Snowflake、新たなAIソリューションで自動車の未来を支援

※本報道資料は米国スノーフレイク社が5月6日に発表した内容の抄訳です。
AIデータクラウド企業であるSnowflake(ニューヨーク証券取引所:SNOW)は本日、製造業界向けAIデータクラウド「AI Data Cloud for Manufacturing」の提供をさらに拡充し、特に自動車向けに特化したソリューション強化に注力することを発表しました。2023年4月から、製造業界におけるSnowflakeプラットフォームの採用が顕著に進んでおり、データアプリケーションの開発やデータコラボレーションの取り組みが416%の力強い成長を見せ、カスタム製造ソリューションの構築や安全なデータ共有におけるSnowflakeの利用が広がっています。また、Snowflakeのアナリティクスソリューションの採用は185%増加し、製造業者はSnowflakeのプラットフォームを活用してより深いビジネスインサイトを得ています。また、データサイエンスソリューションも高度な予測モデリングやAIアプリケーションに採用され188%成長しました。
現在Snowflakeは、自動車業界独自のきめ細かなニーズに応えるため、AIデータクラウドのさらなる強化に取り組んでいます。この戦略的な投資は、デジタル変革やAIによる革新を推進する世界中の製造業者、特に自動車業界で高まる需要に応えるものです。実際、Siemensのようなグローバルなテクノロジー企業や製造業者はすでにSnowflakeを活用し、厳格なセキュリティとガバナンスを保ちながら、AIや高度な分析で事業全体の変革を進めています。
自動車業界が進める抜本的な変革には、「コネクテッドSDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)」、「自動運転」、「電動化」、「高度な製造(Industry 4.0)」の4つの主要なトレンドがあります。この進化により、自動車の開発から製造、サプライチェーン、アフターサービスまでのプロセス全体を通して膨大な量のデータが創出されるようになります。Snowflakeの強力なデータ共有およびAI機能を専門パートナーのソリューションと組み合わせ、部品メーカーからOEM、卸売、販売、整備業者まで自動車のエコシステム全体が自動車開発でシームレスに連携し、製造工程を最適化し、自動車バリューチェーン全体でリアルタイムのデータインサイトを活用できるようにします。とりわけ、主要なOEMの80%が、データやAIの取り組みでSnowflakeのプラットフォームを活用しています。
CarMax、Cox Automotive、Penske Logisticsといった自動車業界の主要企業がすでにSnowflakeのシンプルで接続された信頼性の高い既存のプラットフォームを活用し、高度なアナリティクス、コネクテッドカーのリアルタイムのインサイト、安全なデータ連携により、自動車関連の業務を変革しています。
CarMaxのデータ&アナリティクス・エンジニアリング担当副社長、Abhi Bhatt氏は次のように述べています。「Snowflakeのプラットフォームにより、CarMaxは中古車市場特有の課題に対処する能力を向上させることができました。データプラットフォームをSnowflakeで最新化することで、市場の変化に迅速に対応できる俊敏性を高め、データカバレッジを改善し、よりシームレスな顧客体験を提供できるようになりました。Snowflakeのプラットフォームは、自動車小売業界を革新しリードし続けるためのスケーラブルなAI対応の基盤を提供します」
Subaru of New Englandの最高情報・デジタル責任者副社長であるGuy Mitrano氏は次のように述べています。「Snowflakeは、Subaru of New Englandのクラウド戦略にとって重要な要素です。Snowflakeはデータ基盤の将来性を高め、より迅速でスマートな洞察を社内チームと小売業者に提供することに役立っています」
Snowflakeの製造部門グローバル責任者のTim Longは次のように述べています。「現代の自動車から生み出されるデータ量は、かつてないほど膨大になっています。自動車関連企業がこの多量のデータを最大限活用するには、導入が用意で、バリューチェーン全体データ統合・管理が可能であり、かつ重大な意思決定をAIで支援できる信頼性の高いしリューションが不可欠です。Snowflakeの自動車向けソリューションは、豊富な実績に基づき、業務全体のデータの統合、コネクテッドカーの取り組みの拡大、急速に変化する市場でのイノベーションの推進に必要な基盤を自動車業界に提供します」
Snowflakeは、包括的なパートナーエコシステムと充実したデータマーケットプレイスを活用し、自動車関連企業を次のような形で支援します。
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自動車ライフサイクル全体でデータを統合し、サイロをつなぐ:設計システム、生産環境、コネクテッドカー、整備業務、保証システムなど、全体でデータをシームレスに共有し、自動車の性能や顧客体験の全体像を把握することができます。複数の事業部門、システム、クラウド、取引先の間の障壁を取り払うことで、開発サイクルを促進し、運用費を削減し、より優れたサービスを提供することができます。
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拡張性と性能の高いプラットフォームでコネクテッドカーのデータを活かす:高解像度のセンサーやカメラからのデータのために設計されたアーキテクチャにより、SDVや自動運転車から創出される膨大なデータ量に対応します。ストレージを計算処理から切り離し、性能を維持しつつ、急速な拡大に効率的に対応します。アクセシビリティやインサイトを犠牲にすることなく、すべての自動車のストリームを拡張性のある単一プラットフォームに集約します。
