【約7割が「AI活用で生まれた時間が生産性や対話を促す」と回答】
AI活用によって仕事は“効率”から“創造”へ ― オフィスに求められる新しい居場所とは?
株式会社アーバンプラン(本社所在地:東京都新宿区、代表取締役:佐々木 央)は、20~50代の正社員を対象に、「AI活用とオフィス空間が促す創造的コミュニケーション」に関する調査を実施しました。

資料作成や分析、アイデア出しなど、業務のあらゆる場面でAIが活用されるようになりました。
では、業務効率化の先に生まれた“時間のゆとり”は、実際にどのように使われているのでしょうか。
また、AIが生み出す「アイデアの種」は、人との対話やリアルなコミュニケーションによって、どれほど育ち、磨かれているのか。働き方が大きく変わる今、オフィス空間にはどのような役割が求められているのでしょうか。
そこで今回、株式会社アーバンプラン(https://urban-plan.com/)は、20~50代の正社員を対象に、「AI活用とオフィス空間が促す創造的コミュニケーション」に関する調査を実施しました。
調査概要:「AI活用とオフィス空間が促す創造的コミュニケーション」に関する調査
【調査期間】2025年11月5日(水)~2025年11月6日(木)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,008人
【調査対象】調査回答時に20~50代の正社員と回答したモニター
【調査元】株式会社アーバンプラン(https://urban-plan.com/)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
AI活用と業務効率化によって生み出される時間と、その意識の変化

はじめに、「職場のAI導入状況」について尋ねたところ、約4割の方が『全ての業務に導入されている(4.3%)』『一部の業務に導入されている(34.8%)』と回答しました。
AI導入が進む企業は全体の約4割であり、半数近くの企業は導入予定もないことがわかりました。
AI活用を業務効率化の手段として取り入れる一方で、企業によっては体制や必要性の認識に差があることがうかがえます。
では、AIの導入によりどれくらい業務が効率化され、時間に余裕が生まれたのでしょうか。
ここからは、前の質問で『全ての業務に導入されている』『一部の業務に導入されている』と回答した方にうかがいました。

「AIの導入によって業務が効率化されたことで、1日に平均してどれくらい時間に余裕が生まれていると感じるか」を尋ねたところ、『30分〜1時間未満(22.1%)』『30分未満(20.6%)』『1〜2時間未満(15.7%)』が上位になりました。
AI導入によって一定の時間の余裕がうまれたと感じている方が多い一方で、その多くが2時間未満と比較的短い範囲にとどまっていることがわかります。
これは、AIが日々の業務の一部をサポートする段階にあることを示しており、全面的な自動化というよりは「小さな効率化の積み重ね」によって時間を生み出している状況と考えられます。
また、2時間以上の余裕を感じる層は少数であることから、現時点ではAIの導入効果が限定的である企業も多いとみられます。
業務内容や職種によって効率化の度合いに差が生じている可能性があり、AIの効果をより広く実感するためには、業務プロセスとの適合性や社内での活用レベルを見直すことが求められるといえるでしょう。
では、AIによる効率化は、職場内の関係性にどのような影響を与えているのでしょうか。
「業務効率化によって時間にゆとりが生まれることは、仕事の生産性を高めたり、職場でのコミュニケーションを促進したりすることにつながると思うか」と尋ねたところ、7割以上の方が『とてもそう思う(14.5%)』『ややそう思う(57.4%)』と回答しました。
7割以上が肯定的な回答をしており、業務効率化の先に「生産性の向上」や「職場での人との関わり」にいい影響をもたらすという考えが広がっていることがわかります。
AIが業務負担を軽減することで、社員同士の対話や創造的な活動に時間を割けるようになると考えられます。
AI活用は「人がより創造的に働くための土台」をつくることに役立っていると言えるでしょう。
AIはアイデアの種を創出すれども、それを良いものに昇華させるのは人とのコミュニケーションである
では、具体的にどのような業務でAIが使われているのでしょうか。
引き続き、前の質問で『全ての業務に導入されている』『一部の業務に導入されている』と回答した方にうかがいました。

