ノーコード開発ツール「CELF」、「SAP® ERP」とのAPI連携を開始
~ERP周辺業務の効率化を拡大し、標準ツールの地位確立を目指す~
SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭、以下 SCSK)は、同社が提供するノーコード開発サービス「CELF(セルフ)」のオプションとして、SAPジャパン株式会社が提供する世界シェアトップクラスのERPソリューション「SAP® ERP」とのAPI連携を実現する「SAPデータ連携部品」の提供を開始します。これにより、財務会計、管理会計、購買在庫管理などのSAPシステム周辺のExcelによる集計・分析業務を効率化します。

1.背景
近年のERP導入においては、標準機能に業務を合わせる「Fit to Standard」が主流となっています。
しかし、グローバル標準のERPは、経営管理において高い効果を発揮する一方、日本企業が求める細やかな業務要件や慣習までは十分にカバーしきれず、現場では独自の入力や帳票作成のためにExcel が使用される場面があります。その結果、作業負荷の増大、属人化、データの分散といった課題が顕在化しています。
こうした課題に対し、SAPシステムを拡張するための標準的な基盤である「SAP® Business Technology Platform (SAP® BTP)」※1による開発に加え、特に「SAP® Cloud ERP」※2を採用する中堅・成長企業では、現場担当者でも扱いやすく、短期間かつ低コストで業務を補完できる手段が、解決策の一つとなります。
「CELF」はこれまで、各種ERPとのデータ連携を通じて、現場固有の業務要件(独自フォーマットの帳票作成や複雑な集計・分析業務など)に対応してきました。今回、新たにSAPシステムとのデータ連携部品を追加することで、「Fit for Purpose(現場業務への適合)」と「ERP標準機能の価値維持」を両立し、SAP Cloud ERP の導入効果を補完する柔軟なソリューションを提供します。
※1 SAP Business Technology Platform(SAP BTP): SAP社が提供する、アプリケーション開発、データ分析、統合などを実現するクラウドプラットフォーム。ERPの機能を拡張する際の標準的な基盤として利用される。
※2 SAP Cloud ERP: SAP S/4HANA Cloud Public Edition を中核に構成されたクラウドERPサービス。本リリースでは主に中堅・成長企業向けの導入モデルを指す。
2.サービス概要と特長
Excelと同じ見た目・操作性でERPデータの登録・更新・参照が可能となり、導入時の学習コストを抑えながら、現場に負担をかけない運用を実現します。これにより、SAPシステム周辺業務の効率化に加え、ERPデータと周辺業務データを組み合わせた高度なデータ利活用が可能になります。
また、SAPシステム標準では対応しきれない独自形式の帳票やレポートも、Excelのような感覚で柔軟に作成できます。SAPシステムの管理画面を使うことなく、直感的に操作できる CELFアプリ画面から入力や更新が行えるため、現場主導での業務改善を支援します。

3.本サービスの活用例
① SAPシステム入力業務をフロントで補完し、現場作業を効率化
扱いやすいCELF 画面をフロントとして活用し、基幹システムへの入力を効率化します。
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購買依頼・経費申請: 簡易画面で申請し、承認後に必要情報のみ SAP PR(会計伝票)へ自動登録
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見積・受注業務: SAPシステム標準では対応が難しい「階層構造(親子・孫明細など)」を持つ複雑な見積書も、独自フォームで柔軟に作成。見積書を基に、受注後は金額・ステータス情報を SAP SD(販売管理) に自動登録し、二重入力を防止
② 独自レポート・帳票を柔軟に作成
SAPシステム標準では対応しきれない独自形式のレポートや帳票を、CELFで柔軟に作成できます。
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予実管理表の作成: SAPシステム実績とCELFで収集した予算・見込みを統合し、部門別フォーマットで即時出力
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独自帳票の作成: 請求書・見積書、金融機関向けレポートなどを独自フォーマットで作成
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外部データとの結合: 市場データ・営業見込みなどと組み合わせ、高度な分析資料を作成
③ SAPシステムマスタ・伝票の一括メンテナンス
表計算形式の 画面で、大量データの入力・更新作業を効率化します。
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マスタデータ編集: 品目・取引先マスタなどを表形式でまとめて変更・追加
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会計伝票の一括編集: 月次・年次決算時の大量伝票の入力・修正を効率化
4.価格
「SAPデータ連携部品」のライセンス費用は無料
※CELFをご利用のユーザーであれば、本連携部品を追加費用なしで利用可能です。
(CELF の 1 ユーザーあたり月額利用料金:1,800 円(税別)※3〜)
※3 2026年1月1日時点
5.今後の展望
SCSKは今後もCRM/ERP連携を強化し、CELFをERP周辺業務における標準ツールとして展開することで、企業全体のデータ利活用をさらに推進します。これにより、経営の見える化や意思決定の迅速化に貢献していきます。
CELFについて
CELFは、SCSKが開発した表計算ソフトに似た操作性で業務アプリを作成、利用できるノーコード開発サービスで、国内外で約1,200社以上の企業に導入されており、販売・開発をサポートするパートナー企業も約130社以上に拡大しています。予算実績管理や見積・案件管理、マスタ管理など現場に密着した業務で高い効果を発揮します。また、他の業務パッケージとデータ連携を可能にする機能に加え、AIを活用した業務の高度化を実現する「CELF AI」機能を提供しています。さらに、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)機能(オプション)も提供しており、業務の自動化も実現できる点が特長です。
サービスHP:https://www.celf.biz
無料トライアル:https://www.celf.biz/trial/
SCSKグループ技術戦略
SCSKグループは、「共創 IT カンパニー」の実現に向けた取り組みを加速するため、技術戦略「技術ビジョン 2030」を推進しています。「技術ビジョン 2030」では、先進デジタル技術の最大活用による事業構造の変革(デジタルシフト)や生成 AI の活用による飛躍的な生産性向上の実現を目指すとともに、蓄積してきた知財を活用した製品・サービス開発を推し進め、お客様や社会、生活におけるさまざまな課題解決に対応していきます。
・SCSKグループ技術戦略「技術ビジョン 2030」
https://www.scsk.jp/sp/technology_strategy/index.html
SCSKグループのマテリアリティ
SCSKグループは、経営理念「夢ある未来を、共に創る」の実現に向けて、社会と共に持続的な成長を目指す「サステナビリティ経営」を推進しています。
社会が抱えるさまざまな課題を事業視点で評価し、社会とともに成長するために、特に重要と捉え、優先的に取り組む課題を7つのマテリアリティとして策定しています。
本取り組みは、「豊かな未来社会の創造」に資するものです。
-現場主導での業務改善を支援し、業務効率化に貢献
-API連携による高度なデータ利活用を推進し、経営の見える化や意思決定の迅速化に貢献
・SCSKグループ、経営理念の実践となる7つのマテリアリティを策定
https://www.scsk.jp/corp/csr/materiarity/index.html
本件に関するお問い合わせ先
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
ITインフラサービス事業グループ
クラウドサービス事業本部 CELFビジネス推進部 岡本、武下
E-mail: celf_sales@scsk.jp
※ SAP、SAPロゴ、記載されているすべてのSAP製品およびサービス名はドイツにあるSAP SEやその他世界各国における登録商標または商標です。
※ 掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。
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