【情報漏えいの水際対策に】PDFやExcelファイルを“一括”でロック、信濃毎日新聞社がセキュリティ関連ソフトを販売開始~地元IT企業と協業~
国内大手企業の導入実績多数!”アナログ”ながら実効的なセキュリティーツール~地域社会のセキュア環境の底上げを後押し~
信濃毎日新聞株式会社(本社・長野県長野市)は12月18日、Office文書やPDFにまとめてパスワードを設定および解除できるアプリケーションソフト「一発暗号文書!V5」の販売を開始しました。
「一発暗号文書!」シリーズは、システム開発のイノベーションミライ株式会社(同)が2006年に開発。シンプルな操作性、買い切り型で継続的な支払いが不要なコストパフォーマンスの高さが評価され、大手旅行会社や大手エネルギー、金融機関など幅広い企業・団体に導入されています。これまでに個人利用を含めて*計8,000ユーザー、58,000ライセンスが発行され、一見”アナログ”ながら実効的なセキュリティーツールとしてロングセラー商品となっています。少数精鋭の開発者集団のイノベーションミライ社は営業部門を持たないことから、この度初めて信濃毎日新聞社が特約販売契約を締結しました。
近年は長野県内のみならず全国においても企業・団体の情報漏えいや、漏えい情報の悪用が続発しており、本商品を周知することで地域経済、地域社会のセキュリティー環境の底上げを図ってまいります。
*イノベーションミライ調べ V1~V4のライセンス発行数
◇相次ぐ情報漏えい、大半はヒューマンエラー
個人情報保護委員会によると、国や地方自治体、企業などによる2023年度の個人情報漏えい事案は過去最多となる1万3279件(前年度比70%増)に上りました。企業や行政機関の漏えい事実の報告義務化が件数を押し上げている一方で、膨大なデータがあふれるデジタル社会において情報の適正な取り扱いは喫緊の社会課題となっています。長野県内においても、個人情報を含んだUSBメモリーの持ち出しやメールの誤送信などにより、個人情報が漏えいする事案が24年度のみでも多くの組織で確認されています。
◇求められる「万が一」の仕組み作り
情報漏えいと言うとサイバー攻撃による不正アクセスなどが社会的な注目を引くものの、漏えいの原因として大半を占めるのは誤送付や誤廃棄、紛失といったヒューマンエラーです。内部からの情報漏えいを防止しつつ、万が一にも備える仕組み作りが重要となっています。
◇「一発暗号文書! V5」とは
複数のMicrosoft Officeファイル(Word/Excel/Power Point)やPDFファイル/zipファイルにパスワードを一括で設定、解除を行えるアプリです。アプリにファイルをドラッグ&ドロップするだけの簡単操作で設定&解除を出来ます。
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たくさんのOfficeファイルに一個ずつパスワード設定するのが大変。まとめて設定したい…
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OfficeファイルやPDFファイルにパスワードをかけるたびに対応するアプリを起動するのは面倒…
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受信したパスワード付ファイルをいったん解除して自分のパスワードを設定して保存したい…
など、OfficeファイルやPDFに関するお悩みを解決します。
また、パスワードの有無を事前にチェックしたり、マイナンバーを検出したりする機能も備えています。
◇商品の特長
・簡単操作で一括パスワード設定
WordやExcelなど、Officeファイルをデスクトップのアイコンにドラッグ&ドロップするだけでパスワードが設定できます。複数ファイルやフォルダをドロップすれば一括でパスワードを設定することもできます。ファイルは元の保存場所にそのまま残り、パス設定後に移動し直す手間もかかりません。
・いつものアプリで開けます
パスワードを設定したWordやExcelなどのOfficeファイルは、普段お使いのOfficeアプリケーションでパスワードを入力すれば開けます。「一発暗号文書!」を立ち上げる必要はなく、他人に受け渡す場合にも安心です。
・PDF&ZIPに対応
Officeファイルに加え、Adobe PDFファイルやZipファイルにも対応しています。Officeファイルと混在して一括でパスワードを設定することもできます。
・マイナンバーチェック機能
ファイル内にマイナンバーと思われるテキストがある場合に教えてくれる「マイナンバーチェック」機能を搭載しています。テキストボックスや図形内に入力されているマイナンバーも検出可能です。
(記述方法や条件によっては検出できない場合があります)
・文字列検索機能
各ファイル内にある任意の文字列を検知できる「文字列検索」機能を搭載しています。大量の文書や圧縮されたままの文書を横断して目的の文書を探す際に大変便利です。OR検索・AND検索も指定可能です。
(記述方法や条件によっては検出できない場合があります)
・上位グレードではバッチコマンドでの運用も
上位グレードの「プロフェッショナル版」、「エンタープライズ版」では、膨大な量のアーカイブファイルにパスワードを設定したい場合にバッチ形式(一定量のデータをひとまとまりで処理する方式)で夜間などにジョブを自動実行できる機能も備えます。導入企業では、各種混合のアーカイブファイル10万個以上にバッチ処理でパスワード設定を行った事例もあります。
◇備えあれば憂いなし 「万が一」の水際対策
本製品の販売は、重要ファイルが入ったUSBメモリーなどのストレージデバイスの持ち出しや、パスワードをEメールで追送するPPAPを推奨するものではありません。ですがUSBの紛失やEメールの誤送信などの際、パスワード設定済みのファイルであれば第三者に内容を閲覧、取得されるリスクは大きく低減できます。「万が一」に備えて日頃から重要ファイルに簡単にパスワード設定が行えるアプリケーションとしてお勧めするものです。
