『SBIVC Trade presents AFTER PARTY』イベントレポート

web3プロフェッショナルファームDeFimans、SBI VCトレードとHedera Hashgraphの3社でWebX2024サイドイベントを8/29(木)に開催しました。

株式会社DeFimans

株式会社DeFimans(所在地:東京都港区、代表取締役:小野 暢思・佐藤 太思、以下「DeFimans」)とSBI VCトレード株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役:近藤 智彦、以下「SBIVCT」)とHedera Hashgraph(HQ:米国、以下「Hedera」)は、2024年8月28日(水) 〜 8月29日(木)に開催される「WebX2024」のサイドイベントとして「SBIVC Trade presents AFTER PARTY」を開催しました。

web3マーケットを牽引するゲストスピーカーをお招きしたイベントには、VCや投資家、DeFiプロジェクトの開発者、暗号資産業界のアナリストなどを含む参加者の来場があり、当初予定を大きく上回る700名以上の応募、満員の350名が参加したイベントとなりました。

■「SBIVC Trade presents AFTER PARTY」概要

SBI VC Trade代表取締役社長の近藤智彦氏、Hedera Japan Adviser・Blade Labs CEOのミアンサミ氏、DeFimans代表取締役/Co-CEOの佐藤太思の乾杯で開幕した本イベントでは、RWAやステーブルコインなどweb3関連テーマについて、業界を牽引するゲストを招いてスピーチセッションが行われました。国内外からパネラーや参加者が集まり、活発な議論が交わされました。

また、Hederaプロジェクトの最新アップデートや基調講演、ハイブリッドメタバースアイドルユニット「CloneGirls」によるライブパフォーマンスや、会員制東京アメリカンクラブのスペシャルなディナー&ドリンクなど、参加者に多彩な体験を提供するイベントとなりました。

 ■Hedera Keynote 

イベント最初のコンテンツとして、Hedera Japan Adviser・Blade Labs CEOのミアン サミ氏より、原物資産(RWA)の最適なトークン化方法に関するプレゼンテーションがありました。

Hederaの紹介

2012年から研究が進められ、2019年にリリースされた暗号資産であり、ヘデラハッシュグラフという公開分散型台帳を基盤にしているブロックチェーン。

  • ハッシュグラフの技術的優位性: カーネギーメロン大学で博士号を取得したリーム博士が開発したハッシュグラフ技術は、複数の列で並行して取引を承認することで、高速かつ低コストで安全な取引を実現。

  • 運営体制の信頼性: グーグルやIBM、ボーイングなどの大手企業が参加するヘデラ運営審議会によって運営され、公平性と透明性を担保。

■パネルディスカッション①

RWAが暗号資産市場や金融資産市場に与える影響

​Impact of RWA on crypto and financial markets

モデレーター :加藤 宏幸(CXRエンジニアリング株式会社・CEO)

スピーカー    :ミアン サミ(Hedera・ Japan Adviser/Blade Labs・ CEO)

スピーカー    :吉田 匡(SBI XDC Network APAC株式会社・取締役COO)

スピーカー    :竹森 慶之助(株式会社デジタルアセットマーケッツ・営業企画部特命担当部長)

スピーカー    :辰巳 喜宣(三井物産デジタルコモディティーズ株式会社・取締役)

2部構成となるパネルディスカッションの最初のパートでは、リアルワールドアセット(以下「RWA」)が暗号資産市場や金融資産市場に与える影響をそれぞれの立場から議論していただきました。

RWAの投資家にとっての魅力とトークン化に伴う課題や将来の展望について深く掘り下げる内容となりました。

従来の金融商品との比較において、RWAトークンは以下のような特徴があります。:

  • 投資機会の民主化:従来は取引が困難だった不動産や美術品などの高額資産の小口化により、より多くの投資家が参加できるようになります。

    透明性と効率性:ブロックチェーン技術の活用により、取引の透明性が向上し、管理コストが削減されます。

辰巳氏からは、ゴールドをトークン化した暗号資産ジパングコイン(ZPG)に関しての最新動向に言及があり、ゴールドの分割所有を可能にし、より幅広い投資家層にアピールできるアセットの価値や、保管・輸送コストの大幅削減などの資産効率性についての紹介がありました。

竹森氏からは、RWAトークン化の課題として、日本の法律では「第三者対抗要件」(法的な権利や契約を、第三者に対して主張するために必要な条件)により、個人情報が必要となることが多いと指摘があり、現在は、ブロックチェーン上で個人情報を取り扱うことが実質的に難しく、これを解決できるような仕組みを作る必要があると言及。

また、吉田氏・ミアン氏からも今後主流となるRWAについての将来の展望、トレーザビリティ、貿易のブロックチェーン化などについての予測を示し、パネルディスカッションを通じて、RWAトークン化の潜在的な可能性と課題が明らかになりました。投資の民主化や市場の効率化といったメリットが強調される一方で、法規制や技術的課題の克服が今後の発展の鍵となることが示唆されました。

