在日ベトナム大使館とベトナム労働・傷病兵・社会省が共催で、「2024年日本におけるベトナム労働の日」イベントを日本で初開催!!
全国で活躍する約40名のベトナム人の若者、12の監理団体と17の受け入れ企業を表彰、ヒエウ大使とホアン副大臣の挨拶全文を掲載
在日ベトナム大使館とベトナム労働・傷病兵・社会省は、8日、東京都内で、「日本におけるベトナム労働の日」イベントを日本で初めて開催し、ベトナム人の技能実習生、特定技能、技術者などのベトナム人の若者と、12の監理団体・17の受け入れ企業、合わせて約300名が来場しました。
日本におけるベトナム人労働者を励まし、コミュニティの結束、創造性、熟練度向上を目指す今回のイベントの開催について、在日ベトナム大使館特命全権大使のファム・クアン・ヒエウ閣下は、「在日ベトナム労働者の生活と仕事への関心を示すだけでなく、日本でのベトナム人労働者派遣全般への関心を反映しています」と話しました。
【イベント詳細】
開催日時:2024年12月8日(日)12時30分~17時
開催場所:東京都内
主催:在日ベトナム大使館およびベトナム労働・傷病兵・社会省が共催
協賛:KYODAI Remittance(株式会社ウニードス)
【表彰を受けた監理団体名一覧】
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ティー・アイ・シー協同組合
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関東情報産業協同組合
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関東スタッフ協同組合
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公益財団法人 東亜総研
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さくら国際交流協同組合
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全国中小企業経友会事業協同組合
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アイ・エイチ・ディ協同組合
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えひめファッション産業協同組合
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東西商工協同組合
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国際経営支援事業協同組合
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すずらん協同組合
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公益財団法人 国際労務管理財団(IPM)
【表彰を受けた企業名一覧】
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株式会社 浅野屋
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株式会社 関東ダイエットクック
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株式会社 ヌカベ
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株式会社 宮岡
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東洋計器株式会社
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Saitama Medical Hospital
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株式会社 タキガワ・コーポレーション・ジャパン
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三進工業株式会社
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株式会社 武井工務店
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芳源(よしもと)マッシュルーム株式会社
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株式会社 サムシング
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株式会社 タカラ
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株式会社 測範社
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株式会社 トーイツ
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カツデンアーキテック株式会社
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株式会社 ハローズ
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株式会社 シード
【在日ベトナム大使館特命全権大使のファム・クアン・ヒエウ閣下挨拶全文、原文ママ】
この度、 駐日ベトナム大使館はベトナム労働・傷病兵・社会省 と協力して、「2024年在日ベトナム労働者の日」を開催できることを大変嬉しく思います。 このイベントは、在日ベトナム労働者のために初めて実施される大きな行事です。
このイベントの開催は、在日ベトナム労働者の生活と仕事への 関心を示すだけでなく、日本でのベトナム人労働者派遣全般への関心を反映しています。
現在、日本には約43万人のベトナム人労働者が、技能実習、特定技能、技人国などさまざまな在留資格で生活・働いています。その多くが勤勉で、日本語や技能の向上に努めています。
労働者たちは、学ぶ姿勢を持ちながら、受け入れ企業や管理団体からの指導を受け、日本企業の主要な労働力とな り、企業や日本経済の発展に貢献しています。 また、ベトナムと日本の友好協力関係の発展にも寄与しています。
さらに、在日ベトナム人労働者は学びを怠らず、 法律を遵守しながら、互いに助け合い、 前の世代が後の世代を導き、順調な人は困難な人を支えるなど、ベトナム人特有の団結力と温かさを示しています。
私は、人材協力がさらに進展する中で、在日ベトナム人労働者コミュニティがますます成長し、団結し、創造的で温かい関係を築くことを期待しています。
日本政府の外国人労働者受け入れ政策は、外国人労働者、特にベトナム人労働者に有利な変化をもたらし、彼らの権利と利益を保障し、自己成長とキャリア形成の機会を提供しています。
