マッスルスーツ®を活用したリハビリ方法を、メグラス社と共同実証
コロナ禍でのADL低下と理学・作業療法士不足の懸念に対する打ち手として
株式会社イノフィス(東京都新宿区、代表:折原 大吾、以下「イノフィス」)は、介護施設等を運営する株式会社メグラス(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:飛田拓哉、以下「メグラス社」)と、「マッスルスーツEvery(エブリィ)」を活用した介護施設内でのリハビリテーション方法に関する共同実証を行いました。
- 共同実証の背景
介護施設において、ご入居者のADL向上にむけたリハビリテーションを行うのは、主に理学療法士・作業療法士です。しかしながら、今後想定される介護サービス受給者の急激な増加に、介護現場において理学療法士・作業療法士のリソース不足によりリハビリテーションが満足に実施できず、ご入居者のADL低下に繋がることが懸念されます。したがって、これからの介護施設においては、ご入居者のリハビリテーションをいかに自動化・仕組み化していくかが重要となります。
そこでメグラス社と連携し、マッスルスーツEveryが重いものを持ち上げるために本来発動する空気圧をトレーニングの負荷として逆手に活用することで、理学療法士・作業療法士を介さずともリハビリテーションが実施できる環境の構築を目指し、マッスルスーツEveryを用いたリハビリテーション方法について、共同実証を行うことになりました。
- 実証評価の結果、対象4名全員の下肢機能が向上
以下のグラフは、各評価方法における結果データの平均値を表したものです。「SS5(立ち座りを5回繰り返し、それにかかる時間を測定する検査)」と「TUG(椅子から立ち上がる→3m先のコーンで旋回する→戻ってきて再度椅子に座るのにかかる時間を測定する検査)」ではリハビリテーション実施前に比べ時間の短縮が、「開眼片脚立位(目を開けた状態で片脚立ちで姿勢を保ち、持続できる時間を測定する検査)」ではリハビリテーション実施前に比べ時間の延長が、「連続スクワット回数」「連続腿上げ回数」ではリハビリテーション実施前に比べ回数の増加がみられ、全評価方法にて運動能力の向上に関する効果が現れたことが分かります。
●評価の詳細に関しては、以下のリンクからご覧ください。
https://prtimes.jp/a/?f=d41785-20220121-3460239dac00e7ad36c4eb2ec627815d.pdf
- 手軽で効果的な、新リハビリ法としての提案
・身体機能が徐々に改善することによる、生活に対するモチベーションの向上
・評価の結果データを意識し記憶しようとすることによる、認知機能の向上
・運動をすることによる、不眠の改善
メグラス社との共同実証を通して、イノフィスは、マッスルスーツEveryをリハビリテーションに活用するという新たな可能性を見出すことができました。本結果を今後の適用範囲の拡大に生かしてまいります。
- マッスルスーツEveryについて
●マッスルスーツEvery 公式ブランドサイト https://musclesuit.co.jp/
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