AI翻訳ソリューション「FLaT」のPDF翻訳をアップデート。 「翻訳優先/レイアウト優先」モードを搭載し、用途最適化を実現
契約書から図面まで、用途に応じたモード選択で業務効率化と品質担保を両立
株式会社みらい翻訳(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:鳥居 大祐)は、90万人が利用するAI自動翻訳ソリューション「FLaT」 (*1)のPDF翻訳をアップデートし、翻訳時に用途に応じて選択できる「翻訳優先」「レイアウト優先」の2モードを新たに搭載しました。
本アップデートにより、契約書や技術文書など文字情報の網羅性を重視する場合は「翻訳優先」を、図面やグラフが多い資料など見た目の再現が不可欠な場合は「レイアウト優先」を選択できるようになりました。文書の種類や用途に沿った出力が可能になるため、翻訳後の加工や手直しを最小限に抑えられます。

■モードの概要と適用例
<翻訳優先>
特 徴: PDF内のテキストに加え、画像内の文字もOCRで取得して翻訳。取得できる文字情報の範囲が広がる分、再配置の過程でレイアウトが変わる場合があります。
適用例: 契約書や技術文書。スキャンPDFなど画像内の文字まで訳したい文書。
<レイアウト優先>
特 徴: PDFに埋め込まれたテキストレイヤーのみを翻訳し、図面や画像・図表の見た目と配置を優先して保持。※画像内の文字は翻訳対象に含まれません。
適用例: 製造業の設計図面・CAD出力、グラフの多い資料、マニュアルやカタログなどビジュアル
の完全性が重要な文書。
※両モードとも同一翻訳エンジン・用語集適用により翻訳精度は同等です。
■背景と展望
従来のPDF翻訳は、画像内の文字を含む文書内の文字情報を可能な限り翻訳する設計で、テキスト主体の報告書や契約書などで高い効果を発揮してきました。一方、複雑な図面やグラフを含む文書では、画像内のテキストを解析して翻訳し、ファイルを再構成する過程でレイアウト崩れや画像の一部欠落が生じるケースがありました。
今回、テキスト取得範囲とレイアウト保持方針を選べる2モード化を実装し、文書の目的に応じた最適な出力を実現しました。これにより、翻訳後の修正工数や手戻りの削減、設計図面や操作マニュアルなどビジュアル重視の文書での活用拡大が期待されます。みらい翻訳は今後も、ユーザーの運用実態に即した改善を継続し、品質と効率の両面で価値向上を図ってまいります。
(*1) 「FLaT」の一部は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT(エヌアイシーティー ))の研究成果を利用し、株式会社みらい翻訳にて製品化したものです。
<株式会社みらい翻訳について>
株式会社みらい翻訳は「言語の壁を取り除く」をビジョンに、世界のすべての人々に英語を母語とする人々と同じ体験を与えるべく、自社プロダクトAI自動翻訳「FLaT」「みらい翻訳Plus」を中心に、ランゲージサービスプラットフォーマーとして事業を展開しています。
■所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目22番3号 渋谷東口ビル 2F
■代表者:代表取締役社長 鳥居 大祐
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