大手オンライン証券会社に不正対策でパスキー(FIDO2)を提供予定
~ワンタイムパスワードでは防げない口座乗っ取りを生体認証で排除~
ELEMENTSグループの株式会社Liquid(本社:東京都中央区、代表取締役:長谷川 敬起、以下「Liquid」)は、この度、大手国内オンライン証券会社(以下「同社」)に、不正対策として当人認証サービス「LIQUID Auth」でパスキー(FIDO2)を提供予定であることを発表します。今後、同社の証券取引サービスにおけるログイン時に、生体認証によるパスキー(FIDO2)を提供することで、ID・パスワードやワンタイムパスワードでは防げない不正アクセスのリスクを排除します。さらに、ログイン時だけでなく、注文や出金などの取引の際にも、パスキーによる再認証を求めることで、万が一、利用者のデバイスがウイルスやマルウェアに感染したり、第三者に遠隔操作されたりしても、不正な操作から利用者を保護します。
口座乗っ取りを防ぐプランについて https://liquidinc.asia/2025-05-30/

背景:7月末で被害6,200億円超、金融庁はパスキー等フィッシング耐性のある認証手段を必須化
オンライン証券口座を狙った不正アクセスが相次ぎ、今年1月から7月末までの不正取引額は6,200億円を超え※1、被害が拡大しています。こうした状況は、金融業界全体の共通課題となっており、金融庁は新たな指針案を公表※2しました。指針案では、インターネット取引における本人確認について、パスキーによる認証やPKI(公開鍵基盤)をベースとした認証などフィッシング耐性のある多要素認証の実装及び必須化を原則として求めています。
※1 金融庁「インターネット取引サービスへの不正アクセス・不正取引による被害が急増しています」(令和7年8月7日更新)
※2 金融庁「「金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針」等の一部改正(案)の公表について」(令和7年7月15日)
導入について:複数のデバイスやチャネルからの生体認証(パスキー)によるログインなどを実現
LIQUID Authは、FIDO規格のひとつであるパスキー(FIDO2)に対応し、スマートフォンやPCの顔・指紋認証によるパスワードレスな本人確認を実現します。Webブラウザやアプリに対応し、複数チャネルを網羅した認証が可能です。証券取引サービスのように、複数のデバイスやチャネルからアクセスされる環境では、すべてのチャネルに対して生体認証を設定することが不可欠です。複数のデバイスやチャネルからのログインや注文、出金時などの取引時にパスキー(FIDO2)による再認証を求めることで、万が一、利用者のデバイスがウイルスやマルウェアに感染したり、第三者に遠隔操作されたりしても、不正な操作から利用者を保護します。
(参考情報)
・パスキー(FIDO2)とUAFの比較について

・現状の多要素認証とパスキーによる認証の仕組み

■「LIQUID Auth(リキッドオース)」について
ネットバンキング、EC、ATM、オンライン試験、自動入退室管理などの幅広い場面において、サービスの利用者が利用開始時に登録された利用者本人であるかを確認するサービスです。スマホ端末を用いた所持認証手段のFIDO認証のほか、本人確認サービスの「LIQUID eKYC」と連携して身元確認済みの顔データを用いて顔認証を行う「Auth Face」など適材適所で使い分けられる一連の認証手段を提供する点が特徴です。身元確認済みの顔データを事後に改ざんすることは極めて困難であるため、万が一パスワードやスマホ端末など他の認証情報が詐取されても、なりすまし不正防止ができます。
URL: https://liquidinc.asia/liquid-auth/
■株式会社Liquidについて
Liquidは、生体認証を活用し、認証を空気化することで、世界約80億人全ての人があるがままの状態であらゆるサービスを簡単・安全に使える、なめらかな社会の実現を目指しています。また、金融の取引時確認(犯罪収益移転防止法)、携帯電話契約(携帯電話不正利用防止法)、中古品買取(古物営業法)、不動産取引、CtoC取引などにおける本人確認のオンライン化の流れに合わせ、業界や導入事業者をまたがって横断的に不正検知を行う仕組みを提供し、利便性とセキュリティの両面を追求して参ります。
所在地:東京都中央区日本橋本町3-8-3 日本橋ライフサイエンスビルディング3 5階
代表者:代表取締役 長谷川 敬起
設立:2018年12月
事業内容:生体情報、生体行動に特化した画像解析・ビッグデータ解析(LIQUID eKYC、LIQUID Auth等)
Webサイト: https://liquidinc.asia
サービスサイト:
身元確認サービス「LIQUID eKYC」https://liquidinc.asia/liquid-ekyc/
当人認証サービス「LIQUID Auth」https://liquidinc.asia/liquid-auth/
デジタルIDウォレット「PASS」 https://liquidinc.asia/smartcity/
外国人向けデジタルIDウォレット「GPASS」https://liquidinc.asia/gpass/
■株式会社ELEMENTSについて
所在地:東京都中央区日本橋本町3-8-3 日本橋ライフサイエンスビルディング3 5階
代表者:代表取締役会長 久田 康弘
代表取締役社長 長谷川 敬起
証券コード:東証グロース市場 5246
設立:2013年12月
事業内容:生体認証・画像解析・機械学習技術を活用した個人認証ソリューション、衣食住における個人最適化ソリューション、個人情報を管理するクラウドサービスの開発・提供
Webサイト: https://elementsinc.jp/
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