「AIを活用している業務」について尋ねたところ、『資料作成(52.8%)』が最も多く、『データの分析や整理(42.6%)』『メールなどの文章作成(31.7%)』と続きました。
AIの活用は、資料作成やデータ整理、文章作成といった文章処理型の業務が多く、日常的な事務作業や情報整理の効率化に寄与していることがわかります。
これらの業務は正確性とスピードが求められる領域であり、AIによる自動化や提案機能の効果を実感しやすい分野といえるでしょう。
AIは現時点で、発想の創出よりも「整える」「まとめる」といったサポートに強みを発揮しており、社員が企画・判断などに関わる業務により多くの時間を割ける環境づくりに貢献していると考えられます。
では、AIを活用して生まれた企画やアイデアについて、同僚や上司と会話をすることはあるのでしょうか。

「AIを活用して作成したアイデアや企画案について、同僚や上司とブラッシュアップのために会話をすることはあるか」について尋ねたところ、約半数の方が『頻繁にある(6.1%)』『ときどきある(45.2%)』と回答しました。
AIを活用したアイデアや企画案について、何らかの形で同僚や上司と話し合う機会がある方が一定数存在し、AIを活用したアイデアや企画案を共有・検討する場が一部の職場で日常的にある様子がうかがえます。
AIを活用したアイデアや企画案について職場内でどの程度会話しているかは、企業ごとの文化や業務体制によって差があると考えられます。
では、ブラッシュアップの場を持つことでより良いアイデアや新しい発想は浮かんでくるのでしょうか。
前の質問で『頻繁にある』『ときどきある』と回答した方に、「ブラッシュアップの場を設けることで、実際にアイデアがより良くなったり、新たなアイデアが生まれたりした経験はあるか」について尋ねたところ、下記のような回答結果となりました。
『何度もある(46.5%)』
『一度だけある(38.1%)』
『全くない(15.4%)』
アイデアがより良くなったり、新たなアイデアが生まれたりした経験がある方が8割を超えており、ブラッシュアップのための対話の重要性が明確に示されました。
AIが生み出す素案はあくまで出発点にすぎず、人の意見交換によって新しい発想へと進化していくことがうかがえます。
アイデア創出のためのオフィス空間のニーズ
次に、自由に過ごせるオフィススペースについて全員にうかがいました。

「あなたの職場には、デスク以外にどのような『自由に過ごせるオフィススペース』があるか」について尋ねたところ、『自由に過ごせるオフィススペースはない(56.4%)』と回答した方が半数以上を占めましたが、『多目的に使えるフリースペースがある(20.8%)』『会話ができるラウンジのような場所がある(18.3%)』『作業に集中するための個別ブースがある(17.3%)』という回答結果も得られました。
オフィス内に多様な働き方を支援する空間が一定程度整備されている様子がうかがえます。
目的に応じて使い分けられる環境を整える動きが進んでいる一方で、依然としてすべての企業にこのような場があるわけではないことがわかりました。
自由に過ごせるオフィススペースの有無は、社員同士のコミュニケーションやアイデア創出にも影響しうるため、物理的環境の充実は創造的な働き方を支える要素の一つと考えられます。
では、それぞれの職場にどのようなユニークな自由に過ごせるオフィススペースがあるのでしょうか。
■職場の「自由に過ごせるオフィススペース」とは?
・カフェ付きスペース(30代/男性)
・ランニングマシンが置いてある(30代/男性)
・芝生(40代/女性)
・マッサージ機(50代/男性)
・社員が昼などに休憩できる和室(50代/男性)
各企業の多様な空間が挙げられました。
社員が業務の合間に心身をリフレッシュしたり、気分を切り替えたりできるよう工夫されたものが多く見られます。
中には、体を動かす設備や自然を感じられる要素を取り入れるなど、休息の質を重視しているものも見られます。
こうした空間づくりは、社員が自分のペースで過ごせる環境を整える試みとして位置づけられており、オフィスの個性や企業文化を反映する要素の一つになっているといえるでしょう。
では、自由に過ごせるオフィススペースをどのように使用しているのでしょうか。
ここからは、前の質問で『自由に過ごせるオフィススペースはない』と回答した方以外にうかがいました。