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データの収益化と顧客体験の向上により新たな収益機会を推進する:Snowflake マーケットプレイスで自動車データ製品を安全に共有して収益化し、新たな収益源を創出します。顧客とのあらゆる接点でのやりとりの全体像を把握し、個別化された体験とサービスを提供することができます。厳格なプライバシーコントロールとコンプライアンスを維持しつつ、エコシステムパートナーとの安全な連携を可能にします。
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AI/機械学習機能により、高度なアナリティクスを実現し、拡充する:AIおよび機械学習ツールへのアクセスを組織全体で民主化し、特別なインフラがなくても社員が予測モデルを開発できるようになります。数千個のセンサーからの何十億もの観測値を分析し、自動車の設計、生産品質、保守におけるイノベーションを推進します。好きな開発言語やツールを活用してカスタムAIアプリケーションを構築し、業務や顧客とのつながりを変革することができます。
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サプライチェーンの対応力と業務効率を最適化する:部品メーカー、在庫管理システム、物流パートナー全体をリアルタイムに可視化し、システムトラブルなどによる中断を最小限にし、コストを削減します。需要予測の精度を向上させ、欠品を最小化し、過剰在庫を削減します。断片化された情報システムを統合されたプラットフォームに変え、市場投入までの時間を短縮し、連携したデータに基づく判断を可能にします。
Snowflakeの自動車業界向けソリューションの展開は、自動車エコシステムが従来の製造業者からデジタルコンシューマーデバイス企業に姿を変え、業界史上最大の技術破壊の波を乗り越えていけるよう支援するための自然な流れです。Accenture、AWS、Deloitte、EYといった業界をリードするSnowflakeパートナーの包括的なエコシステムでも、業界の革新を推進するため、自動車に特化したソリューション、テクノロジー、専門性を提供します。またBlue Yonder、CGI、Cirrus Link Solutions、DXC Technology、evolv Consulting、HighByte、HiveMQ、kipi.ai、LandingAI、LTIMindtree、Mendix、Concept Reply、Sigma、Siemens Digital Industries Software、 Tredence Inc.、Vertex Softwareといった企業が、Snowflakeのプラットフォームで専用ソリューションを開発し、SDVの開発の推進による製品の変革、AIを活用した品質管理や予測保全による製造の変革、リアルタイムの可視化や最適化によるサプライチェーンの変革などを推進しています。自動車関連企業は、Snowflake マーケットプレイスを通して、ディーラーのインサイト、EV充電スタンドの情報、自動車のトレンドや消費者行動、運転モビリティデータ、自動車在庫データなどサードパーティのデータセットに直接アクセスし、アナリティクスや意思決定を強化することができます。
関連情報:
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Snowflakeの自動車向けソリューションや、今回の発表が自動車業界にもたらす影響についての詳細は、こちらのブログ投稿をご覧ください。
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2025年6月2〜5日にサンフランシスコで開催されるSnowflake Summitでは、データ、AI、アプリケーションにより組織が何を実現できるかを探ります。ご登録ください。
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自動車メーカーがAIやデータを活用してどのように変革を推進しているかを、Snowflakeのウェビナーで紹介します。ご登録ください。
このプレスリリースには、明示または黙示を問わず、(i)Snowflakeの事業戦略、(ii)開発中または一般に提供されていないSnowflakeの製品、サービス、テクノロジー、(iii)市場の拡大、トレンド、競争状況に関する考察、(iv)Snowflake製品とサードパーティプラットフォームの統合およびサードパーティプラットフォーム上でのSnowflake製品の相互運用性と可用性についての言及など、将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述は、さまざまなリスク、不確実性、前提に左右されます。これには、Snowflakeが証券取引委員会に提出するForm 10-Q(四半期レポート)やForm 10-K(年次レポート)内の「リスク要因」などのセグメントに記載されているリスク、不確実性、前提が含まれます。これらのリスク、不確実性、前提を考慮すると、将来の見通しに関する記述において予想または暗示されている結果と比較して、実際には大きく異なる結果や反対の結果に至る可能性があります。 これらの記述は、初回記述日の時点に限った記述であり、かかる記述の時点で入手可能な情報に、および/または経営陣がかかる時点で抱いていた誠実な信念に、基づいています。法律で義務付けられている場合を除き、Snowflakeには、本プレスリリース内の記述を更新する義務または意図は、一切ありません。そのため、将来の見通しに関するいかなる記述も、未来の出来事についての予測として利用してはなりません。
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Snowflakeについて
Snowflakeは、簡単かつ効率的で信頼性の高いエンタープライズAIを実現します。世界最大規模の数百の企業を含めた11,000を超える世界中のお客様が、SnowflakeのAIデータクラウドを利用して、データ共有、アプリケーション構築、AIによるビジネス強化を実践しています。エンタープライズAIの時代が到来しました。詳しくは、snowflake.comをご覧ください。
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