◇活用方法&事例
下記のような課題において、シンプルな操作で、なおかつ低予算にて活用することができます。
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WordやExcelのメニューからパスワードを設定する方法が分からない。分かっていても面倒。
>>ファイルを開かずに、選択してボタンを押すだけの簡単操作です。
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PDFにパスワードを掛けたいが編集はしない。その為にAcrobatを導入するのは効率が悪い。
>>Acrobatの導入やその他アプリは不要です。オフラインで設定可能です。
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ZIPファイルにパスワードを掛けたいが、フリーソフトの導入に不安を感じている。
>>開発元が明確で、サポートもしっかりしている日本企業の製品です。
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マイナンバーや特定文字が含まれるファイルを調べたい。
>>大量のファイルから、ワンクリックで検出可能です。
☆A社(大手旅行会社)の場合… スタンダード版(会話型スタイルで運用)
全従業員(2,000人規模)のパソコンに導入し、共有ファイルやメール添付ファイルにパスワード設定を義務付けました。直感的に操作できるシンプルなユーザーインターフェースが、PC操作が不得手な従業員を含めてパスワード設定の徹底を可能としています。トレーニングコストも不要で情報セキュリティーを確保できる点が評価を受けています。
☆B社(大手エネルギー会社)の場合… プロフェッショナル版(バッチコマンドで運用)
アーカイブファイルとして保存している、各種形式混合の数十万ファイルに対してバッチコマンドでパスワードを設定しました。命名ルールを設定したCSVファイルを読み込み、深夜にバッチ処理によってジョブを実行。繰り返し行われるファイル処理を自動化することで作業時間の大幅な削減につなげました。このほか全従業員(2000人規模)には業務上必要な共有ファイルにパスワード設定が義務づけられ、本商品が活用されています。
◇今後の展開
信濃毎日新聞社は長野県外を含めた企業や団体、自治体、教育機関、個人の方々へ本商品の利用を提案して参ります。イノベーションミライ株式会社とは地域社会のセキュリティー意識向上に向け、今後も連携を続けていく所存です。
イノベーションミライ株式会社・代表取締役社長 田仲正和 氏のコメント
『当社の "情報を守り安心を社会に提供する" という取り組みと理念に共感いただき、今回の協力が実現しました。デジタル生活の安全・発展に寄与できるよう、信濃毎日新聞社様の力を借りながらさらなる努力を重ねてまいります。』
◇商品体系と価格
スタンダード |
プロフェッショナル |
エンタープライズ |
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対 象 |
個人・企業・官公庁・団体向け (ライトユース) |
個人・企業・官公庁・団体 向け (ヘビーユース) |
企業・官公庁・団体向け |
利用形態 |
主に会話型アプリとして日常から使用 |
スタンダード機能に加えて バッチコマンドで一括で大量のファイルを処理 |
スタンダード+バッチコマンド提供 バッチ処理などの運用サポート |
価 格 |
2,700円/CPU (税込み2,970円) |
7,200円/CPU (税込み7,920円) |
720,000円/100CPU (税込み792,000円) |
試用期間 |
2週間 |
なし |
なし |
保 守 |
メールでの問合せ |
メールでの問合せ |
個別対応 (価格の15%/年) |
◇動作環境
ハードウェア環境:CPU Intel PentiumIII 800MHz以上 メモリ 256 MB以上 ディスク容量 約 8 MB
対応OS:Microsoft® Windows 10 / 11 32bit または 64bit 日本語版または英語版
対応Office:Microsoft® Word/Excel/PowerPoint 2010/2013/2016/2019/2021/Office365
◇ライセンスについて
「一発暗号文書! V5」はイノベーションミライ株式会社が開発、信濃毎日新聞社が販売を行っている、オンライン販売形態の有償ソフトウェアです。スタンダード版はインストールから2週間は全機能を無料でお試しいただけます。試用期間以降もご利用いただくにはライセンスキーの購入・登録が必要ですのでウェブサイトからご購入ください。
■製品詳細
製品詳細や試用版のダウンロード、購入お申し込みについては下記サイトをご覧ください。
URL:https://shinmai.officepw.org/
■会社概要
【信濃毎日新聞株式会社】
代表取締役社長:小坂 壮太郎
本社所在地:〒380-8546長野県長野市南県町657
創刊:1873年7月
事業内容:日刊紙の発行ほか
会社URL:https://www.shinmai.co.jp/
【イノベーションミライ株式会社】
代表取締役社長:田仲正和
本社所在地:〒380-0835長野県長野市南長野新田町1542-3 BOSTONビル4F
設立:1998年3月
事業内容:システム開発、テストセンター運営ほか
会社URL:https://innovation-mirai.com/
【本件お問い合わせ先】
信濃毎日新聞社 ビジネス開発局
TEL 026-236-3339
mail: newbiz@shinmai.co.jp
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