「『自由に過ごせるオフィススペース』をどのような目的で利用しているか」と尋ねたところ、『気分転換・リフレッシュ(45.2%)』が最も多く、『ランチや軽食(33.9%)』『チームでのミーティング(32.7%)』と続きました。
自由に過ごせるオフィススペースは、主に「気分転換・リフレッシュ」や「ランチ・軽食」など、気分転換や休息の場として活用されていることがわかります。
また、「チームでのミーティング」といった業務上の使い方も一定数見られ、リラックスと業務の両方を支える柔軟な用途が共存している様子がうかがえます。
これらの結果から、自由に過ごせるオフィススペースは単なる休憩場所にとどまらず、社員同士のコミュニケーションや情報共有を促す場所として機能している可能性があると考えられます。
では、自由に過ごせるオフィススペースは人の発想や関係性にどう作用するのでしょうか。
最後に、「デスク以外の『自由に過ごせるオフィススペース』が活用しやすいものであれば、オフラインコミュニケーションが促進され、アイデア創出のきっかけになると思うか」について尋ねたところ、7割以上の方が『とてもそう思う(16.1%)』『ややそう思う(59.3%)』と回答しました。
7割以上の方が、自由に過ごせるオフィススペースが活用しやすければ、コミュニケーションの促進やアイデア創出につながると感じていることがわかりました。
今回の結果から、空間のあり方は社員の関係性や発想の質に影響を与えると考えられていることがうかがえます。
物理的な環境が整うことで、自然な会話や情報交換が生まれやすくなり、それが新しい気づきや企画のきっかけになると捉えられているようです。
オフィス空間は単に業務を行う場ではなく、人が交流し、アイデアを育てる基盤として重要視されつつあるといえるでしょう。
まとめ:AI活用の先に求められる“人がつながる空間”とは
今回の調査で、AIの導入が進む職場は全体の約4割であり、それ以外の企業は体制や必要性の認識に差があることがわかりました。
導入している企業の中では、AIによる業務効率化で生まれた時間の余裕は1日に平均して「30分〜1時間未満」と感じる方が最も多く、AIは日々の作業を部分的に支援する段階にあるといえます。
約7割の方が「AIによる業務効率化が仕事の生産性向上や職場のコミュニケーション促進につながる」と回答しており、生まれた時間を業務の質向上や職場での対話に活かす意識が広がりつつあります。
AIが活用されている業務は「資料作成」「データ整理」「文章作成」が上位を占め、サポート領域が中心ですが、約半数の方はAIが生み出したアイデアや企画案について同僚や上司と話し合う機会が「ある」と回答しており、AIがもたらした成果を人との対話で磨くという新しい働き方の兆しも見られました。
実際に「ブラッシュアップの場を設けることで、アイデアがより良くなったり、新たなアイデアが生まれたりした経験がある」と回答した方が約8割を占めるなど、AIの活用に人との関わりが加わることで、より創造性を高める結果となっています。
一方で、オフィス環境に目を向けると、自由に過ごせるオフィススペースがある企業は約半数にとどまります。
一部の企業には自由に過ごせるオフィススペースとしてカフェスペースやマッサージ機、和室など、社員が気分を切り替えられる空間を整備している事例も見られました。
こうした空間は、休息やリフレッシュだけでなく、チームでのミーティングや雑談の場としても機能しており、コミュニケーションの質を高める役割を果たしています。
7割以上の方が「自由に過ごせるオフィススペースが活用しやすければ、コミュニケーションが促進されアイデア創出につながる」と回答しており、物理的な環境と発想力の関係性が強く意識されていることが明らかになりました。
これらの結果から、AIが業務効率化を支える一方で、創造的な価値を生み出すのは「人と人がリアルに関わる場」であることが示されています。
業務効率化の先に生まれた“時間のゆとり”をより創造的に活用するために、人が自然に集まりアイデアが交わる空間づくりは重要であるといえるでしょう。
現代のオフィス・働き方の課題をまとめて解決したいなら

