Okta、業務アプリの利用動向に関する年次調査「Businesses at Work 2022」 の結果を発表

Okta Japan株式会社

企業向けアイデンティティ管理のサービスプロバイダーであるOkta, Inc.(本社:米国・サンフランシスコ 以下Okta)は、Oktaの世界中のお客様が使用した業務アプリの利用動向に関する年次調査「Businesses at Work 2022」 の結果を発表しました。
本調査は、Oktaの14,000社以上のお客様が活用している、7,000以上のアプリケーションと連携する「Okta Integration Network」 (OIN)の匿名化されたデータに基づいており、Okta経由でどのような業務アプリが使われているのかを分析することで、組織や人々の働き方の動向を把握することができます。今回の調査は、2020年11月1日から2021年10月31日までのデータを分析しています。本調査は、2015年から毎年実施しており、今回が8回目となります。

最も人気のある業務アプリ

最も人気のある業務アプリ(顧客数ベース)の1位は、前回に引き続きMicrosoft 365でした。昨年Salesforceから2位の座を奪ったAmazon Web Services (AWS)は今回も2位をキープしています。今年はGoogle Workspaceが前年比38%増でSalesforceを追い越し、初めて3位を獲得しました。


最も急成長した業務アプリ(顧客数ベース)

今回、最も急成長した業務アプリ(顧客数ベース)のトップ10のうち、Notion、TripActions、Postman、Keeper、Airtable、Fivetran、Gongがランクインし、ランキングの7割を全く新しいアプリが占めました。昨年同様、今回もランクインした急成長アプリは、Miro、Figma、monday.comでした。

最も急成長した業務アプリ(ユニークユーザー数ベース)

ユニークユーザー数ベースで最も急成長した業務アプリを見ると、Netskope、Calendly、Notion、TripActionsなどが急激な伸びを示しました。


ベストオブブリードによるアプリケーションの採用傾向

企業は、従業員の用途に応じて最適なアプリケーションを提供し、従業員の生産性向上ニーズに対応するために、ベストオブブリードによるアプリケーションを採用しています。生産性スイートの上にベストオブブリードのアプリケーションを追加することで、企業はコラボレーションとセキュリティのすべての要件を満たすプラットフォームを構築することができます。

Microsoft 365を導入しているOktaのお客様の割合を見ると、ベストオブブリードによるアプリケーションの採用が増加していることがわかります。

例えば、Microsoft 365を導入しているOktaのお客様のうち、Google Workspaceを導入したお客様が昨年の36%から今回38%に増加しています。AWSも同様に、昨年の41%から43%に増加しています。Zoomは、昨年の42%から45%に増加、Slackも昨年の32%から33%に増加しています。


最も人気のあるリモートアクセスソリューション

Oktaのお客様が採用したリモートアクセスソリューションのランキングでは、パロアルトネットワークスのGlobalProtectが、前年比42%の成長で、前回に引き続き最も使われたソリューションとなりました。2位のCisco AnyConnectも前年比38%の成長を示しました。

AWS Client VPNは、前年比190%という成長率で昨年から4つ順位を上げ、3位にランクアップしました。Fortinet FortiGateは、前年比66%の成長率で4位となりました。Zscalerは、Netskopeを抑えて5位にランクインしています。

多要素認証(MFA)の要素別ランキング

多要素認証(MFA)の要素別ランキングを見ると、お客様によって採用するMFAの要素の強さに大きなばらつきがあることを示しています。

今回、従業員向けアイデンティティ管理を導入しているワークフォースのお客様と、エンドユーザー向けに顧客アイデンティティ管理を導入しているCIAM(Customer Identity and Access Management)のお客様を調査し、それぞれで使われているMFAの要素の傾向を明らかにしました。

