"eo SwimBETTER" 査読研究で信頼性と実用性が確認されました
eo SwimBETTERは、実際のトレーニング環境で技術的・パフォーマンス関連の変数をモニタリングする有用で有望なツールであることが示されました

2022年6月1日にオーストラリアで販売開始された水泳用データ測定デバイス「eo SwimBETTER」は、現在も継続的に機能改善とアップデートが行われています。
このたび、スイスに本拠を置く「多分野デジタル出版機構(MDPI)」より、eo SwimBETTER の査読付き研究(専門家による厳格な審査を経て学術雑誌に掲載された研究)論文が発表されました。
検証の結果、さらなる研究が必要ではあるものの、
-
信頼性が高い → 繰り返し測定しても安定した値
-
ストローク頻度の測定は妥当 → 既存機器と一致
-
運動強度の違いを検出できる → 感度がある
と結論づけ、eo SwimBETTERは「有用で有望なツール」であり、信頼性と実用性が確認されました。
本論文の要約は下記のとおりです。原文(英語)はこちらからご覧いただけます。
eo SwimBETTER デバイスの測定精度に関する研究(要約)
受理: 2025年9月25日
改訂: 2025年10月22日
採択: 2025年10月29日
出版: 2025年11月5日
研究の目的:
水泳選手の手のひらに装着するデータ測定デバイス「eo SwimBETTER」が、50mと200m自由形における力学的データ(キネティック変数)と動作データ(キネマティック変数)を正確に測定できるかを検証しました。
研究方法:
参加者: 10名の競泳選手(男性7名、女性3名、20±3.5歳)
実施内容: 連続しない3日間で50m全力泳を3回実施し、3回目のセッションでは30分休憩後に200m全力泳も実施
測定項目: 力の強さ、ストローク頻度、泳ぎの各局面(グライド、プル、リカバリー)の時間配分など
主な結果:
1. 信頼性(Reliability)
-
3回の測定で数値が非常に安定していました
-
キネティック変数(力)とキネマティック変数(動作)の両方で高い信頼性を確認
2. 妥当性(Validity)
-
ストローク頻度の測定において、既存の信頼できる機器(NK Sports®のストップウォッチ)と比較したところ、統計的に有意な差はなく、測定の正確性が確認されました
3. 感度(Sensitivity)
-
50m泳と200m泳で平均力に8.75%の差を検出
-
統計的有意差はありませんでしたが(p = 0.099)、効果量(Cohen’s d = 0.57)は中程度で、異なる運動強度の違いを捉える能力があることが示唆されました
実用的な意義:
-
リアルタイムフィードバック: 練習中に即座にデータを確認できる
-
非侵襲的: 泳ぎの動作を妨げない
-
個別トレーニング: 各選手の技術的な弱点を特定し、改善に役立てられる
-
疲労モニタリング: 疲労による力の変化を追跡可能
研究の限界と今後の課題:
-
サンプル数が少ない(10名)ため、より多くの選手での検証が必要
-
自由形のみの検証で、他の泳法での有効性は未確認
-
他の測定機器との詳細な比較が必要
結論:
eo SwimBETTERは、実際のトレーニング環境で技術的・パフォーマンス関連の変数をモニタリングする有用で有望なツールであることが示されました。ただし、さらなる研究が必要です。
ご購入方法
ハンドセットのご購入は、eo SwimBETTER 日本語サイト、または「スポーツアイウェアブランド SWANS 公式ウェブサイト・オンラインショップ」よりお求めいただけます。
eo SwimBETTER 日本語サイト
SWANS 公式ウェブサイト・オンラインショップ
https://swans.co.jp/product/list/category/297/298/
ハンドセット販売以外の業務(eoメンバーシップの加入、お問い合わせ、修理・交換、情報更新 等)につきましては、カスタムプロデュース株式会社にて承ります。eoカスタマーサービス( supportjp@eolab.com )までお問い合わせください。
過去の関連プレスリリース

eo (イオ)とは
ラテン語で"進歩"を意味する「eo」は、新たな研究発見とイノベーションをスポーツに応用することで、身体に潜在するあらゆる力を解き放ちます。パフォーマンスの向上、回復と適応の促進、ケガの予防、リハビリを支援する製品などでアスリートが自らの限界を再定義する一助となり、スポーツやテクノロジーにとらわれない多くの専門分野にアプローチしていきます。
本件についてのお問合せ先
eo カスタマーサービス
Eメール:supportjp@eolab.com
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