今回、「AI活用とオフィス空間が促す創造的コミュニケーション」に関する調査
を実施した株式会社アーバンプラン(https://urban-plan.com/)は、オフィス設計から書類・電話・備品管理までトータルにサポートするサービス「働き方365」を提供しています。
これまでのオフィス運用は、「出社ありき」の働き方や「1人あたり○○坪」といった面積基準が一般的でしたが、コロナ禍を経て働き方が多様化した今、企業ごとに最適なオフィス環境やITインフラの整備が求められています。
お客様のイメージしたオフィス空間を「カタチ」にして、さらにその先にある働き方をご提案すること。それがアーバンプランの強みです。
業務パフォーマンスを最大化し、柔軟な働き方を実現するために、ぜひ当サービスをご活用ください。
「働き方365」サービス紹介動画:https://urban-plan.com/service.html#workstyle365
■「働き方365」で解決できること
・Microsoft 365の活用
スケジュール・会議室管理、Teamsによるコミュニケーション活性化や、SharePoint Onlineを活用した社内情報・ナレッジ共有の効率化。
・書類のクラウド化
膨大な量の文書もデータ化することで、どこからでも業務データにアクセス可能。オフィス空間の有効活用にもつながります。
・代表電話・内線のクラウド化
社内電話もクラウド化することで、どこにいても電話対応が可能。営業所ごとに電話番号を設定する必要もなくなるため、全国で代表電話を一つにすることも可能になります。
・備品管理「インベントリー・データサービス」
いつ購入したか、どこで使用されているのか、だれが使用しているのかなどのデータが確認でき、資産管理の効率化が可能。また、オフィス専門一級建築士による空間デザインとITインフラの最適化をワンストップでご提案します。
【お問合せ先】
アーバンプラン東京本社:TEL:03-5909-0515
お問い合わせフォーム:https://urban-plan.com/contact.html
株式会社アーバンプラン

✓物件選びから移転までワンストップで
お客様がそれぞれの業者と対応される際、オフィス移転に関わる業者数が多く調整作業が膨大になります。
アーバンプランはプロジェクトを代行し、ワンストップのプロジェクトマネジメントで業者間調整をスムーズに行います。また、無駄な作業を省くコストパフォーマンスの提供や、移転後のアフターフォロー、原状回復工事も行います。
✓働く人のためのオフィスづくり
お客様の「キモチ」にとことん寄り添い、お客様のイメージしたオフィス空間を「カタチ」にします。
時には各部署からメンバーを集め、ワークショップや説明会を通じて実際に働く方の意見を取り入れ、移転が楽しみなオフィスを提案します。エントランスのブランディングや生産性向上のためのワーキングスペース構築も承ります。
✓マルチベンダーならではの幅広いラインナップ
従来のオフィスづくりは、オフィス什器をパズルに組み込むような作業でした。
マルチベンダーである当社なら、お客様のご要望に応じて、一つのメーカーに限定せずに提案が可能です。新しいオフィスにとって最適なものを、幅広い選択肢から選んでいただくことができます。
新しい働く場にどのような空間が最適なのかを吟味し、時にはメーカーの既製品ではなく、造作什器もご提案いたします。
■株式会社アーバンプラン:https://urban-plan.com/
■東京本社TEL:03-5909-0515
■横浜営業所TEL:045-226-3566
■名古屋営業所TEL:052-589-9981
■大阪営業所TEL:06-6360-6556
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