しかし、その一方で、 技能、日本語能力、規律意識などに対する要求がますます高まっています。これを活かすため、ベトナム人労働者は日本語能力の向上や関連スキルの習得に努め、法律や企業の規定を厳守する必要があります。
また、受け入れ企業や管理団体には、 ベトナム人労働者を家族の一員のように温かく迎え、彼らが自信を持って仕事に取り組 み、日本社会に長く貢献できるように支援していただきたいと思います。
ベトナム国は新たな発展段階の入り口を迎え、多くの経済・社会発展の機会が広がっています。 その中で、 日本のような先進国で訓練を受けた熟練労働者が非常に重要な人材資源となります。
日本で経験を積み、成長した労働者たちは、ベトナムの新たな発展において重要な役割を果たし、 ベトナムと日本の友好関係を持続的に発展させる要因となります。
旧年が間もなく終わり、 新しい年が新たな機会とともに訪れようとしています。
駐日ベトナム大使館を代表して、ご来賓の皆様、在日べトナム労働者の皆様のご健康、 ご成功、そしてご発展をお祈り申し上げます。
2024年ベトナム労働の日が大成功を収めますよう願っております。
【ベトナム労働・傷病兵・社会省副大臣のグエン・バ・ホアン閣下挨拶全文、原文ママ】
日本出入国在留管理庁 KIMIZUKA HIROSHI 審議官殿、日本厚生労働省 国際労働交渉官 OKUMURA HIDEKI 殿、 駐日ベトナム社会主義共和国大使 PHAM QUANG HIEU 閣下、
ご来賓の皆様、そして在日本ベトナム労働者の皆さん、
ベトナムは1993年から日本に労働者を送り出してきました。近年、日本で働く技能実習生や労働者は、ベトナムから海外に送出し労働者全体の50%以上を占めています。 これまでに約60万人の技能実習生や労働者が日本に送り出します。 ベトナム人労働者は、その技術と勤勉さが高く評価され、高齢化が急速に進む日本のほとんどの産業分野で人材補充の重要な役割を果たしています。
また、日本の受入れ側は、ベトナム人技能実習生や労働者の素早い学習能力、高いスキル、規律をまもるなどを高く評価されます。 多くの技能実習生や労働者が日本での就労経験を通じて成長し、活躍しています。 彼らはベトナムと日本の架け橋となり、両国の友好関係の発展に貢献しています。このような成果を達成できたのは、このプログラムに対する政府の関心、労働者や技能実習生の派遣・研修に尽力している関係機関や企業の努力、そして両国国民の関心と支持のおかげです。労働分野における協力の枠組みを整備するため、ベトナムの労働・傷病兵・社会省と日本の関係機関は、技能実習生や労働者を日本に派遣し、働きながら学ぶ機会を提供することを目的とした複数の協力協定を締結してきました。
特に、2020年以降、ベトナム政府は海外で働く労働者の権利をより適切に保護するための重要な政策改正を行い、 「海外で契約に基づき働くベトナム人労働者法 (第69号法)」 およびその実施に関する指針を発布しました。 また、日本政府も外国人労働者の受け入れ政策を、労働者にとってより有利な方向に調整しています。 現在、両国は社会保険協定の 締結に向けた交渉を進めているほか、育成就労制度の協定書の締結を向けて促進しています。
これらは、 今後ますます強化される両国間の労働協力の発展において、重要な基盤となるものです。
皆さま、そして労働者の皆さんへ
現在、日本政府と日本国民は、外国人労働者に対する関心と支援を強化し、「共生社会」の構築に取り組んでいます。 その中で、ベトナムの技能実習生や労働者は、自身の能力を伸ばし、自己実現やキャリ ア形成に努め、日本企業の発展と繁栄に貢献するとともに、両国民間の友好関係の発展にも寄与することを望んでいます。
そのため、私は日本の受入れ企業の皆様に対し、技能実習生やベト ナム人労働者の日々の業務と生活にさらに配慮いただくことを強くお願い申し上げます。 特に、現在の円安や物価高騰といった困難な状況 下において、労働者の福利厚生制度を改善し、待遇を向上させること が重要です。
一方で、日本で働いているベトナム人労働者の皆さんが、日本語能力を向上させ、仕事をマスターし、 スキルや技術を磨く努力を続けれ ば、 ベトナムと日本の人材協力において重要な役割を果たしす。若いベトナム人労働者が日本を働く場所として選び、成長していく未来が広がります。日本で働くことが「働くのがつらい、帰国したら恋しくなる」という状況から脱却する日も近いと期待しています。
この機会に、日本で働き、学んでいる技能実習生やベトナム人労働者の皆さんに一言申し上げたいと思います。 日本での生活、学習、仕事の時間は、皆さんの人生において忘れられない思い出となることで しょう。 この貴重な機会を最大限に活用し、発展した国での知識やスキルを学び、真面目でプロフェッショナルな働き方や、日本人の素晴らしい特性を身につけてください。
また、 私は、両国の政策における前向きな変化が、ベトナムと日本の労働協力を新たな発展段階へと押し上げ、より高く、より強固な関係へと導くことを確信しています。 その中で、ベトナム人労働者の合法的な権利と利益がより確実に守られ、労働者が出国前に適切に選抜・訓練され、日本で働く期間中も継続的に訓練を受けることで、 ベトナムと日本の双方にとって貴重な人材となるでしょう。
改めて、 皆様と在日ベトナム人労働者の皆さんのご健康、ご成功、ご活躍を心よりお祈り申し上げます。 そして、「在日 ベトナム人労働の日2024」 の成功を祈念いたします。
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【KYODAI Remittance(キョウダイレミッタンス)について】
KYODAI Remittance(キョウダイレミッタンス)は、在留外国人の郷里送金を主な対象としてウニードスが2010年6月から開始した海外送金サービスで、200を超える国や地域へ、最短10分、格安で送金できます。また、ウニードスの店舗窓口※1、ゆうちょ銀行およびローソン銀行ATM(計4万台)で利用可能な海外送金専用カード、アプリ(電信振込)の方法により海外送金を受け付けています。日本で就労する外国人の送金ニーズに多言語※2で対応するだけではなく、全国の個人および法人の小口送金ニーズを取り込み、2024年9月現在、累計の送金取扱件数は500万件以上に成長しています。
また、実行委員会として、日本最大級のインドネシアフェスティバルを東京・代々木公園で開催するなど、日本の外国人コミュニティとダイバーシティ社会に向けた活動にも力を入れています。
今後とも変わらぬ応援の程、よろしくお願い致します。
※1 ウニードスの店舗(2024年9月現在18店舗)
※2 18か国のスタッフが在籍、20以上の言語に対応しています。(2024年9月現在)
<当社の概要>
会社名:株式会社ウニードス (英語表記:Unidos Co.,Ltd.)
所在地:東京都新宿区百人町2-4-8ステアーズビル2階
設立:2000年6月27日
代表者:代表取締役 木本 結一郎
資本金:5,880万円
従業員数:約140名
事業内容:海外送金サービス(第一種・第二種資金移動業者:関東財務局長第00004号)
URL:https://kyodairemittance.com/ja
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