング」、「動画・映像コンテンツ・音楽の視聴」の順。この2つは[スマートフォン]でも3位と4位です。順位の入れ代わりや数値の違いはあれど、上位5項目は[パソコン]も[スマートフォン]も同一でした。
しかし、6位以降から、パソコンとスマホの違いが見えてきます。[パソコン]の7位には「年賀状の作成」、9位には「CDやDVDの再生・視聴」など、一般的にスマホではできない項目がランクイン。一方で、[スマートフォン]では、6位に「SNS(ツイッター、インスタグラム、フェイスブックなど)」が挙がっていることに注目。同じ「SNS」が[パソコン]では13位。SNSはパソコンでもスマホでもできますが、スマホを使っている人が圧倒的に多いようです。
さらに特徴的なのが男女差。[パソコン]では、ほとんどの項目で男性のほうが高く、反対に[スマートフォン]では女性が上回っています。パソコンは男性が、スマホは女性がよく使っていることを反映しているのでしょう。
[パソコン]で最も男女差が大きいのは「動画・映像コンテンツ・音楽の視聴」、次いで「ネットバンキング」と「株・投資・為替などのネット取引」。一方、[スマートフォン]では「写真データの保存やプレビュー」で最も差が大きく、次いで「メール・コミュニケーションアプリなどの利用」「ネットショッピング」。男性はより“パソコン派”、女性はより“スマホ派”と言えますが、その使い方にも違いがありそうです。
- 性年代で違う、パソコンですることスマホですること
一方で、年代差よりも男女差が際立つ項目もあります。たとえば、「動画・映像コンテンツ・音楽の視聴」。女性の20代・30代はスマホで視聴する人が圧倒的に多いけれど、男性は同じ20代・30代でも、スマホよりパソコンのほうが高いのです。「写真データの保存やプレビュー」も、男性は20代を除いてパソコンのほうが高いのですが、女性ではほぼ全年代でスマホのほうが高くなっています。女性にとってはスマホで写真を撮ったり見たりすることは日常の一部。でも男性は、スマホではなく、本物のカメラや機材を使いたいのかもしれません。
- 大画面、文字の打ちやすさだけじゃない…パソコンを使う理由
- 5年は使っている?…パソコン購入年は「2年以上前〜5年以内」が最多
最後に、パソコンの利用術を具体的に教えてもらったところ、「時間がかかる作業がパソコンで、すぐに物事を知りたいときはスマホ」などとあるように、やはりスマホと使い分けている様子がうかがえました。スマホの普及によりパソコンでしかできないことは少なくなりました。そんな今だからこそみんながパソコンをどう使っているのか、気になる回答の数々を紹介します。
● フォトショップやイラストレーターでの画像作成や動画編集などいわゆるクリエイティブな作業をします。ノート型よりデスクトップのほうがより細かい作業ができます。(男性・50代) ● マルチ画面、マルチタスクで利用(複数の画面を表示して作業)します。(男性・50代) 【大きな画面、見やすさを生かして】 ● 画面が大きく商品の画像が見やすいため、ネットショッピングに利用している。また、家族旅行計画時のホテル検索に、画面が大きいので数人で使う。(女性 50代) ● 自分で撮った動画を全画面に拡大し、映画鑑賞の気分で鑑賞する。 (男性 60代以上) 【他機器と接続、連動】 ● パソコンとプロジェクターを接続し、プロジェクターの大画面で動画を見る。(女性・20代) ● 3台のパソコンのデータをインターネットで同期し、同じ環境にして使用している。(男性・40代) 【スマホと使い分け、“二刀流”も】 ● 細かいところまでしっかり見たいときや時間がかかる作業がパソコンで、すぐに物事を知りたいときはスマホ。(女性・50代) ● 本気の取引のときはパソコン。タブレットでは取引せず、ごろ寝でリラックスしながら見る感じ。(男性・50代) ● パソコンで動画を見ながら、スマートフォンでネットをする。(女性・50代) |
調査機関:インターワイヤード株式会社による、「パソコン」に関する意識調査。
期間:2019年7月30日~8月5日、インターネットで1,117人から回答を得ています。
株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
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