1)ワークフォースのお客様におけるMFAの要素別ランキング

お客様は、弱い知識ベースのMFAの要素から、Okta Verifyのような強い所有ベースの要素や、WebAuthn(FIDO2)をサポートするバイオメトリック要素へと移行している傾向があります。Okta Verifyは、Oktaが開発したMFA要素の認証アプリです。今回、Okta Verifyを利用するお客様が、前年の82%から85%に増加しました。

セキュリティキーとバイオメトリックは、前年の17%から、今回21%に伸びました。また、電子メールの利用も、今回10%に伸びています。

一方、ワークフォースのお客様による認証要素として、弱いSMS/通話やセキュリティ質問などの利用が減少していることが今回も確認できます。

2)CIAMのお客様におけるMFAの要素別ランキング

OktaのCIAMのお客様の傾向を見ると、顧客体験と使いやすさとセキュリティのバランスを取っていることが分かります。

顧客向けアプリを展開する組織は、従来からエンドユーザーが容易に利用できる要素をできるだけ幅広く組み合わせて提供しており、SMS/通話 、電子メール、Okta Verifyが主要な選択肢となっています。

CIAMの要素としての電子メールの利用は、前年の32%から今回46%に増加しています。

また、セキュリティキーとバイオメトリクスのカテゴリは横ばいのようですが、CIAMのお客様の3%がWebAuthnを導入しています。


最も人気のある開発者向けツール

最も人気のある開発者向けツールを見ると、Atlassian Product SuiteとGitHubが引き続き伸びています。Atlassianは前年比36%成長し、GitHubは前年比41%成長しました。PagerDutyは前年比38%増、Datadogは44%増でした。

トップ10のうち、7つがアプリの監視とインシデント対応を扱っています。そのうち4つがログアグリゲータのSplunk、Datadog、New Relic、Sumo Logic、2つがモニタリング・システムのSentryとAtlassian Statuspage、1つがインシデント管理システムのPagerDutyでした。

開発者は、アプリの長期的な安定性を促進するために、障害に関するプロセスの構築や、大きな問題になる前に問題を発見するためのアプリケーションの監視などに注目しています。

調査方法について

本調査では、数千の企業、アプリケーション、ITインフラストラクチャ統合のネットワークからの匿名化されたOktaの顧客データや、世界中の国々からの数百万に及ぶ毎日の認証と認可のデータを使用しています。当社のお客様は、中小企業から、数十万人の従業員または数百万人の顧客を抱える大企業まで、あらゆる主要産業にまたがり、規模も様々です。

本調査のデータは、Oktaのお客様や、Okta Integration Networkを使って接続するアプリとの統合、ユーザーが当社のサービスを通じてこれらのアプリにアクセスする方法を反映しています。例えば、OktaでMicrosoft 365を利用するお客様の傾向は、Oktaを使用しないMicrosoft 365のお客様(例えば、Azure Active Directoryまたはその他のIDプラットフォームを使用するお客様)では異なる場合があります。

Oktaについて
Oktaは、すべての人のアイデンティティとアクセスを安全に管理するベンダーニュートラルなサービスプロバイダーです。Oktaが提供するプラットフォーム「Okta Identity Cloud」により、クラウド、オンプレミスを問わず、適切な人に適切なテクノロジーを適切なタイミングで安全に利用できるようにします。7,200以上のアプリケーションとの事前連携が完了している「Okta Integration Network」を活用して、あらゆる人や組織にシンプルかつ安全なアクセスを提供し、お客様の潜在能力を最大限発揮できるように支援します。JetBlue、Nordstrom、Siemens、Slack、武田薬品、Teach for America、Twilioを含む14,000以上のお客様がOktaを活用して、職場や顧客のアイデンティティを保護しています。
https://www.okta.com/jp/
 

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

Okta Japan株式会社

14フォロワー

RSS
URL
https://www.okta.com/jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区渋谷 2-21−1 渋谷ヒカリエ30階
電話番号
-
代表者名
渡邉崇
上場
海外市場
資本金
-
設立
2020年09月