■パネルディスカッション②

​ステーブルコインが作るデジタル金融

​Digitalization of finance created by stable coins

モデレーター :加藤 宏幸(CXRエンジニアリング株式会社・CEO)

スピーカー    :近藤 秀和(Japan Open Chain・CEO)

スピーカー    :小田 玄紀(SBI ホールディングス・常務執行役員)

スピーカー    :​​近藤 智彦(SBI VC Trade・代表取締役社長)

スピーカー    :朏 仁雄(大阪デジタルエクスチェンジ株式会社・代表取締役社長)

パネルディスカッションの2部では、日本におけるステーブルコインの現状、新たなビジネスやサービスの可能性、そして普及に伴う課題とその解決策について、パネリストたちが意見を交わしました。

最初のトピックでは、小田氏が日本におけるステーブルコインの法的整備について、改正資金決済法の施行により、日本円担保型のステーブルコインが注目され、今後より多くの金融機関の参入が期待されていると言及。

次に、ステーブルコインの普及がもたらす新たなビジネスやサービスについて議論が展開され、近藤氏(SBI VC Trade)はCircle社が発行するUSDCの国内流通を目指し準備を進めていることや、国境を越えた取引の容易さも強調されました。

また、近藤氏(Japan Open Chain)や朏氏からも普及に伴う課題として、本人確認(KYC)やマネー・ローンダリング防止対策(AML)の遵守、価格安定性の維持、が挙げられ、小田氏は国際的な規制の整合性と技術革新が解決の鍵であるとの見解を述べました。

ディスカッションを通じて、ステーブルコインがデジタル金融の重要なインフラとしての役割を果たす可能性が示されました。

■Sponsor Keynote 

web3業界をリードする6社のスポンサーによるKeynoteセッションでは各社の代表者が登壇し、それぞれ最新の技術動向や将来のビジョン共有がなされました。

【スポンサー一覧】

double jump.tokyo株式会社 

株式会社ミンカブ

B2C2

CoinTrade

kanalabs

Blade Labs

本イベントは、web3技術の現在と未来を俯瞰する貴重な機会となりました。「業界トッププレーヤーが揃う中でのネットワーキングが非常に有意義だった」との声を多くいただき、パネルディスカッション、キーノート、CloneGirls(Japan Open Chain公認パフォーマー)のライブなど、有意義な時間を過ごせたとの評価を頂いております。

DeFimansは、今後もweb3業界全体の水準の引き上げに向けて、このようなコラボレーション、ネットワーキングイベントを構築してまいります。

<SBIVCTについて>

SBI VCトレードはSBIホールディングス傘下の日本の暗号資産取引所(関東財務局00011号)を運営している。暗号資産の売買、レバレッジ取引、入出庫、自動積立、貸コイン、ステーキングなどのサービスを展開している。

公式サイト :https://www.sbivc.co.jp/

<Hederaについて>

Hederaは、リーダレスの非同期ビザンチンフォールトトレランス(αBFT)ハッシュグラフコンセンサスアルゴリズムを使用する、分散型のオープンソースのプルーフ オブ パブリック台帳。他のブロックチェーンとは構造が異なり、高速なファイナリティと高いスループット、低い手数料、コンセンサスタイムスタンプによる公正なトランザクション順序、ネットワークインフラの全てのレイヤーでスケーラビリティと信頼性を保証する堅牢なコードベースを備えている。

開発者向けにEVMスマートコントラクト、使いやすいネイティブトークン化、コンセンサスサービスAPIを提供し、web3アプリケーションとエコシステムを作成できる環境を実現。

公式サイト:https://hedera.com/


<株式会社DeFimansについて>

web3業界で実業経験を積んだメンバーによって設立されたDeFimansは、トークンエコノミクスの構築やブロックチェーン技術の活用等、web3領域に特化したハンズオン型のプロフェッショナルファームです。web3ビジネスでの“信用”を創造し、クライアントと共に日本のweb3業界の発展に向けて歩み続けます。

代表者:代表取締役 小野 暢思・佐藤 太思

所在地:東京都港区虎ノ門5丁目3−1 第一榎ビル 4F

設立:2022年7月

事業内容:

トークノミクス、DeFi、GameFi・ブロックチェーンゲーム、海外展開、事業戦略、新規事業開発、ブロックチェーン社会実装、NFT、dApps、DAO等に係るコンサルティング支援

資金調達・資本政策、マーケティング、翻訳等のハンズオン支援

Messari JAPAN運営


公式サイト:https://defimans.com/

X(旧Twitter):https://twitter.com/DeFimans

note:https://note.com/defimans

Medium:https://medium.com/@DeFimans

総合お問合せ:info@defimans.com

メディアお問合せ:池田 恩 mikeda@defimans.com

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会社概要

株式会社DeFimans

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URL
https://defimans.com/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都港区虎ノ門5丁目3番1号 第一榎ビル4F
電話番号
-
代表者名
小野 暢思・佐藤 太思
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年07月